ウンチク①
「空」の成立には
アレキサンダー大王の東進に伴って移住してきた
ギリシャ人の形相主義による仏像の誕生が大きく関係している。
最初期の仏像 ↓
アポロン仏 とも呼ばれている。もろギリシャやね。
そのギリシャ哲学の大成者で
新プラトン主義の祖であるプロティノスが
12年間師事した師匠は インド人の アンモニオス・サッカス。
プロティノスは憧れのインドに行こうとしてついに果たせなかったが
その目的は天才哲学者ナーガルジュナ(龍樹)に逢うためだったといわれている。
さてナーガルジュナは
釈尊滅後の僧院仏教の哲学派が
釈尊の教えからズレてしまっていることを徹底的に批判した。
あらゆる事象は依存関係によってなりたっていること=「縁起」を
改めて「空(クウ)」といいなおして
釈尊の真精神への回帰 を力説した。
その論書「中論(ちゅうろん)」を読んでも難解でだんだんわけがわからなくなってきて放り出したくなるが
「縁起」「無自性」「諸法実相」「空」「中道」
これらはみな同義語である、ことが解る。
ナーガルジュナは
「『縁起』 を観ずることが 『法』 を観ずることであり
それがそのまま 仏を観る ことである 」
(中論) という甚深の義を開示し
「縁起」=「法」=「仏」 ことであることを論証。
大乗仏教に共通する形而上学的に高次で普遍的な
常住現在・宇宙遍満の仏陀
を説き明かした。
その主張には
ナーガルジュナ自身が 「縁起」=「法」=「仏」の体現者であった圧倒的な自信が伺える。
しかしながら 空(クウ)に限らず
同義語の多さは仏教を奥深くしているが 解りにくくしているとも言える。
「空(クウ)」についても 立脚地によって説きかたが違う。
なので当然 ワタシは仏教徒ですがアナタの様には考えていません ということになる。




















