愛、それは甘く・・・

美味しいものと、面白い本があれば、それで幸せ♪
のはずなんですが・・・現実は楽あり、苦あり!
お気に入りの食べ物、日々考えている事、好きな本の事など、
色々書きたいと思っています。

愛変わらずTwitterにハマッテおりまして、

ブログの更新はすっかりご無沙汰しております・・・


最近ではFacebookにも、手を染めておりまして(笑)、

ようやく面白さが分かって来たところです。


ブログでしかお会いできない方もいらっしゃるので、

不定期かもしれませんが、出来るだけ更新していこうと思っております。


しばらくの間、記事の更新・コメントへのお返事など遅くなるかもしれませんが、

ブログは定期的にチェックしていますので、コメント・ペタを残していただければ、

折り返しご訪問させていただきます。よろしくお願いします!


「愛」

どのようにして愛はお前にやって来たのか?

日の照るように 花吹雪のように

祈祷のように それはやって来たのか?-言ってごらん


ひとつの幸福が輝きながら天から降って来て、

大きく翼をたたんだまま

私の花咲く心にとまったのです・・・・・


リルケ


テーマ:
再検診を受けた病院は、お見舞いのために行ったことはあるけれど、
自分が受信するのは初めての大きな病院です。

正直言って・・・
重篤な病気の際に行く病院というイメージが強く、行くだけで気分が重い。

受付を済ませ、乳腺外科の外来の前で待つ間も、重い気分のままでした。

受付の前のソファの前には沢山の患者さんが、
自分の名を呼ばれるのを待っています。

私は何気ない振りを装って、文庫本を読んでいたけれど、
頭の中は色んなことを考えていました・・・

もしもがんが見つかったら?

その言葉が頭の中をリフレインし続けていたのでした。

やがてマンモグラフィーも終えて、検査結果を待つだけになりました。

紹介されたのは、乳腺外科の部長先生でしたが、
私の担当は女性の医師で、話しやすそうな感じの方でした。

診察室に呼ばれ、検査結果を診ながら、診察していただきました。

「1センチほどの影が見えますが、今のところ心配するほどのことはありません。
念のため、半年後にもう一度検査しましょう」

その言葉を聴いた途端、私の顔に安堵の表情が浮かんだと思います。
何事も無くて良かったという思いと共に、何故か虚無感が襲ってきました。

それは一言で言えないけれど・・・
執行猶予を与えられただけなのかもしれない。

人はいつどうなるか分からない。
いつ病気になってもおかしくはないし、いつ命を終えるかも分からない。
だからこそ、毎日毎日一瞬一瞬を大切に生けなければ!
ということでした。

要再検査の通知を受け取ってから、再検査を終えるまでの間に、
私の胸に去来した様々の想いは、色んな事を考えさせました。

今回のことは、決して楽しい経験ではなかったけれど、
日々に流されるだけになっている、今の私に必要なことだったのでは?
時間が経った今になってそう考えています。

テーマ:

毎年の定期健康診断の際には、子宮がんと乳がんの検査を受けています。


今年も8月に乳がん検査を受診しました。1ヵ月後のある日、思わぬ知らせが・・・


『乳房の右下に石灰石の影が見られます。

もう一度精密な検査を受診してください。』


えええ~!?

なんですって・・・まさか自分が!


と多少パニックに陥りながらも、親しくしている職場の方に相談しました。


その方は私より少し年上で、同じような経験があり、治療の経験もあると聞いていたので、

何か良いアドバイスはないかと思ったのでした。


まず何かを受診したら良いのか?そのことさえ分かりませんでした・・・


受診すべきは、「乳腺外科」のある病院である事。

この辺では公立のA病院と大学付属のB病院が有名で、良いお医者様もいるとの事。


とにかくすぐ再検査して来なさい!と言うアドバイス。


たまたま怪我で治療中の外科の先生がどちらも紹介できると仰ってくださったので、

1週間も経たないうちに、A病院を受診することになりました。


その間も、私の頭の中では最悪のシナリオが出来上がっていました。


 再検査→がん発覚→治療、入院→余命宣告。


等々の想像が頭の中を駆け巡っていました。


もしキャリアと診断されたら

「自分には一体どれだけの時間が残されているのだろうか?」

その疑問が心の片隅から、離れませんでした。


自分の命のカウントダウンが始まったような気持ちでした。


何故か夫には、なかなか言えませんでした・・・

再検査の日が決まって初めて、夫に打ち明けました。


一瞬夫はショックを受けたように、黙り込んでいました。

心配そうな顔。珍しく真剣な表情。


しばらくして、夫は無理やり明るさを装ったような声で・・・


「俺が付いているから、大丈夫!病気なんかであるはずがないよ」


・・・と言いました。

何だかほっとした事を覚えています。


そして、再検査の日がやって来ました。


(続く)


テーマ:
映画が大好きなので、試写会があると聞くと、せっせと応募のハガキを出しております。
しばらくは応募しても当選しなかったのですが、立て続けに見て来たので、感想を書いてみたいと思います。

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主演が松山ケンイチ妻夫木聡さんという、2大注目俳優さんの共演作。

マイ・バック・ページ - goo 映画
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原作は、川本三郎さんの新聞社入社当時の1969~72年までのジャーナリスト時代の日々を綴ったノンフィクション。

背景に学生運動や安保闘争等の思想運動があるので、この時代を知らないと、
理解しづらい内容かもしれません。

私自身は64年生まれなので、自分の体験として学生運動を身近に経験したことはないのですが、
周りの大人たちは、あの時代の空気感みたいなものは、まだ残っていたし、引きずっていたと思う。

実際私の中学時代の恩師は、学生時代を大学紛争の真っ只中で過ごした経験を話してくれたことがあり、
それは普段生徒には見せない、知られざる先生の一面を垣間見た瞬間であり、私の中で強く印象に残っている。

芥川賞を受賞した、三田誠広さんの「僕って何」は、思想にものめりこめなかったノンポリと呼ばれた学生たちを主人公にした
自分探しの物語です。
僕って何 (角川文庫)/三田 誠広
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この小説を読み、学生運動は、あの時代に青春を過ごした世代の心の中に、大なり小なりの傷を残していることを感じた。

あの当時は学生運動をしていることが、かっこいいみたいな風潮もあっただろう。
誰もが無関心でいることは難しかったし、何かしら影響を受けていた。
ただ中には、運動にのめりこんでいくこともできなかった学生もいたことだろう。

作中の「梅山」(松山)はある思想グループのリーダーだと名乗って「沢田」(妻夫木)に近付いてくるが・・・

「沢田」は運動にのめり込めないまま、学生時代を過ごし、雑誌記者となった「後ろめたさ」を持っていた。
そこに付け込んだかのような、「梅山」の狡猾さに嫌悪感を感じるべきなのだろうけど、
そうは思えないのが松山の演技力か・・・。

こんな嫌なやつもいただろうと思わせる存在感があった。
「沢田」は日本を変えたいという「梅山」にまんまと利用されてしまうのだが、
彼なりにジャーナリストとして真摯に生きようと努めた結果だったのだ。
妻夫木はそんな頭は良いけど、人の良い好青年を好演していた。

誰もが世の中を変えたいと思いながらも、どうにも出来ない無力感と閉塞感に押し潰されていた、
あの時代。

もしかしたら、現代とも共通項があるのかな?なんて、穿った見方もしたりしている。

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