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2012-06-04 15:33:25

“基礎“をたたき込めない時代

テーマ:仕事文化の縦軸

皆さま、 こんにちは、



『越境コラボ塾』 塾長の 真門 です。 


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多文化・多国籍・多世代がコラボレーション

する時代の、人と組織を考えるブログです。

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伝承をテーマにしたインタビューを読んでいたら、

歌舞伎役者の中村時蔵さんが、

昨今の若手の“基礎”の学習について、

少し心配しているくだりがありました。



右足を半歩踏み出しながら、左斜めを向いて・・・

といった“手続き”は、書きものでも残せるし、

けいこ場で繰り返し練習しながら、習得が出来る。



だが現実にどう演じるか、つまりその役の“取り組み方“は、

役者それぞれの感じ方、捉え方が深く入っているもので、



そこは、訓練というよりも、“役になり切る”

とでもいうしかない領域なのだと言います。



だから実際に演じている時は、役になり切った上で、

即興、アドリブが出てくる。 その役者の感じ方や

場の掴み方が、反映されるのだそうです。



ここで問題は、

即興で演じるにも壊してはいけない基本、がある事で、



そこのところはしっかりと

下積みの修行をしておかなければ

おかしなものになってしまう。



時蔵さんによれば、昨今の若い役者は、基礎の

部分を昔ほどには鍛えずに、一足飛びに“なり切り”の

世界に行ってしまっている、という事でした。



明確な言い方ではなかったのですが、

若手役者の基礎=足腰の弱さを、心配している様でした。



これと似た様な話は

方々の職場にあるのではないでしょうか。



歌舞伎の世界でそうなら、現実世界ではもっと顕著に

起きていてもおかしくない。



問題は、



『つべこべ言わず、まずやってみろ』

『理屈じゃないんだこれは。 自分でまずやれよ』

『意見があるなら、まず自分で経験してから言ったらどうだ』



的な、意図のある強制的実践が

現場で出来にくくなっている事ではないか。



理屈はうまく語れないけれど、実践の世界では

“基本動作”の様になっている、



例えば、お世話になっていない事が明らかな人に対しても

“お世話になります” と云って話をする、

という様な。



多くの仕事の基礎は、実践の中に鍛えられ、実証されつつ

受け継がれてきているものです。 



それに関する“何故”に答える事が殆ど不可能な“基礎”は

職場には沢山あるのだろうと思います。



もし、職場がそれを

若い人に確実に経験させる力を失ったら、

仕事を成り立たせている多くの支柱、多くの均衡

が、崩れてしまう様に思います。



職場共同体の求心力が下がり、様々な“強制力”

が失われる事は、



確かに個人の自由や窮屈さの少ない職場に

繋がる“良い”事なのかもしれませんが、



仕事の“基本中の基本“といった足腰部分が

弱まることにならないか、心配です。 



今の日本の危機の本質は、

実はこの辺りにあるのではないか。 



そんな気がしてなりません。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


最後まで読んで頂き、ありがとうございました。



『越境コラボ塾』 塾長 

真門  


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職場に人が育つ仕組みをどう作るか。 組織開発の問題で

あると同時に人材育成の問題です。 


実践的な知は、職場の人々とのやりとりから学習する部分が

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高める工夫が重要視されてきています。 


今回もエグゼクティブコーチ 吉田典生氏との共同開催セミナー

で、組織の『見える化』ツールを使いながら、こうした“仕組み”

