2010-06-09 23:29:56

Black Cherry

テーマ:倖田來未

倖田來未の5th Album 「Black Cherry」



自分探し。



1.INTRODUCTION

Words,Music&Arrangement:Daisuke "D.I" Imai


いつも通り、恒例のイントロダクション。

今井大介らしさ全開のブラックミュージックの要素を随所に盛り込んだ曲風になってます。後にフルバージョンも作成されてる曲だけど、このバージョンだけでも既に完成してしてる気がする。
ってか別に歌いらんよなー←




2.Get Up&Move!!

Words,Music&Arrangement:Daisuke "D.I" Imai

タイアップ:スズキシボレーMV CMソング


勢いそのまま、同じく今井大介が手掛けるダンスナンバー。

SHAKE ITなどとはまた違った、大人の色気のプンプン漂う妖艶な曲で、倖田來未の「今」がこれ一つに濃縮されてると言っても過言ではない。

のっけからこれだけブチかまして大丈夫か?と思うけど、全然大丈夫っていう余裕がたっぷりなところも成長の証ですね。雰囲気的にはGet It On辺りが近いものあるかなぁってところです。




3.人魚姫

Words:Kumi Koda Music&Arrangement:Miki Watanabe

タイアップ:東芝携帯電話Vodafone 705T TVCMソング


夏を彩るシングル「4 hot wave」からの一曲。

倖田來未史上最大のロッキッシュでパンチの効いた曲で、かなりド派手にガンガン攻めてきます。

タイトルだけ見れば随分可愛らしい曲なのかと想像しがちなので、このギャップが地味に熱いw
それでもあゆの曲ほどロックしてるってわけではないですが。普通のハードロックを日常的に聴いてる人からしたらまだまだってとこです。

なんていうか、若干違うかなぁって思うんですよね。声がハスキーだからロックが合いそうって思ったけど実際やってみると違和感を覚える。




4.夢のうた

Words:Kumi Koda Music:Hiroo Yamaguchi Arrangement:Tohru Watanabe

タイアップ:テレビ朝日系ドラマ「だめんず・うぉ~か~」主題歌、ドワンゴ TVCMソング


今度は秋のシングル曲。同じメロディーに違う歌詞を乗せ違う世界観を見せるという事でも話題となった両A面シングルの1曲目の方です。2曲目だった「ふたりで…」は今回未収録。

やっぱ出した時期が時期だけにちょっと黄昏気味に切ないバラードナンバーになっていて、別れを歌った歌詞との相性もバッチリなドラマティックなアレンジが何とも魅力的。
奥華子の曲のパクりとも言われた曲だが、それを吹き飛ばすパワフルな歌声が印象に残ります。熱唱系ですね。




5.月と太陽

Words:Kumi Koda,Yoko Kuzuya Music:Yoko Kuzuya,OCTOPUSSY Arrangement:OCTOPUSSY

タイアップ:ジェムケリーTVCMソング


SOULHEADでお馴染みのOCTOPUSSYがアレンジを手掛けるR&Bバラード。
やや硬派なアコギとビートを軸に、しっとりと芯のある艶やかな歌声で曲全体に柔らかさを醸し出してます。

ムード歌謡曲風なところもありながら、クールな部分と愛くるしい部分との両方を上手く表現出来てると思う。

クールなのが月で愛らしいのが太陽ってところですね。

ややメロディーが弱いのが残念だが、小休憩くらいの位置に来てるってこともあって垂れ流しに最適。




6.Puppy

Words:Kumi Koda Music&Arrangement:Miki Watanabe

タイアップ:コーセー・ヴィセ「ラッシュ エスカレーション」TV-CFソング


スイングビートを主軸に、右へ左へと跳ねるポップなメロディーが印象的なアップテンポナンバー。

前からこの手の曲は時々あったけど、今回は完全に愛犬である「ラムちゃん」の目線で歌詞を書いたということもあって、歌詞の内容は甘すぎる位に可愛らしいです。

まぁそれだけ言ってしまえば「犬のことを一般人に聞かすな」とか言われそうだけれど、彼氏にゾッコンな女の子の気持ちを歌ってるとも取れる内容なので、一概に犬の歌とも言い切れないところがやっぱ愛らしいw




7.恋のつぼみ

Words:Kumi Koda Music&Arrangement:Yusuke Kado

タイアップ:ドラマ「ブスの瞳に恋してる」主題歌


2枚目のベスト後、最初にリリースした曲でロングヒットを記録した、倖田來未史上最もポップやなぁと思わせるアップテンポナンバー。

シングル曲では初めて歌詞に関西弁を盛り込んであって、そこらへんは京都の人やなぁと思う。でも語尾をちょっと関西っぽくしてるってだけなんで、標準語しか知らない人でも全然意味は理解出来るはず。ストレートなラブソング。

