「声と言葉で世界を拓く」〜自分の響きを存分に奏でて生きたい人を応援するコーチ、中村公子の公式ブログ

声と言葉で自分を開く、世界を拓く〜自分の持って生まれた響きで世界と関わりたい人のためのコーチ、中村公子の日々の手帳


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知人の娘さんがアメリカの大学に行くこととなり
少し前に旅立って行きました。


彼女はわたしのダンスの先生の娘さんで、
ご本人もダンスを専門に学ぶための渡米です。
わたしがダンスを始めたとき、彼女はまだ赤ちゃんだったのですが
月日は流れ流れて18年!(感無量)。
次の帰国は二年後の成人式、ときいて、出発前、慌てて会いに行きました。



さまざまな国の人たちと一緒に
表現者としての技術を磨くことになる彼女に
何か、を持って行ってもらいたく…瞬間閃いたものを、贈り物にすることにしました。



日本の伝統色の筆ペン20色セット。
これに手紙を添え。
「四十八茶百鼠」に代表される日本人の色彩感覚について。
それから
虫の音を「声」と聴く日本語脳について。
微細な音の違いを聞き分けられるという…。
そんなことを書いてみました。
短くまとめたつもりがA4用紙3枚になってしまい。
長々と書いて、やっと最後にこうまとめました。


『私自身は日本人の持つこういう特徴が大好きです。
世の中の様々なものを見分け、見て取り、ていねいに名前を付けて味わうことができる
この特質が。

これからたくさんの国の人に会い、
山ほどのことを学び、その頭に、身体にしっかりと刻み込んで行かれることと思います。
そして、極めていく道の先の先、奥の奥に…
いつか「あなた自身」としての核が必要となる、
というか、「立ち返る」時が来るのだろうな、という風にも思っています。

この日本という国で
この鹿児島の地で、太陽の光をいっぱいに浴びて大きくなったあなたの中に
厳然としてある(備わっている)「もの」。
それらはきっと、いつかいろんな場面であなたを助け
導いてくれるものになるのだろうと、そんな気がしてなりません。

いってらっしゃい!
いろんな体験をして、吸収して、
でも、どこへ行っても何があっても、自分が自分であることに
自分の身の中を流れるものに、土台のところで自信を持っていてくださいね!』




「芸術はその民族の特殊性を通過して共通の人間性に到達しなければならない」
「真にグローバルたらんとすれば真にローカルであることだ」

作曲家の伊福部昭の言葉です。
折に触れ、よく思い出すのです。
私たちが何かを成し遂げようとするときに
何者かであろうとするときに

「日本人であること」

を抜きにしては語れない。
すべてはこの身にしっかと流れる
この土地で育まれた「細胞の響き」を通してなされるものだからです。


よりよく生きるために自分を知る。
そこには「日本を知る」ということが不可欠です。
自分を愛し、大切にするということは
自分の根っこを愛し、大切にするということとつながっている。
そう思います。
自分はどんな特質をもち、どんな伝統文化を持ち、先祖を持ち
何を受け継ぎ、今を生きる民族なのか。

それをよく知り
認め愛し
誇りを持つことが
わたしたちを真の意味でさらに自由に力強く、ユニークに、そして美しく
創造の世界に解き放つ気がしてなりません。



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4月。
何かと環境の変わる方が多くていらっしゃるかと思いますが
わたしのクライアントさんでもそういった方が多く。
新しい仕事。
新しい住処。
新しい出会い。
新しい人間関係。


大きな出発をなさる方に、つい何かお送りしたくなってしまいます。
文具とか、ハンカチとか…そういったちょっとした、
身近におけるようなもの、なのですが。
単純にお祝い、といってしまってもよいのですが
それとも少し違うような。
何だろう、この感覚は…と思っていたのですが
クライアントさんのお一人にメールを書いていて、その意味(自分の中の思い)に気づきました。


✱    ✱    ✱


…ささやかですが、お使いくださいね!
少し変な喩えですが
「宇宙には行けないけれど、うちの作ったネジが
あのロケットにはのっかってんだ^0^!」
と息巻く町工場のおじさん、のノリに近いかもです。
どうぞ、あなたの旅の小さなお供にお加えくださいませ!


