痛みの問題①何か違う。 | 【20代4期肺がん】ぶんたちんの我が道いのち☆

痛みの問題①何か違う。

このまま書いてしまおう。
今日は、調子が良さそうです。



麻酔や体に刺さってる管は
4年前のときと同じ感じだと思う。

辛さは先生曰く、
前と比べたら全然大したことないのだが
ぶんとしては、
手術ってこんな辛かったっけ!!?


というレベルだった。

もう嫌だ!
今すぐ逃げたい!

助けてくれ、助けてくれ!!!


頭では理解してても
とにかく辛くて。必死だった。

自分はここまで忍耐のない人間だったのかとビックリした。



右手が何倍もふくれたように感じ、
全身が何とも言えない辛さに襲われた。

何もかもが不愉快で
時間の流れは遅く、叫びたくなるような状態だった。


でも、これは朝までだと思ったら
そうじゃなかった。
これはちょっと予定外。

昼間で堪えたけど、やはり何かちがう。

??



それで前回のことを思い出して、
今自分が苦しんでるのが本当に手術の跡でか?


そこで疑問が生まれた。


確かに傷跡は絶対に痛くなる。
麻酔がなければ絶対ムリだろうし、
そんなすぐ治まらない。

でも、それの上で疑問が生まれた。



前回の手術のとき、
日に日に周りに「良くなった」と言われたことで
自分にとって良くなってなかった事は
気のせいかと思うも、
後から結局良くなってなかったのが分かった。
今回も同じことが起こった。


ぶんは集中治療室で看護婦さんに
「今○○出来たら○○(機械)外してあげる」とか言われたので
一個ずつ外すために、スーパー頑張った。
こういう時は、お医者さんも看護婦さんも
ちょっとキツイけど「出来る事」を課すと思う。
「ちょい無理出来る法」という感じのやつ。


でも、ぶんはそれを出来る状態だと判断しなかった。
例えば「自分の部屋まで歩けたら…」に関して、
もちろんぶんは「早く治すためには」「うぉぉぉ!!」なタイプだが
はっきり言って、立つ以前に横になる時点で
世界が真っ白になった。笑

ぶんはバレないように看護婦さん側に倒れかけ、
焦点も合わず世界がジェットコースターのようだった。
でも、ちょっと休めば大丈夫だろう。

とにかく意識失ったり吐いたりして
ダメなのがバレたら都合悪い。


と、今度はスリッパに足をおけと言われた。
足を置いただけで限界感じて吐きそうになった。
横から白い鳩がたくさん飛んでった。笑

すると看護婦さんがそのまま「立てる?」と言ったので
この時点で「ちょい無理出来る法」内の状況じゃないと自覚した。


そこから10分ほど休ませてもらってから
色んな方向に倒れそうなのを誤魔化しながら
ぶんらしく、気合いのみで全部こなした。
だが、この出来事のおかげで
看護婦さんやお医者さん達が思ってる状況とは
ちょっと違うとこに自分がいるというのが分かった。


(人からみたら、ただ立って歩くという
第一ステップ達成しただけなんだけどね。)


でもまだ決定じゃない。
何が変で、どう変えるべきか、
人にいう前に、もう少し自分の中で考えていた。

するとお母が来た。
おかげでまた気付いたことがあった。
ひとりの時じゃ気づかなかったけど、
お母の方を向きたくても向けない。
目を開きたくても空かない。
すぐまぶたが落ちてしまう。
看護婦さんといたときも、
動作のせいで目を開けるのが辛いだけだと思っていた。



実は手術した日もそうだった。
しばらくみんなは近くにいてくれたが
ぶんは皆の方を見たいのに
すぐ寝ちゃうので見れなかった。

その時は手術の後だから、と解釈したが今日もそうだ。

しかも、歩け、と言われるような状態と思われてるのに
目も開けられない。
そもそも歩いてる時も、
目を開けることすら難しくて
ほとんど看護婦さんの足音を頼りに歩いたのだ。

これは、完全におかしいと思った。
これは絶対に皆把握してない。
おまけに、お母のおかげで4年前のことを思い出した。

右手が肉まんみたいに膨れ上がって
感覚が異常なことになってる点だ。

空かないまぶたに、右手の腫れ。




麻酔か……!!




そこで、ナースコールを探し、
(手に持ってるナースコールさえ探らないと自覚出来ない状態)
お母がお見舞いに来てくれてる最中だけど、構わず呼んだ。




これ書くので3時間…笑

休んでまた書きます。






②へつづく


ぶんたちん