恋愛中の弾けた気持ちがサウンド面にまで出てきて、キラキラとしたポップスになってます。個人的にはそういう倖田來未は望んでないんですけどね。




8.WON'T BE LONG~Black Cherry Version~

Words&Music:Bro.KORN Arrangement:h-wonder


EXILEとのスプリットシングル「WON'T BE LONG」のソロバージョンのリミックスバージョン。

シングルでは、ほぼまんまなアレンジで「倖田來未とEXILEのカラオケ状態」になってましたけど、このリミックスではかなりブラック要素満載なアレンジになっててめちゃめちゃカッコイイです。
とてもじゃないがh-wonderのリミックスとは思えない。無駄な要素を徹底して削ぎ落としてて、シンプルながらも渋さとらしさが出てる。

どうせならもっと重低音強くしてウーハー仕様にしてくれてもよかった位。




9.JUICY

Words:Yo Taira Music&Arrangement:STY

タイアップ:ジェムケリーCMソング、オリコカード(倖田來未カード)CMソング。


再びシングル「4 hot wave」から。このシングルの中では最もエロさを感じるR&Bナンバー。

それこそ2曲目とは真逆ですね。ディープかつドープで、クールなはずなのに、じっとりと肌にまとわりつく汗のような熱さも感じる。
結構洋楽のR&Bっぽい要素もあって個人的にはかなり好きなんだけど、ややアングラ傾向になりつつあるので苦手な人も以外と多いかも。終盤の吐息がエロすぎww




10.Candle Light

Words:Kumi Koda Music:Yoko Kuzuya Arrangement:Tohru Watanabe

タイアップ:森永製菓「ウイダー プロテインバー」CMソング


シングル連発の合間に、ちょっとした小休憩的なバラード。

ピアノ一本だけをバックにしっとりと歌い上げてます。別れた恋人への思いを歌った切ない一曲で、今にも崩れ落ちそうなボーカルが尚更いい味出してて本気でグッと来る。
しかしこのアルバムでの葛谷葉子曲は休憩ポイントにばっかり挟まれてますな。いや、別にそれがなんだって話しなんだが。もうちょいメジャーなところに入れてもいいんじゃないかと。




11.Cherry Girl

Words:Kumi Koda Music:Curtis A.Richardson,Charlene Gilliam,Andreao "Fanatic" Heard,Sherrod Barnes Arrangement:Andreao "Fanatic" Heard,The Conglomerate

タイアップ:東芝携帯電話「SoftBank 811T」TV-CMソング、自主制作ドラマ「Cherry Girl」主題歌


今作の先行シングル曲1曲目。

正直、この曲が出るまでアルバム自体そんなに期待してなかったんだけど、これ一つで一気に購入意欲が増した。とにかくカッコいいんだよ。

今までに無かったタイプの曲っていうのもあるねんけど、パンチの効いたギターとビートが絡みに絡みまくってて独特のダークな雰囲気がプンプンする。トラックメーカーが海外揃いだからって事もあるのかもしれんがね。

R&Bでもあるし、ロックでもあるし、ポップスでもあるし、色んないいとこが一つに纏まった感じ。

売れてもまだ新しいことに挑戦するっていうその倖田來未の姿勢も好印象。




12.I'll be there

Words:Kumi Koda Music:Shintaro Hagiwara Arrangement:tasuku

タイアップ:エフティ資生堂 2006 SEABREEZE TVCMソング


シングル「4 hot wave」から。

カラッと渇いたアコギのサウンドを軸に、初夏の爽やかさを演出するミディアムナンバーです。

イントロなしに、いきなりサビメロからスタートするっていう倖田來未の楽曲には珍しいパターンの曲で、これだけでも既に爽やかさ全開です。
ソフトロックなサウンドも良き清涼剤のように作用していて、ややベタながらも安定してて聴きやすい王道のJ-POP。




13.運命

Words:Kumi Koda Music:Hirofumi Hibino Arrangement:Masaki Iehara

タイアップ:映画「大奥」主題歌


シングル「Cherry Girl」の2曲目。

今作のバラードナンバーでは最も壮大でスケールの大きなバラードナンバーになってます。

流石に映画版大奥の主題歌という事もあって、ワビサビのしっかり効いた、まさに「じっくり聴かせる」タイプの曲ですね。1番はやや静か目に、2番からは音に厚みを持たせ、ラストサビではガツンと盛り上げる。
これも作り自体は昔っからあるオーソドックスなものながらも、やっぱこういうのは圧巻されます。ボーカルの技量の高さと歌詞に注目しながら聞いてみて欲しい。




