カイオとジェフが大げんか!!しかしそこには・・・ | 柔術新聞

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柔術の事について書いていきますね。

カイオ・テハジェフ・グローバーがフェイス・ブック上で深刻な論争を繰り広げています。


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発端はこの記事です。

カイオが今年たくさんのケガに打ち克って、ノーギ・ワールズ他を制したという内容です。


http://www.graciemag.com/en/2011/11/caio-terra-makes-history/

「カイオは今年、体でケガをしていない部位が無いくらいケガだらけだった。

ノーギ・ワールズを制した時も、彼の両手は皮膚がひどい損傷を受けており、肩は筋断裂、膝とふくらはぎも痛めており、1年を通して60日しか練習できていなかったのだ。」


この記事を受けて、カイオは高らかにこう宣言します。


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http://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=298735133478467&id=100000849611971

I competed this whole year with injuries that most people that had it gave up of jiu-jitsu or thought of given up.
I competed without been able to training.
I competed because I am not ashamed of losing even though I always want to win.
I competed to prove to myself and the ones who follows me that my believes in technique seems to be correct and even though ANY MAN CAN BE DEFEATED, THERE SHOULD BE NO POWER, STRENGTH OR PHYSICAL ABILITY TO STOP TECHNIQUE.
Develop your technique, because your physical abilities won't last forever.

The ones who have competed without training or have a major injury like me should know how hard it is. One day might be good to be remembered by that but...
I don't want any credit, give it all to Jiu-Jitsu.

「俺は今年1年を通して、普通の人なら柔術辞めちゃうくらいのケガを抱えながら戦い抜いた。

ほとんど練習できなくても試合に出た。

勝ちたい気持ちは人一倍持っているけれども、負ける事を恥とは思っていないから、試合に出続けた。

正しい技術があればどんな相手でも倒せる、正しい技術を止める事ができるパワーや強靱さ、身体能力など無いという自分の信念と、それを応援してくれるファンの意志が正しい事を証明するために、試合に出た。

技術を磨け!

身体能力を永遠に保ち続ける事などできないのだから・・・。

俺のようにケガに苦しんで練習できない競技者は、これがイバラの道である事は良く知っておいた方が良いと思う。

けど、正しい方向を進んでいれば、、いつかきっと良い思い出になると思う。

俺はカネなんて要らない。全て柔術に捧げる!」


非常に感動的な宣言ですが、ここでジェフ・グローバーが噛み付きます。

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Lol Yo, ciao terra, welcome to the club baby, I've never been injury free. Your not the only one player. Props on the style and skill, just stop whining lol you repeating parrot lol"

「へーいカイオちゃんよ、俺もケガ無かった時なんてねーんだけど?柔術テクは結構イイもん持ってるんだから、グチグチ言うのいい加減止めたら?いっつも同じ事言ってオウムみてーだよ?」


これにカイオが激怒!!

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Thanks buddy, maybe that's why you NEVER compete or when you do so, don't win =(
And taking steroids should be easier to recover your body no?!
http://www.nhbgear.com/forum/i ​ndex.php/topic,89215.75.html
Don't say you haven't, I got your own words there ;-)
Is that why you are been a hater?

Am I wrong? Should I hide all my injuries and pretend I was training and everything was fine? What you guys think?

「いやーアドバイスありがとう。その理由はさ、多分あんたが試合に出た事ないか、出ても負けてばっかだからじゃないかなー?あとさ、ケガの回復の為にステやってるからだと思うよ。やって無いなんて言うなよ-?ここにあんたの書き込みあるんだから。ステ派だから俺の事嫌ってるのかな?なあみんな、俺はケガなんて全くしてない、練習もバキバキやったって装っていれば良かったって言うのかな?どう思うよ?」

うわー怒ってます・・・。


ちなみにジェフの書き込みというのはこれです。

http://www.nhbgear.com/forum/index.php/topic,89215.75.html

下から3段目の、「ThePipeLayer」というのがジェフだそうです。

該当箇所の発言だけだと、ジェフがイカれてるだけという風になってしまいますので、やり取り全体を軽く訳してみます。

I dont feel like anyone should ever try to cover up or hide or lie about thier roids use. i did a cycle a year and a half ago, got me kinda chubie. When ppl would ask me wahts going /on, why are you getting so big? i would say: "IM on steroids" I just dont care if ppl lose respect for me or what ever. it helped me in so many ways.

