6月20日~25日
サンマリノ共和国の神社建立式典に参加するために、サンマリノに行って参りました。

20日なかなか飛行機が飛び立たず、中国上空を飛行する許可を待って2時間遅れで出発。
しかし到着時はだいぶ遅れを取り戻し、到着した時の機長挨拶は堂々と「予定通り」と放送していたのが、なんとも言えずおかしかったですね。

中国の上空を飛ぶ飛行機の窓から見える景色は本当に絶景で、
黄色い砂漠が延々と続く中を、万里の長城と思わしきただ一本の長い線が走る様は、
その背景にある人々の心を思わせます。

しばらく行っても砂漠の中にオアシスのように見える少しの湖や、少しの緑の周りに集落を作っています。
そこに住む人達はもしかしたら生涯村から出ることが無い人もいるかも知れません。
けれどもそれも先入観で、テレビなどの電化製品が普及しているのでしょうか?

かなり長い時間飛行しても、そんな景色は続きます。

綺麗に整列された風力発電の大きな風車や、長い長い砂漠を横切る道と、それに結ばれる点在する家の屋根の集まり。
向こうには、頂きに雪を載せた山脈。


着いたのはヴェネチア空港の夜で、サンマリノはさらにバスで4時間の移動で、着いたのは真夜中です。

グランドホテル プリマヴェラに到着すると、(違うホテルに泊まる予定の)加瀬ご夫妻がおいでになり、宮司となるフランチェスコ・ブリガントさんをご紹介頂きました。
フランチェスコさんは宿泊するホテルの支配人です。
インドに行ったこともあるそうで、出羽三山で修行をして、神職になりました。

加瀬先生の奥さまは、ガーデニングが趣味で、私達が到着した時はホテルの庭の草をハサミでチョキチョキしていて、枯れた花がついていると良くないと気になって切っていました。

奥さまは「薔薇は美しいから、美しい女性に虫がつくように、虫がつきやすいので気を配ってやらなければならない」というような話をしている時、
加瀬先生は「男を虫扱いするのはどうかと思う」
と言っていましたが、しばらくするとぽんと膝を叩き
「そうか、だからムッシュウ(フランス語)と言うんですね。」
とシャレを言っていました。

翌朝は1日観光の時間で案内をしてくれたのは、ダリルさん。
イタリア人のダリルはとても背が高くて低いトーンで話すのですが、
私達が思う陽気なイタリア人とは全然違う、誠実そうでいつも真顔で、質問も逐一真面目に答え、通訳も逐一真面目に訳してくれて、
こんな人いるんだなーと思うキャラクターでした。

博物館の中の素晴らしい宗教画のうちの一つが、強く私に語りかけて来ました。
そのメッセージはその夜食事をした時に、伝えるべき皆さんに伝えました。
「これから思わぬ機会が訪れた時、その流れに乗ってください。大海に出るでしょう。皆さんに祝福を」という内容です。
その絵も、メッセージを伝えて来た同じ「叡智」が描かせたのでしょう。

ランチは全員で食べましたが、向かいに座られたのは東京大神宮の権宮司で、
その日の夕方に御神体を神社に入れる儀式を行うので、アルコールとお肉は避けておられました。
前回のGlobeShintohでカデロ大使閣下の講演を、本当は東京大神宮でできたらなあ、と思っていたので、諸事情で結局東京大神宮が今回の役をすることになったのは本当に必然としか思えません。
そのカデロ閣下も一行に挨拶を一言述べてくださいまして、光栄です。

自由行動の時に塔のうちの一つに登りました。
塔の一番上はハシゴのようなかなり急な階段で、けれどもその上に上がると本当に素晴らしい景色が広がります。
360度周りは地平線と水平線です。
海からの風が吹き抜けます。
眼下の城下街は、揃ってオレンジ色の屋根で、まさに天空の城です。

あまりにじりじりと直射日光が強いので、裕行さんは帽子を買いました。
イタリアマフィアみたいで、なかなか似合います。

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