No.7
2016年9月6日 発行 (有)ブリスク 編集責任者 平山正章
文京区千石4-3-3 ( 4296-3098 FAX 4296-8933
「人生の生きる意味」 |
百一歳の先達は「三十歳を過ぎたら長い下り坂だよ」と言っていました。さらに「上りより下りの人生に意味がある。誰でも下っていく滑り台の途中にいると思えば、モノやお金の多寡は、あまり重要なことではなくなるのだよ」とも言っていました。 がむしゃらに生きているときは、生きている証のようなものが欲しくなります。それは、高い地位や名誉かもしれませんし、良い暮らしなどを求める高い望みかもしれません。 でも、滑り台を滑り終われば、そこが人生の終着点です。 貯金通帳にいくら残ったかを気にするよりは、気の許せる仲間がどれ位いるかを気にした方がいいと先達は言います。 |
「生」への未練は欲が生み出します。したがって欲を少なくできれば、自然と未練も少なくなります。こうやって人は何とか「死」と折合いをつけていくのだと先達は言います。