の作り方をご案内致します。 


76日(金) 13:30 -17:30

場所は大手町千代田プラットフォームスクエア。

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2012-05-31 21:16:33

祭りはタテ(時間)軸とヨコ(つながり)軸の交差点

テーマ:☆発信して喜ばれるもの

皆さま、 こんばんは、

『越境コラボ塾』 塾長の 真門 です。 


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さっき、(多分)子供たちが太鼓の稽古をしている音が

聞こえてきました。 


早くも、夏祭りの下準備が始まっているのでしょうか。


昨年3.11で壊滅的な被害を受けていた東北地方でしたが、

それでも夏祭りだけはやりたい、と、中止にした

ケースは僅かだったと聞きます。


普通の村の“祭り”なら、観光的な効果などは見込めず、

経済的観点で見る限り、プラスは殆ど望めないと

思うのですが、それでもこだわろうとする。 


それだけ、重要な意味を持つのでしょう。


私は瀬戸内の育ちですが、

子供時代に、近所の神社のお祭りになると、

太鼓の音が家まで響いて来て、


何とも言えないワクワクした気分になったのを

覚えています。


あれが無くなってしまうのは寂しい、というのは分かる。 

理屈では無く、体が必要としているレベルの話だと、

そういう気がします。


昨今の私の祭り体験は縁日的なものばかりで、

商店街を練り歩くくらいしかないのですが、


それでも近所で見かける色々な顔に出会うと、

自分が住んでいる世界を、

手触り感を持って実感する機会になります。 


イエと勤務地を往復するだけの日常から、

これは明らかに違う“ウチのそば”を体感する時間に

なるという事です。


太鼓の音で、過去と繋がる今を感じ、

身近なはずだけど滅多に見ない沢山の近所の顔と出会う事で、

周囲との繋がりを何となく実感する。


祭りは、自分が生きる世界の

タテ と ヨコ を繋いで

何とも言えない落ち着きをもたらしてくれる気がします。


この感覚が多分、“守るべきもの”なんでしょうね。


“ペイしないから辞めよう”、“スポンサーがつかないから

無し“、という次元は、やっぱり違いますよね。


苦しい中で東北の方々が昨年死守したものを、

我々も未来に渡り、守らないといけないのだと思います。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


『越境コラボ塾』 塾長 

真門  


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2012-05-26 12:44:19

原点

テーマ:-対話で作る組織文化

皆さま、 こんにちは、


『越境コラボ塾』 塾長の 真門 です。 



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一昨日参加したワークショップで、『原点』というキー

ワードが、出てきたので、頭の中に浮かんできたものを

出したいと思います。



6年程前に購入し、その後ずっと身に着けている“ペン”