✱    ✱    ✱


だそうで。


人ひとり分の人生は今、自身が味わっている「このヴァージョン」のみですが
クライアントさんのお話を通して
クライアントさんの人生を通して
わたしは、いくつもの人生を一緒に生きることができます。
自分の人生では見られないものを見、
出会えない出来事に出会います。
世界はなんと広いんだろう、といつも思います。
いつも目を見張ります。
どの方の人生も、興味深く、そして感動に満ちています。



…なのでつまり
「そこに連れて行ってね(変わりにこの子を!)」
ということだったのでした^^。
今日も、この広い世界中、クライアントさん達と共に駆け回るいろんな小物たち(嬉)。
きっとわたしが直には見られないものを見
出会わない人に出会い
吸えない空気を吸っている。
そして、各所でその方の活躍をちょこっとだけ支えているだろう(多分!)。





今ここにいながら思いを馳せられる
そんな瞬間、たまらなくワクワクします。
コーチは「伴走者」にたとえられることがありますが
その人の人生の大切な一時期を一緒に走り抜けられる、ということの
幸せを感じます。



 













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春の良き日、みなさまいかがおすごしでしょう。
こちら鹿児島市は天候のせいか
すっきりと開花しないままにはや黄緑色の葉っぱがちらほら…。
数日曇りと雨も続き。
こんなときは、なんだか少し元気が出ないのですが
ふと、facebookで一年前の自分の記事を目にしまして。
(一年前を振り返ってみましょう、というアレです)
去年の今頃はちょうど京都奈良にいたのでした。

その記事を下記に。


☆彡    ☆彡    ☆彡

【十四転び十五起きの興福寺中金堂】

国宝興福寺の中金堂。ただいま再建中。
そして、再建現場を見せてくれます!
中金堂は710年の創建以来、なんと十四回も作り直されています。
うち半分の理由は「被災」。
何度燃えても、その度に職人さんたちが「よっしゃ!」と
作り直してきた、ということ。
そして、今回の再建は
1711年(享保二年)の被災の後作り直されたものの再建。
つまり…三百年ぶりの現場に立ち会ってしまいました!

現場ではこんなことも^_^(写真)。
宮大工さんの槍がんな実演♪
今の鉋とは全く違う、
一見不安定そうな小さな槍型の鉋で見事に滑らかな表面を作っていきます。
もう、カッコ良すぎです…(目が❤︎です完全に)

そして
厳重に足場の組まれた中金堂の屋根まで登ります。
今、この時期しか間近で、手の触れる距離で見ることの出来ない
巨大な梁、屋根瓦。
それは…まさに「圧巻」としか言いようのないものでした。
そうして、感じたのです。


生き物ではないけれど、でも確かに生まれ変わり、
命をずっと繋いできた「何かすごいもの」の存在を。
まるで、日々新しい細胞に入れ替わりながらも
全体として一人の「ひと」の形であり続ける人間のような。
そしてそこには、多くの人の思い、そして技…たくさんのものがやはり脈々と受け継がれ、
続いてきたわけです。(気が遠くなりそうです)