ジェフ「みんなステ使ってる事隠したりしなくて良いんじゃないかなー。俺も1年半くらい前サイクル作って打ってったよ。体デカくなった。もしみんなが『どうしてそんなにデカくなった?』って聞いたら、『ステロイド打ってるんだよ』ってちゃんと答えてたぜ。みんなが俺にガッカリするだろうなんて気にもしなかったよ。だってスゲー役立ったからね。」

ファン「うわあ」

ジェフ「うわあじゃねーよ。オレたちゃ戦ってるんだぜ?クスリ使ってるヤツ居るって聞いてマジでビビったの?オレにとっちゃ普通の事だけどな。むしろみんなサイクル組めばいいのにってマジ思うぜ。」

ファン「いや、僕も長くこの世界に居るから、そういう事はたくさん見たり聞いたりしたから、それだけじゃ驚かないけど、あなたのような人が認めたって事に驚いているんだ・・・。こんな事言っちゃっていいの?」

ジェフ「そんな事気にしねーよ。たーくさんのヤツがたーくさんのクスリやってるぜ?ステロイドにペインキラーに・・・、マジなんでもアリだよ。」

ジェフ「オレは嘘言えねーんだ。だから人気あるんだろうけどな。」

ジェフ「凄い効いたよ。それに他にもイイ効果あったんだ。打ってた時オレ超セクシーになっちゃったんだ。あれはUFCのトレーニングキャンプに参加してた時かな。何かの大会に出てた訳じゃ無かった。ダチの試合をサポートしてたんだ。全く後悔してないよ。8年間柔術やってきたけど、自分の体にやってきた事の中で一番良かった事だと思ってるよ。オレ腰が本当に信じられないくらいヤバくてさ。ずっと痛かったんだ。けどそれも治っちまったよ!これは2年くらい前の話かな。」

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ていうかジェフ・グローバーが打ってたなんて知らなかったのでショックなんですけど・・・。

マリファナ好きなのは知ってましたが・・・。

だって細いし、当たりというかキワの攻防というか、そういうの凄い弱いイメージあったので。

というか普通キワの攻防になる所を、意味不明なテク繰り出して避けるのがジェフ・スタイルですよね。

見かけやファイト・スタイルだけでは本当に分からないものなんですねー。


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それと軟体選手の代表のようなジェフが、そんなに腰痛に苦しんでいたなんて知らなかったです。カイオもそんなケガだらけだったなんて・・・。

ああいう体柔らかい人はケガと無縁だと思っていました。

やっぱ歴戦の有名選手ともなるとダメージの蓄積がはんぱないんですね。

厳しい世界ですね。


ジェフの聖人君子面してないあけっぴろげなな態度はなんかかわいいですけど、それにしても物凄いぶっちゃけてます・・・。

ステロイドと一番縁遠そうだったのに。


ちょっと前には、エディ・ブラボーのマリファナ使用推奨発言に関して、ホドリゴ・コンプリードが激怒したりしていましたね。

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http://www.youtube.com/watch?v=Nxfxg_H5eAU

「今日はドラッグについて言いたい事がある。カイオ・テハやフェリペ・コスタらもステロイド撲滅に取り組んでくれているけど、最近マリファナやりながら練習すると良いなんて抜かしてるヤツが居るね。簡単な話さ。エディ・ブラボーは馬鹿なんだよ。いいかい、そんな事やっても自分のパフォーマンスは上がらない。自分に自信を付けたいのなら、スポーツをやるんだ。格闘技をやるんだ。けどクスリは絶対やってはいけない。僕はシカゴで、薬物中毒と戦っているファイターをずっと支援してきた。だから格闘技を教える身でありながら、『マリファナは柔術に良い。』なんて言える人間が居ることを恥ずかしく思う。クソだよ。柔術で良い成績を収めたいのなら練習するんだ。試合に出るんだ。ハードにトレーニングするんだ。クスリやるなんてクソだ!!」

KOEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE


しかしこちらも、コンプリードが以前からエディの技術に否定的である事、マリファナの効能に関して色々意見が別れている事などから、ファン側としても議論がこじれて感情的になっている人も多いようです。


カイオとジェフもただのネット喧嘩なら別に問題無いと思うのですが、背景に根深い柔術薬物事情があるのが残念ですね・・・。


確かに体悪いと、何でもやりたくなります。

僕も腰が終わってるので、痛み止めとしてステロイド含有のものを処方され、服用してた時があります。

痛み止めとしては凄く効きました。

筋肉とかは別に付かなかったですけど・・・。


もちろんこんなパンピーレベルの話では無いでしょうし、ジェフが体大きくする&トレーニング効果UP目的で使用していたのか、それとも治療目的で使用していたのかは、我々外部の人間からははっきりとは分かりません。(ざっと読んだ印象ですが、多分両方では)


ただ、試合で相手ぶっこわす目的で使用している人がたくさん居るんだろうなー、と改めて実感してしまったので、なんか嫌な気分ですね。


個人的には、なんでもかんでも正直に話しちゃうジェフよりも、素知らぬ顔で打ってる人の方が怖いです。

カイオ・テハだって本当は後者の方が嫌いだと思います。

ジェフは試合で使った訳では無さそうですからね。

だから両者にはヘンな揉め方しないで欲しいですねー。

両方とも好きな選手なので、ファンとしては困ってしまいますね。

ちなみにジェフの奥さんだかガールフレンドだか分からないですけどヤバイ美人です。