第132章be sure ofとbe sure that(その1)
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前回確認したように、「彼はきっと成功する」は
①He is sure to succeed.
②It is certain that he will succeed.
③I am sure of his success.
④I am sure that he will succeed.
の四つの形が可能である。
ここではbe sure ofとbe sure thatに焦点をあてて考えていこう。話題の中心は「ofは何か」である。
前回確認したようにbe sure ofのsureは「確かだと思って、確実だと思って」の意味である。だからbe sureで「確かだと思っている」の意味になる。ここまでは問題ないだろう。
しかし「…を確かだと思っている」の意味にするにはbe sureだけではだめで、ofを付けてbe sure ofとしなければならない。このofはどういうものなのだろうか?
また同じような意味はbe sure that S+Vの形でも表現できる。この場合にはofは付けずにthat節(that S+V)がそのままsureの後ろに続き、ofは付けない。
be sure that S+Vも、be sure of Xもどちらも「…を確かだと思っている」の意味なのにofが付いたり付かなかったりするのはどうしてなのだろうか?
ここではofはどういう用法なのか、どういう場合に付けて、どういう場合に付けないのかを明確にしよう。
ただしいきなりsureのことを話題にすると話しがわかりにくくなる。そこで話しをわかりやすくするために、まず「…を恐れる」のbe afraid ofを使って話しを進め、それが終わってからsureについての解説をするという順番にさせていただきたい。
afraidは「恐れて」の意味でbe動詞とともに使われbe afraidの形を取って「恐れている」の意味を表す。「恐れている」というのはbe afraidの他にfearという動詞でも表すことができる。だから全体ではbe afraidはfearという動詞と同じ働きをしていることになる。
形容詞はこのようにbe動詞と一緒になると、一つの動詞と同じ働きをするわけだ。
しかしbe afraidとfearとは決定的に異なる点がある。それは「目的語を取れるか」という点である。
fearは他動詞としての用法がある(目的語を従える動詞を「他動詞」、従えない動詞を「自動詞」という)。だから「死を恐れる」はfear deathとできる。しかしbe afraidは目的語を従えることができない。だからbe afraid death(×)とはできない。
一般に形容詞はbe動詞と一緒になると一つの動詞と同じような意味を持つことがあるが、目的語を従えることはできない。
ほとんどの動詞――すべての英語の動詞のうちの99%――は自動詞・他動詞の両方の用法を持っている。だから動詞の場合は後ろに目的語を持ってくることができる、しかし同じ意味を表す「be+形容詞」は後ろに目的語を持ってくることができない。
これを和訳の点からとらえると、動詞のfearは「恐れる」と「…を恐れる」の両方の意味を持っているが、be afraidは「恐れる」の意味しかない、ととらえることもできる。
しかしbe afraidのような「be+形容詞」型の表現も後ろに目的語を持ってきて「…を恐れる」の意味を表したい場合がある。そういう時はどうしたらよいだろうか?
それが前置詞のofである。
前置詞は例えば「公園の中で」のin the parkのinや,「友人と一緒に」のwith my friendsのwithのように後ろに必ず名詞を従える。これを「前置詞の目的語」というが、be afraidの後ろに前置詞のofを持って来れば、後ろに名詞を続けられるわけだ。
訳語の観点から考えると、be afraidが「恐れている」になるのに対して、「of...」の部分は「…を」の意味になると考えられる。
このように「be+形容詞」が全体で動詞の働きをする場合でも、目的語を従えることはできないから前置詞ofの力を借りて目的語を後ろに従えることがある。
これがbe afraid ofという表現である。
だから目的語を従えず単に「恐れている」の意味を表すのであればofは要らない。
ex. You don't have to be so afraid. (そんなに恐れる必要はありませんよ)←ofなし
しかし目的語を従えて「…を恐れている」の意味を表したい場合は前置詞ofを付ける。
ex. Don’t be afraid of failing. (失敗することを恐れてはいけません)
このようなofを使った表現は他にも、be ashamed of (…を恥じている)、be aware of= be conscious of (…を意識している)、be fond of(…が好きである)、be proud of (…を誇りに思っている)などもそうだし、冒頭で示したbe sure of, be certain ofもそうである。
これらは多くの方におなじみの表現だろう。
ところがこのofはthat節を従える場合にはなくなってしまう。次回はこの点を見てみよう。
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