美しい勾配の屋根を見ながら
どうも立ち去り難く。
なぜなら、ものすごく「嬉しい」感覚が
空から降ってくるような感じがしてならないのです。

私の中では
「これは、職人さんたちが喜んでるな」
と、そういうことになっています^_^

十四回。
ずっとこの中金堂というバトンを手渡してきた
すべての職人さんたちがあそこでワイワイと声援を送っているような…
そんな気がしたのでした。


☆彡   ☆彡    ☆彡

なんとも熱い
エネルギーに満ちた。
(まあ、旅行中は誰でもエネルギーに満ちているものですが)
そして、なんといいますか
自分の中の「軸」がよみがえってくるような感覚を感じています。
何を大切にして生きているか。
仕事をしているのか。
なんのために生きている(と自分自身感じている、設定している)のか。
わたしの場合は
「つなぐ、伝える、受け継ぐ」
あたりがどうもキーワード(発火点)のひとつのようで。
人の最も美しい、「その人本来の」響きを開花させる、という
この仕事においてもおろそかにできない一点となっています。



自分の中の聖なる自分。
純粋な、幼子のような自分。
もしくは、旗を掲げ、道を指し示す導き人のような自分。
それは
どんなときでも自分の中にいて、声をあげています。
もしくは過去の自分の願い、未来の成長した自分…
すべてが一団となって、今の自分を鼓舞し、ひぱっていってくれる。
それらの自分といつもアクセスしていられると
きっと人生とてもスムーズで
いつも心やすらかに、エネルギーに満ちていられるんでしょうね。

そして
わたしたちは、意図してそれを行わなければなりません。
その時間をとらなければなりません。
自分が自分の中心にいること。
それほど自分を、そして周囲を幸せにすることはないんですから。
(といったって…
わたし自身、それがいつもうまくできるわけでなく。
すると今朝みたいに神様が助けてくださるわけですが)



記事、続き。

☆彡  ☆彡  ☆彡

槍がんなの削ったあと。
たくさんもらってきましたので
希望者にはお分けします!
そんじょそこらじゃめったに見られないレアものですよ!

☆彡  ☆彡  ☆彡

だそうで。
思い出した…。
「槍鉋のけずりくず」
を山ほど持って帰ってきて、
可愛くラッピングして周囲に配りまくったのでした。
みんな…ゴメンね。



久しぶりに
出してみますか。鉋くず。
わたしの心を震わせた「魂のかんなくず」(笑)。





※一年前の写真もアップしておきます。
 宮大工さんからは「お顔込も一緒に掲載OK」の許可をいただいております。




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声のワークショップ5期発表会。
無事終了いたしました。
「声は耳で聞く」という感覚を超えた「場の空気を伝わって届く」ことの感動を。
いらしてくださった方々が感じてくださったようで
「目的は果たせたなあ」とうれしさを感じています。


声?小さいです。
人前で?苦手です。経験ゼロです。
というごくごく「普通の人」たちがどう変わり、何をつくったか。
見にいらしてくださった方々のご感想を下記に。




「挑戦する意欲とエネルギーを感じた。
この2つを常に持ち続けられるように、前向きに生きたいと思いました」

これは20代前半の男の子。
まさに、意図していたことだったので、うれしいご感想でした。
「こんな大人がこんなに一生懸命になって踊ったり声出したり…これでいいんだ」
とそう思ってほしかった。
人生の中で、そういう大人の姿に出会ってほしかった。
彼の感想、続き。

「これからもエネルギッシュに人々の背中を押してください!」

これはきっとわたしへのメッセージですね。
この「人々」という部分。「若者」と書いてあって、その上に訂正の斜線一本。
「人々」と書き直してありました。
確かに、発表メンバー、「若者」ではないものね(笑)
一瞬「若者」と書いてしまったのは、そういうエネルギーを感じてくれたからなのでしょうか。


「30分があっという間でした。
ストーリー性があって、お芝居を見ているようでした」


これ、前回発表会でも言われました。
まったくストーリーはなく、いくつかの詩やセリフをふわっと並べているだけなのですが。
それぞれが、詩を「メタファー」として受け取り
ご自身の人生と関連づけ、全体として自分で意味を引き出し、構築している、ということが
お客様各人の起こっているのでしょう。
まさに「物語」の効用。
美しい言葉には、それだけでもう力があるということの
よい例ですね。

