M茶の瀬戸内アウトドア紀行

島!海!山!キャンプ!昭和の雰囲気に弱いメタボなアラサーが送る不定期日記


テーマ:

広島県福山市内海町にある横島
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島には切石山というかつて花崗岩を切り出していた山がある
頂上は整備され、そこから望む瀬戸内海の眺めは雄大で美しい

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しかし南西部、島の裏側辺りに目をやると山の中にある建物が目に入る

コンクリート製だろうか、4つある円形の建物はかなり巨大で異彩を放っている
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山を降りて現地へ向かう

間近で見ると一層大きい 径は40m以上あると思われる
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建物の前で手を振ってみた。少しは大きさが伝わるだろうか?
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入り口らしき箇所はシャッターが設置されており中に入る事は出来ない

ここはドルフィンビーチと言い、夏期のみ営業されているが

そこの倉庫となっているようだ

2つ目3つ目の建物は草木が生い茂り近づく事さえ出来ないが4つ目は入る事が出来た
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内部は空き缶等が散乱しておりビーチのゴミ置場らしかった

中央に見えるのは焼却炉だろうか?
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内壁に取り付けられた梯子、蔓が幾重にも巻き付き登る事は出来ない
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今度は島の最南端を目指し海岸沿いの道へ、穏やかな海を眺めながら進む
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道中には古い電信柱が何本も建つが電線は途中で無くなっていた
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一番奥へと到着、ここは通称「横島のタンク波止」と呼ばれ

釣人の間では穴場的な場所なんだとか。倒れ掛かったタンクが見える
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桟橋へ渡る道、5年位前まで厳重にバリゲードが張られていたのだが何時の間にか

簡単に抜けれる様になっていた
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余談だが3年前にココでキャンプした事がある、下はその時の写真

この頃テントはスノーピークのランドブリーズソロ使ってたんだよなぁ・・懐かしい

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桟橋内部へ、釣人が居たので話しかけると岡山の倉敷から遠征して来たと言う

倉敷なら近場にもっといい場所ありそうだけど・・ちなみに狙いはキスとの事
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見事本命を釣っておられました。記念にパシャリ
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しばらくくつろいだ後は元来た道を戻り帰路につく
最後にドルフィンビーチの美しい全景を
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*  *  *


島の裏手に佇む巨大なコンクリートの建造物、倒れ掛かったタンクに古い桟橋

一体これらは何の目的で造られたのか?

調べて見ると大変複雑な歴史を持つ建造物である事が分かってきた

長文になるが正確に記したいと思う


さかのぼる事70年前、1941年まで民間所有だったこの地に突然事前通告無しで

陸軍航空燃料廠(貯油基地)が造られ、石油タンク11基が建造される

日本が敗れた戦後、基地は米軍によって接収されるが1958年に返還、

民間に払い下げられた


その後、丸善石油(現コスモ石油)の貯油基地に利用されていたが1975年の

オイルショックにより閉鎖

今度はその施設、土地を地元の造船会社が購入、子会社が産業廃棄物処理
工場の建設を予定するが町が反対運動を起こし2ヶ月で計画は取り下げられた


1981年になると造船会社は昭和シェル石油と提携し再び石油基地化としての計画を

立てる。横島漁港と交渉し、漁業権放棄(7億200万円)の協定を締結したが

過程に不審を抱いた漁協組合員の一人が調査を進める中で石油基地建設が

LPG基地建設に変更され、危険性も高いことがあきらかになる


町ではすぐに反対運動がおき、1983年には「内海町の環境を守る会」が発足

本格的な反対運動が始まる


何時頃まで反対運動が続けられたのかは調べる事が出来なかったが

反対運動は功を成し、やがて石油タンクは撤去されドルフィンビーチとなり現在に至っている




*  *  *


色んなトコから探した資料


※1970年代後半の航空写真

オイルショック前後だろうか?はっきりと石油タンクが確認出来る

黄で囲んだ所が記事で紹介した箇所。一番南部が最後に向かった桟橋

南北に伸びる浜が現在のドルフィンビーチとなる

この年代では中央3つのタンクは撤去されているようだ
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※現在の衛星写真(グーグルマップより)

かろうじて外壁を残すのみとなった4基が確認出来る

南部の桟橋もかつては沖まで歩いて渡れたようだが台風と経年によって崩壊し

てしまう、沖は現在ボートでのみ渡れる釣の絶好ポイントらしい・・

立入りは黙認されているが私有地と言う事もあり釣り雑誌に載る事も無いようだ
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最後に戦前頃?の写真。絶賛稼動中
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今回は紹介しなかったが右奥に見える煙突と貯水タンクは現在もその姿を残している


※2011.05.06 煙突と貯水タンク写真追記
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廃墟写真 ドア


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