が、自分の『原点』と繋がっている、という事にこのワーク

ショップで気づかせて頂きました。



*****


私が海外赴任者(グローバル)研修の看板を出して、

まだあまり日は立っていなかった頃の事。



名古屋の会社から頂いた仕事は、“一時帰国者”に

向けた研修でした。 



私の“持ち“メニューは赴任前(まえ)研修だったので、



実は、良く分からなかったけれども受けてしまった。

仕事欲しさに、飛びついてしまったのです。



それでも、何とかプログラムを準備して、

朝の新幹線の中で“予習”をしようと思ったところで、



ペンを忘れた事に気がついた。



名古屋のキオスクでボールペンを買おうか、

とも思ったけれど、



それじゃーいくらなんでも恰好がつかない。 



研修開始まで時間が無かったけれども、

名古屋の駅中をかけずり回って、



このペンを購入しました。



しかし、そんな状態でやった研修。 



うまくいく訳がなかったのです。




ベテラン駐在員達の物足りなそうな表情は、今でも

鮮明に思い出されます。



私自身経験した事もない海外でのマネジメントの問題

を問われ、何か答えないと、とガチガチになって立ち往生して

いた自分。



帰りの新幹線で、こんな研修やるんじゃなかった、と

悔しさをノートに認めたことを覚えています。 その時

握っていたのが、他でもないこのペン。



ですが今思うと、こんな経験があったからこそ、私は

ファシリテーションの意義に目覚める事が出来たん

だと思います。 



答えよう、教えよう、何とか格好良くやろう、というのが

当時の私の心のウチ。 



そこは、その後にファシリを学んだお陰で、完璧に変わり

ました。



今の私なら、問題をバンバン場の方に振って、会場から

の意見を引き出しながら、対話で皆をクタクタにしてやろう、

くらいの気持ちでやります。 



そして何より、私自身が“学ばせて頂く”というスタンスに

自然になれると思います。 格好よさなんて、もう全然気に

なりません。



“場”を信じて“場”と関わる。 



今の私の原点はそこにあります。



そしてずっと忘れていたのですが、今持ち歩いているペン

とは、そんな出会いのストーリーがあったのでした。 



つまりこのペンは、ずっと見ていたんだなあ。



これからもペンを握るたび、

自分の原点、確認しようと思います。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


最後まで読んで頂き、ありがとうございました。



『越境コラボ塾』 塾長 

真門  



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2012-05-21 22:40:49

ワークショップは何故”ワークショップ(作業場)”なのか

テーマ:☆ライブ報告

皆さま、 こんばんは、

『越境コラボ塾』 塾長の 真門 です。 


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昨日は『最高の居場所』ファシリ塾 第5期の

チームエートルによるワークショップ、


『響き愛う未来デザインの旅』 


主催側メンバーの一員として、場を作らせて頂きました。



越境コラボ塾 ~ 多国籍・多文化・多世代が協働する時代の人と組織を考えるブログです



昨年10月に結成した6人のチームが、約半年の時間を

かけて作り上げた正味4時間のワークショップ。


実に沢山盛り込んだ内容でした。 

参加者の皆さま、本当にお疲れさまでした。 


でも、皆様から“来て良かった”、“こんな凄い経験は初めて”、

“これは企業に売れる・・・” 云々と素晴らしい御感想を頂き、


やっぱり時間をかけて

作ってよかったと感じる事が出来ました。


と、自画自賛はこんなところにしておきます。


***********


改めてですが、

ワークショップ の原義は “作業場” であって、


つまりそこでは“自ら作る”作業をやっている

ことになります。


といっても、実際に参加者にやって頂く事を

現象的に述べるなら、大部分が“対話”であって、


実体のあるものを作って頂く訳ではありません。


つまり“対話”が“自ら作る“と 同義ということ。


ワークショップを体験された方なら気づかれている

事だと思いますが、


“語る”うちに、段々と“元々思い込んでいた事”や、

“ぼんやりと持っていた了解”が、別の形に見えだして、


急に元気が湧いて来たり、諦めていた事が出来そうに

思えだしたりする訳です。


それはどうしてか。


我々は他者に何かを語ろうとしない限り、

自分が持つ色々な前提に目を向ける事が出来なくなっている様で、


逆に言えば我々は、普段から相当怪しげな前提の上に、


多くの事柄を判断し、行動を決めてしまっているという事の様です。 

だから勘違いとか、思い込みによるミスが実に多い。


一部の天才は別として、普通の人間は、一人の頭の中で

想定できる世の中の範囲がそう大きくは無いのです。 


自分がいて、自分に繋がる人達がいて、更にそこに繋がる

人々がいたとすれば、


何も語らずに頭の中で想定出来るのは、

せいぜい2次繋がりか3次繋がりあたりまでで、


そこに多様なメディアや、有形無形の繋がりや

複雑な影響の相関が出てくると、


殆ど何も

しっかり考え把握することなど、出来ないのだと思います。


対話は、そういう脳の基本的なキャパを広げてくれたり、

バラバラで秩序が無かった知識を整理してくれる機能が、

あるのだと思います。


世の中のシステムが複雑になり、


構造が次々と見えにくくなり、


人間もどんどん不可解な存在になって行くにつれ、


“よく見えない” 環境に身を委ねてきた比率を下げ、


始めは狭く小さくても、自ら手触りを確認出来る世界を



自分で広げていく事を求め始めている、


というか、人間が本能的に求め始めている様に

私には感じられます。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


『越境コラボ塾』 塾長 

真門  


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2012-04-20 21:05:33

欧米人には出来ない組織診断

テーマ:☆越境コラボ人財への道

皆さま、 こんばんは、



『越境コラボ塾』 塾長の 真門 です。 


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ひとつ意外な発見がありました。 




アメリカの大学で経営を学び、専らそちらの手法を持って

日本企業向けのコンサルティングや

研修を長年行ってこられたある先輩講師の方に、




今日たまたま機会を得て、

私の開発した診断プログラムを見て頂いたのです。



そしてその感想を伺ったところ、


これは欧米人には中々出てこない発想で

今後アジアの企業に向けて使って行くには大変ユニーク

で面白いもの、というとてもポジティブな

お話を頂けました。



でも、


えーーーー、ホント、っていう感じです。



何故って、診断のベースとなる組織論はアメリカ人

(バーナード)のものだし、



設問を作った段階でも、アメリカにあった既存の診断を

2つばかり参考にし、



自分の感覚としては、大部分を“輸入した”と

思っていたからです。



ですが、よく考えてみると、取り出したデータの解析方法や

その整理の仕方、データの意味づけ方法などは全て

自分で作り上げてきたもので、



今まで気付かなかったけれど、そういうあたりに知らず知らず

“日本らしさ”が、現れていたのかな、という気がしています。



その診断ポイントや意味づけの仕方、改善の提言などの

特色を一言で言えば、組織を構成する人と人や人と組織

との関係を変化(改善)させる様々な手法の導入と、



そういう改善を可能にしていく“場”作りの勧めであって、


確かに指摘されてみると、それは“欧米人には出てこない”

発想なのかなーと、思いました。



無論、組織のコミュニケーションを扱っているのですから、

マネジメント人材の管理能力や、組織の仕組みや

業務プロセスなど、色々と意識はして観ては

いるものの、



指摘されて読み返してみると、確かに“関係づくり”や“

場の質の改善“に関わる記述が目立つし、



重要項目としてクローズアップしている部分も、関わり方

感情への目配りの様な部分が、かなりの領域に

渡っていると(いま)感じます。



文化とは無意識のところに色濃く出てくると、

大学院でも習ってきた事ですが、


改めてそれを意識する時間となりました。 



そしてまた、“欧米人にない発想”と云われ、

(この先輩も、よく考えてみると〝おだて“が得意ですが)

何故だかとても、嬉しい気分になってます。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


最後まで読んで頂き、ありがとうございました。



『越境コラボ塾』 塾長 

真門  



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をご案内しています。 エグゼクティブコーチ 吉田典生氏

との共同のセミナー。 5月17日(火) 19:00 -。 4回目の

開催になります。 今回も私と吉田典生氏の2本立てで、

“継続的改革を担う人材の育て方” というテーマでお話を

致します。



詳しくは→ http://kokucheese.com/event/index/34666/



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