前回のフジテレビ(関東ローカル)の「アイデアの鍵貸します 」にアートディレクター・佐藤可士和氏が出ていたので、この機会に1年以上前の「プロフェッショナル 仕事の流儀 」を見直しました。

第4回の放送に佐藤可士和氏が取り上げられていたからです。


「アイデアの鍵貸します」の時と同様、佐藤氏は「アートディレクター=医者」とおっしゃっていました。

問診してどこが悪いのかを一生懸命突き止める。そうやって課題の顕在化をはかるのだと。


例えばキリンレモン。キリンレモンはお茶などに押されて全盛期の1/10まで売り上げを落としていた。

佐藤は原因を定番ゆえの「時代遅れ」と言うイメージが問題と分析した。



佐藤氏は言います。

広告は基本的に見てもらえないもの。関心のない人のバリアを破るのは難しい。



企業は一生懸命、その商品が売れるように心血を注いでいるわけです。

広告マン(ウーマン)も一生懸命でしょう。

でも、一般人にとっては、その心血注いだ商品に関心はほぼ0%な訳です。

冷たい言い方をすれば、そんなものに興味を持つ義理はないわけです。

自分の興味のある情報が溢れている。

そんな厳しい現実を佐藤氏はよく分かっているのだと思います。いや、嫌と言うほど味わったのかもしれません。




スタジオでのトーク。

茂木健一郎氏に「医者と言う表現をしているが論理的か?」と聞かれたとき次のように回答しています。

「おもしろい、つまらないと感じる。どうして面白いと感じるのかを相当突き詰めて考える。いろいろなキーワードが出てきたり、思考をひもとかれる。そういうものを並び替えると<こういうロジックで面白いと思われているのか!>と分かれば論理的だ」



さらに「アイデアがどのように生まれるのか?」との質問を受け次のように回答しています。

「何もしないでパッとひらめくわけではない。対象物の中に必ず答えがある。だから必ずアイデアが出る。




最近のイメージとして「才能とは何もしなくてもパァァァ~っとアイデアが湯水のごとく浮かんでくる事」と言うイメージがあるかもしれませんが、全くそのようなことはないようです。

佐藤氏も相当苦労し、今のように活躍できるようになったわけです。

上記のような考え方も色々苦しんだ末に発見したものの見方でしょう。


次回はその佐藤氏の苦労時代の話からスタートします。



続く


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