何だか違うよなと思うこと。 | のほほんワーカーの日常。

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難病障害があるので福祉の支援を受けながら、福祉のお仕事をしています。

ここ最近思うこと。

医療ってサービス業のように言われてる。

患者さん達がよりよく治療・療養してもらえるように心掛けるようにしてる。

そしてそうしなければいけないと思ってる。


でもね、、、、

と言いたくなることが多すぎる。


医療費がかかりすぎてるーーー!!と診療報酬の引き下げばかりに精をだす政府。

ねぇ、そんな値段でちゃんと治療ができると思うの?と言いたくなる。

現に今の医療・福祉は正当な報酬が支払われているとは言えない。

(誤解してるかもしれませんが、医療福祉スタッフの報酬は驚くほど安いのです・・・Drもしかり)

むしろ医療・福祉スタッフの職業に対する思いに相当依存している。

専門職として働いている人達のボランティア精神に相当依存してる。

もうとうの昔に医療も福祉も崩壊しているのです。

なのに、これ以上締め付けると誰もやりたくなくなるよと思うのです。

みんな自分の時間や生活を切り捨てて働いてる。

病院にいるにも関わらず、自分の健康を保つことができない。

これってどうなんだろうと思うのです。



逆に自己管理もままならず、医療ばかりに期待する患者さん達。

給食費を払わない親と同じように、モラルが問われるような事も多々あります。

「医療費はらえってどういうことだ、じゃあ倒れた奴をほかっておけばいいのか!!医者だろう」

みたいな問題のすり替えは珍しいことではありません。

救急センターを夜間診療所を間違ったような利用もいくらアナウンスしても減りません。

救急処置をしているスタッフに「今から食事してくるから、おまえら待ってろよ」等とおっしゃいます。

今にも命を失いそうな人が運ばれてきても、「俺の方が先に来ただろう」とクレームをおっしゃいます。

夜中に自分が意図した専門医がいないと「患者”様”をなんだと思ってる」とおっしゃいます。

そして「高い医療費払ってるんだ」と権利ばかりを主張されます。

でもね、、、その中にホテルみたくサービス料は含まれていないんだよと言いたいのです。

そしてどれだけその診療報酬が安くできあがっているのかを知って欲しいのです。



今現在、病院は政府の思惑と患者さん達の思惑の狭間に埋もれてます。

結局の所、安かろうよかろうはできないと思うのです。

1高くても良いから良いケアを受けたい

2ケアの質が落ちても良いから医療費抑制をしたい

どちらかを選ぶしかないように思うのです。


アナタなら、どちらを選びますか?