音楽 クリストフ・ベック
撮影 ボジャン・バゼリ
編集 ヴァージニア・カッツ
主演 クリスティーナ・アギレラ、シェール、クリステン・ベル
2010年 アメリカ
歌とダンスに非凡な才能を持ちながら、アイオワの田舎町で燻っていた少女が、
単身ロサンゼルスに乗り込んで、ショークラブ“バーレスク”のスターに上り詰めていく
サクセス・ストーリー。
ミュージカルもどきの映画が最近続いていましたが、クリスティーナ・ アギレラと
シェールの新旧二人の本物のミューズを迎えて、久しぶりに本来の音楽を聴く楽しさを
思い出させてくれた作品です。
ストーリー自体は他愛無い物で、『真夜中のカーボーイ』を真似たファーストシーンには
ずっこけてしまいましたが、マーティン・スコセッシが作ったローリング・ストーンズの
ライブドキュメンタリー映画で、その存在感を遺憾なく見せ付けたクリスティーナ・ アギレラの
パフォーマンスが本作でも最大限に生かされて、ライブを観ているような
ステージシーンの臨場感に触れるだけでも、観る価値のある映画だと思います。
本作での、もうひとつの驚きは、今年65歳になるシェールの若々しさ。
この人は、やはり『イーストウィックの魔女』でした。
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