ブロンプトンで秘湯へ行こうセカンドシーズン。第十九湯目。ブロンプトンで奥鬼怒温泉郷の『加仁湯』へ日帰りで行ってきた。


 

先週先々週 と雪道で『シュワルベ・ウインター』のテスト走行 を行った。その結果、申し分のない性能が確認できたので、今週はいよいよ本番の地として一般車オフリミットの奥鬼怒スーパー林道に挑戦する。このエリアは関東にありながらも降雪量の多さ、急勾配、雪道を凍結させる低温、そして空気の薄さ(!)とその苛酷さは申し分ない。

 

スパイクタイヤ を入手した目的の一つは、日帰り奥鬼怒秘湯雪見風呂の実現である。奥鬼怒スーパー林道 は未舗装ダートなので夏でもかなり苦労するのだが、雪道ならば石ころだらけのダートよりもスピードを上げて、女夫渕へのバス輪行+自走でも入浴時間を十分にとることができるのではないか。早くも検証のチャンスがやってきた。

 

本日は私が「奥鬼怒秘湯三兄弟」と呼んでいる加仁湯、八丁湯、日光澤温泉のうち、まだ訪問したことのない『加仁湯』をその目的地として選んだ。

 

[走行データ]
ルート 女夫渕(めおとぶち)バス停→奥鬼怒温泉郷『加仁湯』(復路:→女夫渕バス停)
距離 7.2km
最大標高差 284m
平均斜度 全体 3.2% 上り 6.1% 下り 4.2%
獲得標高 上り 310m 下り 81m

 

早朝の東武電車快速で奥鬼怒を目指す。途中停車した下今市の駅から日光連山がくっきりと見える。奥鬼怒はあの山々の向こう側にある。
 

 

9時42分、新藤原駅に着いた。バスが新藤原駅バス停に来るまで40分以上あったので、軽くウォーミングアップを兼ねて峠越えだ。二駅先の川治温泉駅まで自走、そこからは、追いついてきた奥鬼怒・女夫渕行きの日光市営バスで輪行する。


 

バス終点の女夫渕についた。奥鬼怒温泉郷の入口であり、尾瀬(大清水)に通じる奥鬼怒スーパー林道の起点でもある。

 

一般車立ち入り禁止の奥鬼怒スーパー林道だ。全線、厚い雪に覆われている。ゲートをくぐって出発だ。

 

目的地の加仁湯まで7.2キロである。最初の3キロが非常にキツイ坂道だ。

 

但し除雪は十分になされているので走りやすい。

 

トンネル内は雪が吹き込んでいる上、完全に凍結していた。慎重に進む。

 

関東とは思えない雪の多さだ。

 

標高は1300メートルを超えている。高度があがってくると息が苦しい。急坂はあと800メートルほどだ。気合を入れて進む。

 

高性能を発揮している。

 

急斜面を過ぎると、明るい林の中の気持ちの良い緩やかな斜度の雪道となった。ここからは緩やかなアップダウンである。

 

手白澤温泉との分岐まで来ればもうすぐである。ちなみに手白澤温泉は日帰りをやっていない。奥鬼怒秘湯三兄弟の妹分ともいえるこのオシャレな温泉には一度泊まりで行ってみたい。

 

雪景色の中に、加仁湯が見えてきた。

 

(続く)

 

 

 

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