オトコの隠れ家
テーマ:NIGHT LIFE
薄暗いカウンターでいっちょまえにくつろぐおれが写ってる(左から3番目)。誰にでも行きつけのお店が一つか二つはあるやろうけど、そんな店がおれにも一個増えた。
何かにくたびれて疲れ果てた時、人は居心地のいい場所を求めるもんなんやろうか。それが女だか酒だかは人それぞれやろうけど、それが何やろうと、そこにある「空気感」に、座りの良さを感じる。
このお店はおれみたいな若造にはまだ敷居が高いような気もするんやけど、それでも20歳も上のマスターが温かく迎えてくれ、そして何気なくおれを新しい世界観に導いてくれた。おれの隣に座った初対面のお客はどーしようもない酔っ払いやったが、迷えるおれに悟りを開いてくれた。とびっきりの笑顔つきで。BGMは南正人。マスターのお気に入りだって。
そうね、誰もが同じ価値観を持っているわけじゃない。時には大勢の掲げる「常識」とやらに真っ向から対立する事もある。対立し続け、非難され、そして疲れて折れそうなこともしばしば。でも、その時に大事なものさえ見失わないなら、何も恐れる事もないんですよね。
洒落た音楽と絵画と気の合う連中。久しぶりに大きな財産を得たような気分になれて、最高な夜だった。途中、某他県の酔っ払い野郎から電話が入ったが、こいつらも日頃見えない何かと闘ってる。誰かのためでもあり、自分のためでもあり。闘って闘い抜き、その結果、今ああやって仲間たちと腹の底から笑っていられるんやろう。うん、おれはこれからもこのままで生きていく。このお店と電話の主と、ここに誘ってくれた奴がいるかぎり、おれはずっと大丈夫やろう。
このお店の名前と場所は絶対に教えない。だって秘密の隠れ家なんやもん。













