2012-01-31 14:06:15

misonoカバALBUM2

テーマ:misono

misonoの2nd Cover Album 「misonoカバALBUM2」



自分探し。



1.TOMORROW(ANNIE)

作詞:Martin Charnin 訳詞:片桐和子 作曲:Charles Strouse 編曲:アキラスター


とりあえず一曲目はポジティブなカバー曲から。
前作では岡本真夜の往年の名曲「TOMORROW」をカバーしてましたが、今回のTOMORROWはミュージカルでお馴染みの方のTOMORROWです。基本的に大人より子供が歌うような曲なのか、随分とキーが高く設定されてる曲なんだけど、そこらへんはmisonoお得意のハイトーンボイスを上手く活かせてると思います。

しかし随分とパンク調になっていて、そんなポップなミュージカル音楽とはまるで正反対。結構昔からある曲なのにアレンジと歌う人次第でここまで現代ポップスになるのかと。全然古臭さを感じないですね。

大抵こういうのカバーしてしまうと「原曲に対して失礼だ」とか言う人が多いんだろうけど、原曲とは全然違う目線で新しい解釈が出来るという意味では正解やと思う。




2.misonoが恋人に歌って欲しい! ウルフルズメドレー

作詞&作曲:トータス松本 編曲:西川進


前作に続いて今回のメドレーシリーズ第1弾はウルフルズ。
サムライソウル→ええねん→バンザイ~好きでよかった~の順になっていて、感動系ウルフルズの楽曲が並んでます。全体的に疾走感のあるパンク調で統一されてて、前作のメドレーのような目まぐるしさが無くて結構すっきり。関西育ちなmisonoですから、ウルフルズの関西弁混じりな歌詞も違和感無くこなせてますしね。

男女の声の違いでバンザイだけは多少変に思うところもあるけど、前2曲は良い。さすがにトータス松本並みに唸りはしないけど、近いところまでやってくれてますし。

しかし「misonoが恋人に歌って欲しい」って言ってるのに自分でこんだけ歌いんでしまったら、仮に恋人が出来ても歌ってくれへんのとちゃうんでしょうか?ww




3.天城越え

作詞:吉岡治 作曲:弦哲也 編曲:西川進


これまた予想外な選曲にして予想外なアレンジ。
タイトル見た瞬間パッと浮かんでくる人も多いかとは思いますけど、石川さゆりのあの天城越えのカバーです。

misonoは結構ビブラートやコブシ利かせれるシンガーなので、演歌を歌うこと自体はそんなに悪くないんです。ですが、これもアレンジがパンク調。三味線の代わりがギターですかww

1曲目はまだ擁護できたけど、流石にこれはちょっと…。微妙に効果音で和の雰囲気を作ろうとしてるのは分かるんですが、これなら普通にカラオケになってもいいから原曲へのオマージュをしっかりとして欲しかった。

中盤に和太鼓のソロで祭りっぽくしてもなぁ。これ祭りの曲ちゃうでしょ。




4.私がオバさんになっても

作詞:森高千里 作曲:斉藤英夫 編曲:江口亮


お口直しという意味なのか、一気に時代を飛んで90年代へ。
そんな90年代を代表するアイドル・森高千里の代表曲でもある一曲なんですが、アレンジャーが違うこともあってやや控えめなバンドサウンドを携え、misonoなりにキュートなアイドルソングを歌いこなしてます。

寧ろ歌唱面だけ見たら森高千里よりも良いかもしれない。

これこそカラオケに限りなく近い、原曲を忠実に再現したものになりますが実際これ位で丁度良いですね。恐らくリアルタイムに聞いてた世代には嬉しい限りの懐かしさを覚えるんじゃないかと思います。

ただ、当時の結婚式には定番ソングだったそうだけど、misonoが歌うとどうしても結婚式というイメージではなくなりますねwどっちかっていうと女子会。




5.misonoの青春ソング! メドレーⅠ from JUDY AND MARY

作詞:Tack and Yukky、YUKI 作曲:TAKUYA 編曲:西川進


メドレー第2弾。今度はmisonoの青春時代にスポットをあて、ジュディマリを。
デビューアルバムのフィンガー5メドレーと同様に冒頭と最後に同じ曲を入れて間にちょこちょこ違う曲を挟むというタイプのメドレーなんですが、選曲が中期~後期ジュディマリの物だけなので結構カオス。

曲順はmotto→ミュージック ファイター→ジーザス!ジーザス!→ラブリーベイベー→mottoになってるので、分かる人からは思わず笑いが出てしまう選曲だというのがパッと見ただけで分かるでしょう。所謂パンク系統な楽曲揃い。辛うじてジーザス!ジーザス!だけはまったりしてるっていうだけ。

そしてアレンジもこっちは原曲に忠実にパンク調。特にmottoの原曲さながらのアグレッシブっぷりは引けを取らないw以前PUFFYもmottoをカバーしてたけど、個人的にはmisonoバージョンのが好きだ。メドレーなんかにせずに普通にこれだけ歌って欲しかった。




