鳥取県米子市で起きた強盗殺人事件を巡る鳥取地裁(小倉哲浩裁判長)の裁判員裁判は初日の23日午後、証拠調べに続いて証人尋問が行われ、裁判員1人が質問した。

 証拠調べでは、検察官が裁判員席に向けて凶器の工具(プライヤー)やネクタイなどの証拠品の実物を繰り返し提示。裁判員は身を乗り出して確認した。

 その後、影山博司被告(55)が勤務していた税理士事務所の関係者2人の証人尋問に移った。影山被告の前に経理を担当していた男性に対し、傍聴席から見て左端の黒いスーツ姿の男性裁判員が「(被告の)業務内容はご存じですね」などと質問。男性は「そうです」と応じた。

 続いて事務職員の女性が出廷。検察、弁護側双方の尋問終了後、右から2番目の女性の補充裁判員が立ち上がり、小倉裁判長に小声で耳打ちした。これを受けて小倉裁判長が、被告が借金をして事務所の運転資金に充てていたことに「何か感じましたか」と尋ね、女性は「このままでは金がもつか大丈夫かと思っていた」と答えた。

 また公判には、被害者参加制度が適用され、検察側に遺族1人が座った。

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