「世の中にあるたくさんの素敵な作品が、
人の声を通して温度をもって伝わる魅力を感じました」
と書いてくださった方もいらっしゃいましたし。




「おひとりおひとりの声から溢れてくる気持ちや思いが声を通して伝わってきました。
まさに、ハートチャクラに響いてくる感じ。
目を閉じて聞こえてくる声からイメージも浮かび、声が素敵なコミュニケーションツールの
ひとつであることも感じられました」

ハートチャクラに…!
発表した方々はこの言葉を聞いたら、さぞかしお喜びになることでしょう。
こうなるためにどれだけ自分の中をクリアにしたことか。
ねえ、発表者のみなさん^^。



「声はすべてを表現できる、
と信じさせてもらえる時間を頂きました。
個性がきらめく瞬間を感じとることが、見ている側にもこんなにも力をくださるものかと
元気をもらいました。
『よく成し遂げられた』と感銘を受けております。
とても届いてきました。
ときには強く、ときには柔らかく、ときにはまろやかに、ときにはりんとして。
これから、より変化する自分をとことん楽しんでください」

この方の言語力も
とてもすてきだ、と思いつつ!
ず~っと、愛にあふれたものすごくあったかい目で発表者一人一人を見てくださっていた姿が
印象に残っています。




「最後に一人ひとこと、あいさつをなさったときと、発表されているときが全然違う雰囲気で
スイッチの切り替えがあるんだな、と感じました。
言葉の発し方や表現の仕方にもいろいろあって、それをみなさんが体現されていて
すごいなと感じました」


スイッチの切り替え。
これも、しつこいくらいにやってきたことでしたね、みなさん(発表の!)
「必要な時に、瞬時にいつでも『繋がれる力』」と!

つながれる、というのは、「自分自身の軸」といいますか。
自分のあふれる力(存在感)のバルブをいつでも自由自在にあけられる力、といいますか。
いかなるときでも、必要ならば
「人の人生を変えうる『声と言葉』で語れる」人。
「真に伝わる声と言葉」を持った人。

それを探求してきた約半年間でした。


最後に
わたし(中村)の、この発表会を終えての感想は

人とはこんなに美しいものなのか…!

です。
人の美しさが溢れる。
発露する。
その瞬間のためにやっているんだ、とそうあらためて思いました。


次回は、発表者のご感想をアップいたします。
これらの方々の中に何が起こったか
これぞ最も大切なところな気がいたします。


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矢加部幸彦さん著「神ながら意識」を読んでいるのですが
古神道に「古伝振魂(ふるたま)行」というものがあると。
「ふる」は振り払う、振るい起こす、降り注がれる、の「ふる」。
体を振動させる行為を通して、
いらない古いエネルギーを振り払い、停滞していた己の生命の振動数を 奮い起こし、新しいエネルギーが降り注がれる行である、と。

声を出す時には体が振動します。
うまく体を振動させることができない人は 「声が小さい」「声が通らない」ということが起こります。
振動させることが出来ない原因はいろいろです。
まあ、一言で言うと「なんか詰まってる」
「なんかたまってる」「いらぬものがついている」。 (心身両面に置いて、ということですね)

話が飛びました。
わたしは「声とからだ」という切り口を通してつまり

「その人の魂を振るわせていたのだ」

とおおいに得心がいき。
以前からそう思い、言葉にしてもいたのですが、
あらためてはっきりとそうわかった、と言いますか。
その人の眠れる魂に向かって
「起きよ!目覚めよ!」
と、わたしはいつもいつも、
目の前の受講生さん、クライアントさんに 切ないくらいに 叫んでいたのだな、と。

