3日間は助けは来ない | 考えすぎ

3日間は助けは来ない

大地震など、大きな災害が広範囲で発生した場合には、
大抵、消防署や行政機関で働く人も被災している。
いくら緊急時の訓練をしていても、
そこに勤務している人自体が被災していたら、それも正常には機能しない。


こうした深刻な災害が起きた時、
行政からの支援が動き始めるのは、3日後からだという。
つまり、少なくとも3日間は、自力で何とかしなければならない。
自分の身は自分(達)で守るしかない。
また、そのための備えを日頃からしておく必要がある。


水は、一人当たり少なくとも1日3リットルが必要とされている。
3日間だと一人当たり9リットル。
また、食糧を含む非常用の物品は、
日頃から使い(食べ)慣れているものが良い。
なぜなら、こうした緊急時には過重な心的ストレスがかかっており、
慣れていることでさえ、まともにできなくなる場合が多いから。
普段あまり慣れていない物を備蓄しても、
いざという時には、うまく使えない場合が多いのだそうだ。




1年前の今頃は、
職場から自宅に向かって歩いていた。
繁華街の駅前に人が集まっていたのを覚えている。
あの頃は、
「震災時、ターミナル駅は人が集まり過ぎて超過密状態になる危険がある」
ということも知らなかったし、あえて考えたこともなかった。


(自分が職場にいるなら)職場がある程度安全であれば、下手に動かないほうがいい。
・・・ということは、政府も推奨しているらしい。
そのことも、1年前までは知らずにいた。


まず、自分達の身は自分達で守る。
そのための備えを最近、やっと始めたところ。