マゼンタとバイオレットの色
こんなに綺麗に咲くのは、とっても大切に手をかけてもらえているからだと思うんですよね。
色にはたくさん意味がありますが、形を宿す色もあります。
マゼンタとバイオレットは同じ正五角形。
でも向きが違うでしょ。
これ置き間違ったわけじゃなくて、ほんとうにこんな風に置きます。
マゼンタは広い面積を下に。 地面にどっしりと安定して置きます。
バイオレットは一点を下に。 地面に不安定に置きます。
どちらがいい、とか、どちらが悪いとかはない。
マゼンタは奉仕、優しさ、努力や行いが成熟へと向かう、とても良い意味があります。
エネルギーが広がり、安定と実りを周囲へ、お裾分けできる、そんな意味と形を示しているんでしょうね。
自分の中にある優しさの器があふれていくエネルギーが、自分では意識しなくても周囲を包む色。
しかし一方で気持ちを使い過ぎて、自己犠牲になってしまい、心が悲鳴をあげているのに、それでも人のために動こうとし、やがてコントロールを失い、人に過干渉になってゆく。 という注意点も忘れてはいけないこと。
この時は哀しさがあふれているのでしょう。
色にはエネルギーが開いていく意味と、閉じていく意味がある。
自分が良い状態であれば、同じ色を選んでいても開いていく意味だけが動きます。
バイオレットの形は一点で自分を支えます。
閉じていく意味では、そのまま不安定を教えてくれます。簡単にいうと自分さえよければいい、です。
開いていく意味では、変化、脱皮、ステージがあがる、を教えてくれます。
自分の希少性と特別性を伸ばしてゆく。
安定、変わらない自分が好き、という時もあるけど、ふんばりたい、頑張りたい、というときは安定を選んでは、みえるものが変わらない、気づくものが変わらない。
だから敢えて、不安定を選びたい、変化を選びたい、そんな意味にもなります。
マゼンタもバイオレットも同じ正五角形の形を宿すのに、まったく異なる意味になります。
マゼンタは群(集団)
バイオレットは個
自分の個は群れのなかにいてはじめて見えてくるもの。
群れとは居場所。
個をたてようばかりでも辛くなる。
群れのために生きようだけでも辛くなる。
どちらかだけはない、から同じ形だけど、置き方が違うのだと思いたい。
次回は、「手」にまつわるお話をかければと思ってます。