「クローズアップ現代」地頭力~0から1を生み出す人って本当にいるの?
テーマ:TVから公務員(試験)の世界へ4月3日NHK総合は「クローズアップ現代 」は「地頭力」について。
「富士山を動かすにはどうすれば良いか?」
これはマイクロソフトで出題された問題だそうです。
他にも「6大陸のうち1つなくすとすればどれですか?」「ドラえもんのポケットがあるとしたらどんな道具を使いますか?」「日本で(料理用の)鍋は年間何個売れますか?」など・・・従来の知識詰め込み型とはかけ離れた質問を就職試験でぶつける企業が増えているそうです。
「クリエイティブシンキング」(創造的思考)や「ローインテリジェンス」(生の知性)とも言われる「地頭力」。
時代の動きが激しく過去の前例だけではビジネスが捉えられないことが多い。
となると過去の事例をたくさん勉強して、それをそのままアウトプットすればよい時代ではなくなりつつあるということでしょう。
ある大手企業ではこの「地頭力」のある学生を確保するため、膨大な費用をかけて、学生に日当までを払い研修をしています。
この企業が欲しい人材は「1から100を生み出す人」ではなく「0から1を生み出す人」。
にもかかわらず、課題で出されたことに関する書籍を読み漁り、知識を詰め込みまくって対応する学生が続出している。
企業が求めている人材はこのようなタイプではないのだが・・・。
ただスタジオゲストの糸井重里さんは「0から1を生み出す人」について「そんな人はまずいないと思いますが」とやんわりと否定しています。
その上で「地頭力とは何か?」と言う質問に対して糸井氏は「何をしてきたかという方法の記憶。それを編集するかどうか。(いろいろなことを)やってきた人は強い。失敗も(含めて)。」と回答しています。
要するに経験だと言いたいようです。
確かに多くの学生のように本を読んでの詰め込みだけではダメだが、「本当に0(=無)から何かを生み出すこともありえない」。そういう意味で糸井氏は前記のような発言をなさったのかなぁと勝手に解釈しています。
さて、私がいる公務員の世界。
少なくとも私がいる機関では、先ほど出てきた本を読んでたくさん知識を詰め込んで対処しようとするタイプの人間が多いと思います。
公務員試験自体がそのようなタイプを良しとする試験である傾向もありますし、仕事自体もそういうタイプの方を必要とすることが多いです。(*他の役所や本省のことは知りません。あしからず。)
新しい部署に異動になったとき、引継書だけではすべては分かりませんので、まずやるのが前任者がどのような仕事の処理をしていたかを様々な書類に目を通しチェックします。その上で関係法規・通達・疑義解釈集をチェックします。
要するに過去から学んで、(法的に)間違いなく日々の業務をいくことが出来るようにしていきます。
あまりこの時点では「0から1を生み出す」と言う発想はありません。
自分で自分のことというのは案外分からないものです。
よって自分のことはこの際全く抜きで話をしますが、うちの組織に入ってくる最近の新人の方々は本当に優秀です。
財政再建の影響で人員削減を行っているため、若い人がかなり減っていますが、その分少数精鋭で優秀です。
ただし、少数精鋭のせいで人材の多様性は失っている気がします。
何か似たよう人材(人事担当部署が喜びそうな人)ばかりいるような気がします。
そういう人が悪いわけではありません。しかしそういう人ばかりであるのは人材の多様性の喪失と言う点では問題ではないでしょうか?
もうちょっと壊れている人がいてもいいのかなぁと思います。壊れていると言うのは仕事に来ないとか来てもほとんど仕事をしないとかそういうのではなくて。
私が求めている「壊れている」と「地頭力がある」に共通部分があるのかどうかはわかりませんが・・・。