「声は魂をあらわす」

ずっと昔からそう思い、言い続けてきましたが
あらためて言います。
声の振動数はその人の魂の振動数なのです。

今日は3月11日。
知人が「声」の力を使った祈りの場を企画しています。
一人は東京。
一人は鹿児島。

清らかな祈りの心で人間が出す振動が集まることのその意義の 大きさをあらためて感じています。

鹿児島市のセレモニーは
午後2時より。 https://www.facebook.com/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%94%E3%82%A2%E3%83%8E%E3%81%A7%E3%81%A4%E3%81%AA%E3%81%90%E7%A5%88%E3%82%8A%E3%81%AE%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%A2%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88-436466556412111/?fref=ts
東京のはこちら
https://www.facebook.com/events/256367148027967/
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🌼声のワークショップ5期生発表会🌼

◆日時    平成26年3月20日(日)15時~15時30分
◆ところ    鹿児島市内
◆ご参加費  無料


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

昨年に続いて
2
回目となる「声のワークショップ」のご参加者による発表会を開催いたします。


「もっと大きな声を出したい」
から
「自分の枠を突破したい」
「自分を変えたい!」
まで。


それぞれの理由と思いで集まったのは数か月前。
ついにこの日を迎えました(笑&涙)
受講生さんの新たなる旅立ちのときを一緒にお祝いしていただけると、本当にうれしく思います。
写真は、発表会メニューの練習中。
仮に、ということで、ハンガーなぞを手に頑張っております。


人が人生を変えたいと思うとき。
「心」(思考パターンなどなど)を変えるのは王道。
けれど、それと同じくらい有効なのは「体」を変えること。
思いの癖が細胞にしみこみ、体の癖を作り、筋肉の癖を作り…。
では、その「体」の方から変えてみるのも一つの手なのです。
「体を変えれば心が変わる。人生も変わる」。


「声」は
最もそれをしやすいアプローチです。
声は体の全細胞を使って外へ自分のエネルギーを出す、という行為です。
自分のエネルギーを外へ向かって押し出す力。
その人の体の細胞すべてを使って
その人から世界に向かって押し出される「波動」がもっともわかりやすく見えるのが声。
その人の、人とのかかわり、世界とのかかわりの質が
声には現れます。
その人の生き方如実に表れ、そして嘘がつけません。



その
「声」という切り口を通して自分と向き合い
自分の中に眠っていた、使っていなかった
無限のエネルギーを目覚めさせ。
世界に自分の存在そのものというギフトを惜しげなく
存分に発し、大きく大きく拡げることを選んだ勇気あるメンバーの発する波動を
どうぞ味わいにいらしてください!



受講生さんれぞれが
「誰のものでもない、自分の響きを
100%奏でて生きてゆけるように」
「ご自身が立って生きてゆかれるその場所で『祭り』を起こせる人になるように」。
そんな気持ちでこの時間を過ごしてきました。
出発を、多くの方と一緒に喜んでお祝いできたらと思っています。
年度末のお忙しい時間ではございますが、応援にいらしてくださると本当に嬉しく存じます!



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立春もすぎ
心身ともに起動してきた感じがしています。
やっぱり日本人は立春からだな~と、なんとなく。



さて
先月、誕生日だったのですが
クライアントさんからプレゼントをいただきました。
ブックカバー。
襖に使う紗紙を使ったものだそう。
持っている文庫本の中で、一番大切にしているものに付けてみました。


「使い込むうちに
手なじみがよくなっていく過程をお愉しみください。
古くなってからは、紙を軽く揉んで書包みすると
紗紙独特の風合いが生まれます」


本当に!
肌触りがよくて、持ちやすい。
持っていて手が喜ぶ感触。
落ち着いた色の市松模様です。
なんだか、早春の野山を見ているよう。
筍が頭を出し始めたころの野山の色合い、といった感じでしょうか。
目にやさしい。
「彩り市松栗文(りつもん)」とあります。


「古代より世界中で存在し、最も古い柄のひとつとして知られます。
日本では家紋や正倉院の名物裂などで多く見られる柄です。
森羅万象を司る相対する陰陽を表しており、
市松模様のような終わりなく続いていく柄は、永続、途切れぬご縁を示す吉兆柄です」


