WORDS.131

『10/27』


街が少しずつ秋の色に包まれて
日射しも優しくなり始めてきた頃

出会ってもうどれくらいだろう？
この季節を迎えると君とそんな話をする

今年も残り少なくなった
君とずっといられることに幸せを感じるよ

つないだ手の温かさが心地よくて
寄り添う肩に安らぎを感じて
この笑顔を絶やさないように
そう誓い合った


高い空に優しく香る金木犀の花
歩くにはちょうど良い風が吹く頃

二人 初めて待ち合わせた場所に
今度は手をつないで来ることができた

冬の足音が聞こえてきた
寒さなんて二人でいれば何とも無いんだ

言葉がつなげる二人の本当の気持ち
確かめようと優しく抱き合った
伝わる温かさを頼りに二人は
歩いていくんだ


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読んでくれた方、ありがとうございました。