1 pixel|サイバーエージェント公式クリエイターズブログ

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初めまして、天下統一クロニクル開発者の岸知秀といいます。
普段は開発の方向性を決めたり、ゲーム全体の品質向上などを主に行っています。

ご当地×美麗イラストに注力しているゲームなので、今日はカードイラストの制作にまつわる話を企画(プランナー、ディレクター)側目線で簡単にご紹介させて頂ければと思います。

製作の体制

このゲームは公開当時から700枚という驚異のイラスト枚数から開始しました。
そして毎月、100を超えるイラストを描いて、実装しています。

そのため、絵を描く人はチーム内外に100名以上いるのに加え、
それを補助・管理するメンバーが常に3名、兼業で4名が参加しています。

一口にいっても絵が描けるメンバーや、進行管理に特化したメンバー、
イラスト指示書の製作がうまいメンバーなど役割も多様です。

また、内部だけでなく「工画堂」様などのアートディレクションチームにも参加いただいています。

ソシャゲという単語で思い浮かぶ規模より、大分大きい規模かもしれません。

イラスト製作の流れ

絵師様が作業に入る前に内部で行うものとして主に次の2ラインが並行して走っています。

①絵師様を探す⇒連絡とって契約⇒③へ
②題材の選定⇒設定作成⇒キャラクターデザイン⇒③へ


題材の選定はこのゲームにおけるキモともいえる部分で、
「季節的にこんなカードが必要じゃないか」「バランス的にXX県のRカードを増やしていこう」など大体、3~5か月くらい先を見ながら運用しています。

公式ツイッターなどを通じてお客様からリクエストを集めて、それで増えたりもしています。
上記の二つがそろうと絵師様への発注となります。

③発注⇒構図作成⇒ラフ⇒着色⇒完成⇒④へ
イラストが完成してからも結構実装までには行程があります。
カードの枠をつけたり、プロフィール用のサムネを切りだしたり、
少しでも容量を小さくするために、一枚一枚劣化がないか確認しながら圧縮をかけたり、ですね。何気に大変です。これは内部のチームで行っています。

④レアリティによる調整⇒ゲーム素材化⇒実装

レアリティにの話は後述してあります。

以上、この流れが基本系となっていて、早いと2週間、長いと3か月くらいかかります。

まだ未実装のイラストなんですが、
制作中のラフとその発注に使った資料を、
このブログを読んでいる方だけに先にちらみせしちゃいます。

*キャラクターデザイン:河原麻里奈

気を使っているポイントと苦労したポイント

天クロでは美麗というところで、品質にはもちろんとても力を入れいます。

それを前提として、「愛されるカード」「どの人でも絶対好きなカードがある」というコンセプトをチームの中で掲げています。

そもそも天クロは地元愛をテーマにしてるので、
どの題材にも日々それにかかわる人・好きな人がいます。
なので、どの題材のカードも、しっかり作ろうという、という感じです。

普通の開発現場や、開発セミナーでは、予算は極端に振り分けて
ノーマルは安く数をそろえ、高レアリティに予算を多く積む。のが定石とされています。

しかし、天クロではレアリティに応じて予算を変えるのをやっていません。

ぱっと言うといいことのようにも聞こえるし、実際いいことだと思って始めたのですが
そのために当初苦労した点もありました。

低レアリティ(ノーマル)と高レアリティ(Sレア)の品質差です。

どちらも力ある作家様に、力を入れて描いてもらっています。
そうするとノーマルが豪華になりすぎて、Sレアが欲しい欲求が湧きません。
これは当初、とても色々な人に指摘されました。

とはいえ、ノーマルもしっかりいいカードにしたい。欲しいって言われるカードにしたい。
というわけで色々と試行錯誤を繰り返しました。

ひとつのシンプルな回避方法としては、
「最終的にはカメラの距離と構図」を利用しました。

ノーマルほどキャラクターの顔を大きく(カメラに近く)静止した瞬間を題材
Sレアになるほど人物の顔を小さく、動いている瞬間をとらえ、濃淡の差を強くつける。

これを使い分けることで、
どちらも素敵で綺麗なイラストなのに、レアリティの差が現れるようにしています。

カード絵をこれから描く方はぜひ意識してみてください。
大分印象が変わると思います。
(しかしカード絵のレギュレーションはメーカーによって違うので、
 それに倣う必要はあると思います)

*天クロで実装してあるカード
上段がノーマル。下段がHレア・Sレアというトップレアリティ群。

「欲しい絵」を作る感覚を大切にしつつも、客観も忘れないデータ分析

「リーダーカードに設定されているカード」だったり、
バナーにキャラクターを使う時は、「どのキャラクターがクリックされるか」など様々な情報を集めています。
*リーダーカード:ゲーム内における自分の顔(アバター)のようなもので、ゲーム的に強くなるなども利点はない。

それらを集めて、常に人気があるイラストの方向性などを分析し、チームに共有をしています。
こうした運用を重ねていくことで、愛されるカードイラストを作っています。

おかげさまで12/25時点で、
会員数、日々遊んでいるお客様の人数でNo.1になることができました!
これからもどんな方でも、必ず好きなカードがみつかるカードゲームとして
日々開発をがんばっていこうと思います。

さて、かなり長くなってしまったので今回は以上で終わりにしたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!

最後に天下統一クロニクルでのイラスト製作に
興味がわいた方がいらっしゃったらこちらまでご連絡ください。
tnk47_1pixel☆cyberagent.co.jp
☆→@

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