14.With your smile

Words:Kumi Koda Music:Tohru Watanabe Arrangement:h-wonder

タイアップ:日本テレビ系「PRIDE&SPIRIT 日本プロ野球2006」イメージソング


またシングル「4 hot wave」から。結局このシングルの曲全部やん。
曲の方は、ここ最近の倖田來未の得意な4つ打ちダンスナンバー。メロディーが超ポップです。

そしてh-wonderのアレンジも超ポップ。これでもかって位軽いノリで聴ける明るい曲ですね。適度に派手なところが良い。

幸せ感全開なオーラを放つ歌詞も、海ではしゃぐカップルのようで羨ましいような妬ましいようなww




15.ミルクティー

Words&Music:Kumi Koda Arrangement:h-wonder


本編のラストナンバーは、倖田來未初の作曲ナンバー。

この時期は超多忙でちゃんと曲を作る時間がなかったそうで、そんなに凝ったものが作れずに残念だったと語っていたが、それでも中々複雑なメロディーラインで作ってあるとは思う。初めてでこれだけの物作ってたらもう充分だと思うけどね。

普通に聴いてたらそんな事を微塵にも感じさせないミディアムテンポなスイーツ系の曲にしか思えないから、色んな顔を持ってる曲だなぁと思う。ある意味タイトル通りにほんのり温かく甘い。




16.Twinkle~English Version~

Words:Kumi Koda English Lyrics:SACHI BENNETT Music&Arrangement:h-wonder

タイアップ:オムニバスアニメ・Amazing Nuts!「たとえ君が世界中の敵になっても」主題歌


ボーナストラックその1。

オリジナルは「Amazing Nuts!」っていうオムニバス形式のミニアルバム(かな?)に入ってます。ちなみに英語バージョンはこのアルバムでしか聴けないです。全部英語詞っていうの自体、シングル「COME WITH ME」のカップリングでreal Emotionと1000の言葉歌った以来だと思うんだけれど、そんなに発音悪くなってないからそこらへんは安心して聞けます。ちなみに英語詞は倖田來未自身で書いたらしい。

更にh-wonderによるアレンジはやっぱりポップ。でもシンセと打ち込みでガッツリ聴かせる下地のサウンドは意識して聞いてるとカッコイイ。ファンクなギターサウンドもいい味出してる。




17.GO WAY!!

Words:Kumi Koda Music&Arrangement:Hiroshi Komatsu

タイアップ:映画「クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ」主題歌


ボーナストラックその2。クレしんの映画曲。今作で初CD化。

サンバ調の陽気な曲調で、子供向きな単純明快で分かりやすいポップな曲調で明るいです。

やっぱりこういうの自体は倖田來未には求めては無いんだけれど、変に映画とマッチしてたから何気に好きだったりする。
しいていうならもっとサンバ化してもよかったと思う。そういうブレイクポイントが無いのが残念ですね。




18.WON'T BE LONG~Red Cherry Version~

Words&Music:Bro.KORN Arrangement:h-wonder


ボーナストラックその3。

こちらはオケは完全にシングル版。倖田來未のソロバージョンになってます。

それにあわせてコーラスも自身で入れていて、もう完全に自分の持ち歌にしてます。歌詞も一部、女性目線のものに変わってます。まぁ、EXILEも自分の歌のようにして歌ってますけどね。

それでもやっぱカラオケで歌ってるのとどう違うねんって思うのは俺だけではないだろう。懐かしいなぁ位の気持ちで聴くのが丁度良い。





全体評価。


「Best~first thing~」、「Best~second session~」と2枚のベストをリリースし破竹の勢いで快進撃を続ける倖田來未の、オリジナルアルバムとしては約1年10ヶ月ぶりとなる5枚目のフルアルバム。

今回は随分とシングル曲の割合が多い上に、新曲はあんまり力が入ってないのかどうもイマイチ印象に残りにくい曲が揃ってしまったが為に、セミベストみたいなアルバムになっちゃってます。それこそ昔のあゆみたいだ。LOVEppears出した頃のね。

そして前に「アルバムの枚数が奇数の時はR&B中心の曲で」って言ってたような気がするんだが、随分と今回のはポップな曲が多い気がする。もうあの発言は無かった事になってるんですかね。

そんな感じで昔っからのファンは離れてしまいそうな内容ですけど、最近になって倖田來未を知ったという人には入門編としておススメのアルバムになってるかと思います。

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