6.ズルい女

作詞&作曲:つんく 編曲:西川進


シャ乱Qの代表曲のカバー。
意外と選曲としては珍しいところを突いて来るようにも思います。他にシャ乱Qのカバーってあんまり聞いた事ないですし。しかしこれはカバーっていうか、ほとんどカラオケですな。

元々バンドサウンドな曲なのに、あえて同じバンドサウンドで塗り替えようとしてるけどどうせなら意外な方向性でエレクトロなんかにしてみても面白かったんじゃないかと。これではそのまんま過ぎてカバーとしては大して面白みはない。

だが、つんくのキー自体がどっちかっていうと女性寄りの高めなこともあってかmisonoのキーには結構合ってる。でもあの少ししゃくれあがるような歌い方をmisonoがやるとアイドルっぽくなり過ぎて若干嫌気が刺すこともあるが。

ウルフルズで合わせ切れなかったツケをここで挽回しようという魂胆なのでしょうかね。




7.あゝ無情

作詞:湯川れい子 作曲:NOBODY 編曲:西川進


アン・ルイスのカバー。
ここ数年の間、アン・ルイスって結構ブームなんでしょうか。ちょこちょこ色んな所でカバーを聞くような気がします。元祖ガールズロッカーの名に恥じない王道歌謡ロック調なアレンジは今作における西川氏が手掛けたものの中では無難だけども一番イイ。

少しエレクトロ混じりで現代ポップスにも充分通じるし、全体通してマイナー調なコード進行の陰鬱とした雰囲気も損なってない。しかし普段のmisonoの世界観よりも随分と上の世界を歌ったものなので、聞いてくうちにどんどん違和感が…。

別にハスキーな声の方が合ってるとかそういう意味ではないけど、misonoには大人過ぎるんじゃないかと。吐き捨てるように歌う部分は少しばかりカッコイイと思ってしまったが。




8.気のきかないケーキで誕生日

作詞&作曲:所ジョージ 編曲:井上慎二郎


これまた選曲というか人選からして意外な所ジョージのカバー。
多分シングル「家族の日」という曲で所ジョージが楽曲を手掛けたので、そのお礼という意味も含めての選曲なんでしょう。残念ながら今作で唯一原曲を知らないのでどう違うのかとかは分かりませんが。

ただ、所ジョージならではのシュールだけどツボを付いた世界観をファニーなコーラスやおちゃらけた歌唱法で歌いこなす部分はやっぱプロならではかな、とも。結構合ってます、これ。

ポップでロックなサウンド自体も「あぁ、これこれ。これがmisono」っぽいとも思うし、一番期待してなかった曲で一番美味しい思い出来ますw




9.木綿のハンカチーフ

作詞:松本隆 作曲:筒美京平 編曲:江口亮


最後は太田裕美の往年の大名曲のカバー。
原曲へのオマージュも忘れず、全体的にはフォークを下敷きにソフトテイストなミディアムロック調に仕上がってて聴き心地抜群。太田裕美ほどの優しい歌声ではないけど、声質自体は似てる部分があるので、聴いてて懐かしい気持ちになってきます。

中盤でパンクっぽくなってしまうのだけはどうも残念で仕方ないけど、原曲の良い所自体はしっかりと押さえてあるので途中で「もうえぇわ」って思う事もないですし。多分元々が名曲過ぎるから多少ボロが出てたって全然問題にならないんでしょうねw

都会に出て行き変わってしまう彼と、地元に残り帰って来るのを待ってる私とを描いた曲なので今みたいなスイーツ系で収まるものでもないですし、いやはや大分がんばってくれましたよ、misono。改めて名曲だと思い知らされた。






全体評価。


前作のカバーアルバムからたった4ヶ月でのリリースとなったカバーアルバム第2弾。

どうもav●xのアーティストは売り上げがあまり宜しくないとカバーアルバムを出して手堅く稼いでいかそうとする方向性があり、「遂にmisonoもそこに嵌ってしまったのか」というのが聞くまでの印象。しかも第1弾がそこそこ好評だったらしいので、それで急遽作ったという感じ。時間の無さがオケに丸々反映されるってどやねん。

だからきっちり聞き込めば聞き込む程原曲へのオマージュは薄れていくし、選曲自体も珍しいものこそあれど、misonoの得意な所を基準にしてるっぽいので、人によってはビックリする程興味の無いものばかりかもしれない。普段チャレンジしないような路線にもっと踏み込んで欲しかった。

しかし、流石に演歌はどうかと思ったけど、それ以外は得意な部分を生かしてるせいかボーカル自身は然程問題に思う部分もないし、どっちかっていうとカラオケ一緒に行って欲しいなとちょっと思えたりする。盛り上げ役とかでね。

ただ、個人的にmisonoの歌唱力は高いと思ってるので、話があるのならば是非とも第3弾は時間をかけてじっくりと作りこんで欲しいところ。

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