永続、
途切れぬご縁を示す吉兆柄。
吉兆柄…(嬉!)
市松模様はよく見ますが、恥ずかしながら今回その意味を初めて知りました。



幸せだなあ、としみじみ。
そのような思いをさりげなく意匠に込めてくださる存在とつながっているという喜び。

時間は動き
人も自然も様々なものは変化してゆくわけですが
昔の人はだからこそ
きっと言葉や模様や、そんないろいろなものに
「続いていくこと」への憧憬や祈り、思いをこめたんだろうなあと
そう思いました。



冬を経て
ふと空を見れば
昨日より今日、今日よりあした。
膨らみを少しづつ増す軒先の桜のつぼみ。
道すがらの満開の紅梅。
毎年繰り返される春の営みに、今年もまた出会える喜び。
春は「続いてゆく命」の息吹を肌で感じて
その輪の中に生きている自分の命を寿ぐ季節なのかもしれません。
なんだかとても感動しているわりに
まとまりませんが^^







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わたしには姪っ子がたくさんいますが(たまにここにも登場しますが)
甥っ子もいます。2名ほど。
今日はそのうちの一人のお話です。
何って話ではないんですが…まあ、「叔母バカ」の回、というかんじでしょうか。
気楽にお付き合いください。


甥っ子。
小さいころは小柄で、そりゃあもう、頭をくりくりっと短くしてほっぺを赤くして
元気な男の子!
というかんじでしたっけ。
ここによく訪れてくださる方はご存知かもしれませんが、姉は専業農家。
美しい海と山。黒々と肥えた一面の畑。
大家族に囲まれ
近所の親戚のおじちゃん、おばちゃん
地域の人たちに囲まれ、もまれもまれて大きくなった子です。
修学旅行の時に、ほかの子どもたちが大浴場でみんなでお風呂、を恥ずかしがって
脱衣所でうろうろする中

「お前の風呂の入り方は大人だ!お見事!!」

と引率の先生に言わしめるほど
手慣れた様子で、手ぬぐい片手に一人ゆうゆうと浴槽に浸かっていた、というのは
今でも姉が楽しそうにする話のひとつです。
その甥っ子。
何かと忙しさにかまけ、あまり会う機会も少ないまま
彼は大学生になって県外へ出てゆき
そのまま東京で就職しました。


ほどなく
東京で久しぶりに会った時には
まあ、ひそかにびっくりしましたっけ。
用を終えて日もとっぷり暮れ、少し遅れて急いで指定の店に行ってみると
そこはおしゃれなカフェバー(笑)。
その、おしゃれなカフェバーのおしゃれな革張りのソファーで
これまた「おサレな」ラベルのビールを、足組んで一人飲んでいる姿を見たときは
なんというか…
笑えるような、面はゆいような嬉しいような…とても不思議な気分になったものです。
あれ?
頭くりくり
ほっぺ赤かったよね?
…どこ行ったお前!!
ってかんじ、でしょうか。

ああ、大きくなったんだなあ。
ちゃんと独り立ちして、立派に仕事、してるんだなあ。
こういうところでお酒、飲んだりするんだなあ~。
ちゃんと自分の人生、生きてるんだなあ、と。
大人になってからも会っていたはずなんですが、とにかく
一番甥っ子の「成長」を実感したのはこのとき。
赤いほっぺの小さな少年は
遠くから都会に出てきた「叔母ちゃん」を気遣いながらしっかりエスコートできる
あったかいステキな大人になっていました。




さて、その彼が
身内の法事のための一年ぶりに帰郷していたのですが
つい先ほど東京へと帰っていきました。

6年ぶりの大雪。
念のため、とリムジンバス乗り場に近い我が家で一泊した甥っ子をバス停まで送り
しばし二人でバスを待ちました。
久しぶりに雲の切れ間から見えた青空はなんだか頼りなく。
寒風の中
話の間にぼそっと聞こえた彼の声。


