江戸を舞台にした時代劇の中で長屋のおばちゃん達が
井戸の回りでうわさ話を繰り広げるのは
とっても定番のシチュエーション。
しかしこの井戸、
普通の井戸とは全く違うのをご存知でした?
江戸の街にあった井戸は、
現在の水道の蛇口と同じで
それぞれが全て地下で繫がっていたのです。
四角い木製の水道管(樋:ひ・とい)に
上水が高低差を利用して流され
当時100万人いたといわれる“江戸市民”に配られる仕組み。
現在の“水道料金”と同じものも納められていました。
井戸端会議をするおばちゃん達の足もとに
そんな凄いライフラインの設備が埋まっていたなんて
なかなか想像もできません。
※江戸は埋め立て地が多いため「掘り抜き井戸」では塩分が多い水が出たというのが、この仕掛けができた大きな理由。
写真は180年前の江戸の長屋風景の中に
タイムスリップできる「深川江戸資料館」です。
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