ここ数か月、夜中に手仕事をすることが多いです。

その手仕事のお供は、深夜放送。

ラジオ深夜便やNHKの深夜の放送です。

一昨日の夜はテレビの方を観ながら(つけながら)、

作業をしていました。

クローズアップ現代、プロフェッショナル仕事の流儀、

そして最後に羽生結弦くんのスケート「花は咲く」。

阪神淡路大震災関連の番組がやはり多かったです。

20年経った今も、本当の復興とは程遠い生活をされている方。

復興住宅での高齢化が進み、孤独死でなくなる方も多数。

伴侶の死、家族の死、深い悲しみと絶望から未だ生きがいを

見い出せずにいる方…。

形の復興だけでも大変なのに、その根底にある心の復興は

計り知れないくらい難しいのだと知りました。

復興って何だろう。

東日本大震災を経験したので、とても他人事とは思えなくて。

きっと表に出てこない苦労や苦悩は、私の想像以上にたくさん

存在するのだと…思いました。

こうして、なにがしかの形で見て、聞いて、知ることを

続けていかなければいけないと感じます。

知らなければ考えることもしないでしょうから。

当たりまえと言えば当たり前ですが、人は悲しいことに忘れる

こともいっぱいあります。だから、思い出すために。

また、時とともに変化もありますから、その変化を見逃さないように

しないといけませんね。

プロフェッショナル仕事の流儀では、ミスターエンジンと呼ばれる

方のお話を観ました。

大手ではない車会社で、他社が開発をしなかった、エンジン

そのものの画期的な開発をし世界から注目された人物の話。

何十年もの間、日の目を見ずに苦労と屈辱の日々の中で

懸命に生き抜いてきた人の姿に心打たれました。

どんなに努力が報われなくても、人間はあきらめちゃダメなんだ

と教えられました。

この世の中を生きてゆくのは本当に厳しいけれど、こういう人が

同じ日本にいると思うと、私なんかまだまだだと思いました。


そして寝る前に観たのが、羽生結弦くんが初めて観客の前で

演じた「花は咲く」。お客さんの前では初だというその姿は、

涙なしには観られませんでした。

どうしてこんなふうに人を惹きつけるのでしょうね。

彼の感性とスケーティングの素晴らしさは何とも言えないです。

枯れたガーベラは、震災で傷ついたその地域と人の心を象徴。


その悲しみは消えることがなくても、希望を捨てないでと言って

いるような彼の表情と演技。

最後にかわいらしい女の子が、きれいに咲くピンクのガーベラを

羽生くんに渡していました。

愛おしそうにそのガーベラを見つめ、胸に抱く彼の姿に…

無意識に涙が~。。。


単に彼がカッコいいとか演技が上手だということじゃない

気がするのです。

人の心にぐっと入り込むものを彼は持っている。

だから娘も大好きなのか…どうかはわかりませんが、

母娘で彼の大ファンです。

ちなみに娘は真央ちゃんも大好きです。

トップアスリートが好きなのか、どうなのか。

さらに高橋大輔選手も好きです。

きっと、感性豊かでその表現力と技術のバランスが優れている

人に心を奪われているのだと思います。


…どの番組も、私の心を動かすものでした。

そして深く考えさせられる内容でした。

自分の知らないこと、知るべきこと、忘れてはならないこと。

心の耳を澄まして聞いていかねばならない声がある。

その声に耳を傾け続ける、真実を知る必要性を、

改めて感じた真夜中でした。

今私たちがここに生きる幸せを、当たり前のものとして

行かないために。

できうる限り、見て聞いて知ろうと思います。




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