「ああ、帰りたくないなあ…家に一人着いた時のあの感じが、さ」


この2日間の間で聞いた
甥っ子の唯一の、あえて言うなら小さな小さな「弱音」?
…だよねえ。
あんなにぎやかな家族に囲まれて育って。
家族のあったかさに久しぶりに浸ったこんな日には、ますますそう感じることだろう。


今、甥っ子は
一人静かに羽をつくろう若鳥。
大きなあったかい家族という巣から離れ、学生時代の仲間から離れ
はじめて真の一人、に対峙する時間。
今、必死でそこに向き合っている様子が
言葉の端々からちら、と垣間見え。
…寂しいけど、がんばりな。
この時間こそがきっと君の中の「軸」を育てるのだから。
自分が何が好きで
何が幸せで
何を大切にしたいのか
自分とは、何なのか。
しっかり見極めるんだよ。
本当に大切なものができたとき、
それを守れる大きな翼になるのだから。




バスの窓から手を振る姿が小さくなるまで見送って
ふっと空を見上げた時に浮かんできた歌を
そのまま口ずさみながら帰って…
そして、ちょっと恥ずかしかったんですが、えいやっと、甥っ子に送りました。
その歌を。
めったにしないことなんですが。
でも、伝えないより伝えた方がと思い。
何を?

何にもできないけれど
でも、応援してる。
心から応援してる。
君はちゃんと頑張っている。
いいかんじの大人になってるよ!
いつも見てるから!


そんなような
面と向かっては恥ずかしくって絶対言えないキモチを込めて、ですね。
大雪も降ったことだし、たまにはいいか!
と思いまして。


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皆様。
新年あけましておめでとうございます。

こちら鹿児島はおだやかな新年を迎えております。
写真は昨日、元旦、鹿児島市内、城山展望台よりの櫻島と日の出です。
とても静かで、鏡のような海と、青い空と太陽の色の対比が美しかったので
皆様とわかちあいたく。



昨年中は
こちらのブログを通しても多くの方と出会い、またご縁をいただくことができましたこと
心より御礼申し上げます。
また、こちらに日々訪れてくださいました皆様方にも心より御礼申し上げます。

今年も
「自分の響きを奏でて生きる」
を合言葉に
多くの方々のその方ならではの「華」~プレゼンス(存在感・影響力)の開花を
コミュニケーション力、ならびに真に伝わる声と言葉という観点から
お手伝いをして参ります。
皆さん一人一人から溢れ出す光が
美しい波紋となって周囲を満たし、それぞれの大切な人、
大切なチームにしっかりと届き、染み入り、浸透し…
皆さんが出会う人の人生に深い影響を与え。

皆さんから発せられるその波は、きっと本来
人の細胞の奥底にある「一番大切なスイッチ」を揺り動かし
オンにするほどの力を持っているはずなのです。
1人から発せられた響きは場を満たします。
そしてやがて波紋の出所が増え、増え、どんどん増え…
世界に広がる。
そんな姿をしっかりとイメージしております。





平成28年も
皆様にとって、幸せの降り注ぐ年となりますように!
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。




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今日もクライアントさんのお話です。

この方は、物を作る方なので
最先端の技術の展示会によく行かれます。
そのお話を聞くのがいつもとても楽しいのです。

今日のお話は
「ロボット展」。
介護用ロボットから何からありとあらゆるロボットが展示されているのだそう。
以下、聞いたお話列挙。

災害救難用ロボットは、今や人型。ペアになってトンネル事故から人を救う。
(話を聞いて、赤と青のペアロボットの健気さに感動)
「役に立たないものをつくる!」がポリシーで
ファッションとしてロボットを身にまとう「ロボティクスファッションクリエイター」を名乗る
若い女の子。
「ドクター」と異名を持つ世界一の天才ライダーを超えることを目指す
ヤマハの「バイクに乗るロボット」。
重心もちゃんと自分で変えて、今や100キロ超くらいの速度で
バイクを運転するらしい。なんとすごい…。
(MOTOBOTという名前でしたっけ)


