新首相は、鳩山首相の退陣表明からわずか2日という異例のスピードで4日に選出され、新首相による組閣も同日中に行われる見通しだ。

 ただ、7日に予定されている国会での所信表明演説については、新首相の準備不足を心配し、先送りを求める声もある。

 菅副総理は3日夜の出馬表明記者会見で、6月16日までの通常国会の会期を延長する可能性を示唆した。郵政改革法案などの重要法案成立に向けた日程確保を検討しているほか、「首相になるには準備時間が足りない。もう少し余裕を持ちたい」(菅氏側近)との事情もあるようだ。

 自民党政権では、首相が任期途中で退陣表明した場合、党総裁選を一定期間行った。福田首相の所信表明は、前任の安倍首相の辞任表明から19日後。麻生首相の場合は、福田氏の辞任表明から28日後で、今の予定通り7日に新首相が所信表明を行うのは「あまりにも酷だ」(民主党関係者)との指摘もある。

 4日の組閣は、天皇、皇后両陛下の静養日程を変更することになる。組閣や所信表明演説などの日程は小沢氏と小沢氏に近い執行部が決めていたため、各陣営は再検討していた。

 しかし、「6月後半は主要国首脳会議など外交日程も目白押しだ。一日でも早く組閣を済ませ、外交や国内の経済政策に対応できる態勢を整えた方が良い」(党関係者)との考えが各陣営では強まっており、「組閣は4日」が有力となっている。

 民主党は野党時代、自民党が首相を立て続けに代えたことを「首のすげ替え」とさんざん批判してきたが、山岡賢次民主党国会対策委員長は3日のTBSの番組で、「政治的空白をつくらず、国民生活への対応を残り短い会期でやっていく(ためだ)」と強調。批判が自身に返ってこないよう防戦に必死になっている。

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