本日、ブロンプトンを持参して式根島へ行ってきた。Wさんにお付き合い頂いて、二人で超レアな島秘湯の探訪だ。

 

朝8時、さるびあ丸で式根島に着いた。

 

素晴らしい天気だ。港から最初に目指す秘湯は『地鉈温泉』だ。

 

地鉈温泉(じなたおんせん)

鋭いV字状の谷間にあり、急な階段を下りていく。地面を鉈で切り裂いたような地形から地鉈温泉と名づけられた。 泉質は硫化鉄線。温度は80度と高く、神経痛、リュウマチ、胃腸病、冷え性等に効能がある。別名「内科の湯」とも言われている。

 

地鉈温泉への途中にある『湯加減の穴』だ。この穴に手を突っ込むと地鉈温泉の湯加減がわかるという。ホントか?

 

式根島は小さな島だ。たった15分で港とは島の反対側にある地鉈温泉への下り道の入口についた。

 

見よこの景色を。




 

この秘湯に入るには満潮の前後が良いというのだが、本日の満潮は午前5時。既に潮が随分引いている。どうなのか。

 

しかし、既に湯に入って戻ってきた人が、もうすこし先に、二つほど湯加減のよい湯溜まりがあるという。行ってみよう。

 

これだ!海パンを履いて、入って見た。なるほど良い湯加減だ。

 

さて今日の秘密兵器はこれ。シマノのビンディング・サンダル、即ちペダルを固定できるサンダルなのだ。今日はビンディング金具を外して替わりに滑り止めのアタッチメントを付けて、ビンディング無しの普通のサンダルとして履いている。これで表面がヌルヌルした岩場もヘッチャラである。ちなみにサンダルの底が自転車用に固く作ってあるので自転車を漕ぎやすいのだ。

 

もう一つ、良い湯加減の小さな湯溜まりを見つけた。寝湯のように横たわって見る。

 

この湯溜まり、波が寄せたり引いたりするとアツ湯とヌル湯が塩梅良く攪拌されて、気持ち良い。

 

そして背中のところから、源泉が流入!大量掛け流しだ(加水・・・でなく加海だけど。)

 

湯船からの目線で見た景色。

 

見上げると青空と絶壁。

 

極楽極楽。いつもの炭酸水を飲もうか。

 

Wさんと小一時間は楽しんでいたと思う。しかし地鉈温泉は式根島で一、二を争う観光名所である。港から徒歩でやってきた人たちなのだろうか、入浴しない観光客が増えてきた。こうなると、入浴に集中できない。そろそろ次へ行こうか。

 

 

  走り 秘湯度 総合
地鉈温泉 ☆☆☆ ☆☆☆ ★★ 8


 

まぼろしの『ふなりっと奥奥温泉』 へ続く