ものをつくる世界の人って、純粋だなあ~というのが
いつもこの方のお話を聞いていて思うこと。
直接的に何かの役に立たなくても。
「非効率」かもしれないけれど。
「あったらいいな」「楽しいかも」「とにかくそれをしたい」
という…そんな自分の「想いを無心に追いかける」エネルギー。
それがいつしか
「新しい視点のすごいもの」を生み出す入り口になったり土壌になったりする。
ひとつのモノにはひとつの感動のストーリーがある、
といつもそう思いますし
どうせなら、そんな、人の思いを凝縮した「ストーリー」のあるモノと関わりたい、
(自分の身近に置くものにしても)
と、いつも思ってしまいます。
そして、とにかくとても元気が出ます。



今日とくに心に残ったのは、そんなたくさんの
「ロボット展」のお話の中で
「マツコロイド」を企画したプロデューサーさんとボーカロイド、初音ミク開発者の
対談。

マツコロイド、はじめは会話の機能までを作ろうとしたのだけれど
やるごとに「これは、すごい領域に足を踏み入れることになる」
と気づき、やめたのだ、とプロデューサーさん。
そして、
物まね芸人の「ホリ」さんに声をお願いした、と。
ホリさんによって完成したマツコロイドを通して
結果、ホリさんがどれだけすごいことをしているのか…
人がわからないところまでどんなに工夫をしているのかを実感することとなったと。
最終的には「人間ってすごい」に行き着いた、と。
(2015国際ロボット展、対談の様子をこちらのサイトからお借りしてきました)

声の波形に感情は出ないそうで。
機械には出ない、計測できない。再現できない。
人が人たる所以は、その、計測できない世界の技にこそある、ということなのでしょう。


「ロボットを作る、ということは人間そのものを見返すってことなになるんですね~」
「やればやろうとするほど、きっと結果的に人間のすごさが見えてくるんでしょうね」
とクライアントさんと。


人と同じように
歩く、走る、話す、支える、持つ、歌う…ロボットを作る、ということを通して、結果として
人というものの精妙さをまざまざと見せつけられる。
神のつくりたもうた巧緻な世界を垣間見る。


「そういう方々って、ある瞬間、とても敬虔な気持ちになったりして…神を感じるといいますか」
「ああ、なるほど」


極めて極めて、そしてその先に。
どうしようもない、絶対に人の手では作り出せない世界に(そこはきっと美しい)触れ、震え
首を垂れる。
その絶対的な世界に畏敬の念を抱きつつ
それでもまた、その世界に近づこうとコツコツと歩き続ける。
そうせずにはいられない
たくさんの人たちがいる。
それは決して、「不遜」ということではないのでしょうね。
そして、そんな方々の思いと力がわたしたちの暮らしや、未来や夢や願いを支えている。


そんな話を聞いていると
また違う意味で「人ってすごい」と思います。
そして、深い感謝の気持ちをささげたくなります。
同時に「絶対に踏み入れられない領域」のある、この美しい世界で生きていることの
幸せや不思議、切なさもとても味わっている自分を感じます。
単純に言うと
この世界に生まれてきてよかったなあ、人として生をもらえてよかったなあ、
という感じでしょうか。



話は飛びますが
ボーカロイド、結構好きでして。
最近お気に入りの曲を最後に。

※「ココロ」
自分を作った科学者が死の間際まで自分に作ろうとした「ココロ」とは何か??
それを知りたいと願い続けたロボットのおはなし。
(初音ミクではなく、これは鏡音リンちゃん)


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