No.7

2016年9月6 発行 ()ブリスク 編集責任者 平山正章

文京区千石4-3-3 (   4296-3098 FAX  4296-8933

 

                          「人生の生きる意味」

 

 

百一歳の先達は「三十歳を過ぎたら長い下り坂だよ」と言っていました。さらに「上りより下りの人生に意味がある。誰でも下っていく滑り台の途中にいると思えば、モノやお金の多寡は、あまり重要なことではなくなるのだよ」とも言っていました。

がむしゃらに生きているときは、生きている証のようなものが欲しくなります。それは、高い地位や名誉かもしれませんし、良い暮らしなどを求める高い望みかもしれません。

でも、滑り台を滑り終われば、そこが人生の終着点です。   

貯金通帳にいくら残ったかを気にするよりは、気の許せる仲間がどれ位いるかを気にした方がいいと先達は言います。

「生」への未練は欲が生み出します。したがって欲を少なくできれば、自然と未練も少なくなります。こうやって人は何とか「死」と折合いをつけていくのだと先達は言います。

                            No.6

2016年9月6 発行 ()ブリスク 編集責任者 平山正章

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幸せの見つけ方

 

  

世の中を見回すと、どうも幸せを人との比較で決める傾向にあるようです。

一流企業に就職できたら幸せ、人より早く出世できたら幸せ、高級車を持てたら幸せ、豪邸を建てたら幸せ・・・などです。

このような価値観ですと、幸せの基準が人との対比になるので、常に一喜一憂していなければなりません。

では、どうしたら本当の幸せになれるのでしょうか。それは、「幸せの基準を自分自身で決める」ことです。自分が決めた「幸福感」ですので、自分の外で起こる現象とは一切無関係ということになります。

そのためには、自分の心を鍛えていく必要があります。自分の確個とした揺るぎない「幸福感」を確立するのですから。  

 私はほんの少し、自分の幸せのハードルを下げるようにしています。ハードルが低いので、幸せを感じる回数が増えてきました。

 

                                          No.5

2016年9月2 発行 ()ブリスク 編集責任者 平山正章

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生きる道

 

自分が欲しいものを手に入れることが幸せだと信じて生きてきました。でも、それはどうやら間違っていたようです。何故なら、欲しいものを手に入れてうれしいのは、ほんの少しの間だからです。

仕事をしていて気づいたのですが、自分が誰かから必要とされていると感じたとき、心の充実感や幸せを感じられます。

私がこの世に残せるものは、お金で集めたモノではなく、人様に与えたものでしょうね。

プラスではなく、マイナスしていく生き方が涅槃(仏教で言うところの理想の境地)への道筋だと訊きました。人生から苦しみの元をマイナスしていくことによる幸福感ですから、この幸福は消えることがありません。

いずれいつかは死んでいくのだと、自分に言い聞かせていると、かえって物事の執着心から解放されて、気持ちが落ちつきリラックスできるようです。