ブライトハート代表 渡辺愛理です。
今日は東日本大震災6年目
テレビでは特番が組まれ
まだまだ震災の爪痕が残されている様が報道されています。
私は震災後、3年目から
被災地石巻でのボランティアカウンセリングを始めました。
3年目になると、
ボランティア団体は潮が引くようにいなくなり
現地支援がほとんどいなくなっている状態でした。
しかし、心のケアはほとんど手付かずの状態で、
このままでは被災者は取り残されていくのでは？という危機感を持ちました。
6年目の今現在
被災地に行っても
当時の悲惨な面影はほとんどなく
見た目には復興されています。
しかし
一度喪った命は戻ることはなく
全て無くなったものも戻ることはなく
そこまで酷い事態にならなかった人たちも
大変な思いをしていて
津波から命からがら逃げたり
その後、不便な避難所生活をしたり
物資がなくて何時間も歩いたり、並んだり
そんな辛い思いを吐きだすところもなく
がんばって生きています。
この教訓を生かし
いつ、どこで自然災害が起きるかわからない日本の皆さんに
もっと危機感を持ってもらいたい
という気持ちで、
東日本大震災のシンポジウムを何度も開催しています。
自然災害はいつ、どこで起こるかわかりません。
その時に、とっさに動ける判断力と、直観力を磨いてもらいたい。
そのためには、色々な情報を自分の五感で見聞きして、自分の中に蓄えていただきたいのです。
人ごとではなく、
今、自分の身に起こった時にどう行動しようか。
そんなことを一人一人よく考えて
今、自分ができることを行うことが
真の復興につながると思います。