2005-03-01 08:07:16
テーマ:ボランティア
小さなボランティア
(写真は、今回寄付をした国道沿いにバラックを建てて住んでいるブラジル北部の貧しい州からの移住者達)
わたしが初めてブラジルを訪問したのは、2000年の終わり、かれこれ5年前になる。初めてのブラジル訪問でもっとも違和感を感じたのは、「近所でも一人で勝手に出歩けないこと」と「深夜に子供達が働いていること」だった。
まず、「近所でも一人で勝手に出歩けないこと」だが、わたしが外人でポルトガル語が話せないという事が一番の理由ではあったが、みんなが口を揃えて「誘拐されるから一人で出歩いたらだめだ」と言っていた。ブラジルに住むようになって分かったが、この国はほんとに誘拐が多い。金持ちの家族を誘拐して、誘拐したのが嘘でないのを伝えるために、被害者の耳を切り落として送りつけDNA鑑定をさせたりする。我が家の近所に人気歌手の弟が住んでいるのだが、彼も以前誘拐されて耳を切り落とされたと聞いている。
以前は大金持ちが標的だったようだが、最近では中流層も危ないらしくサンパウロなどの大都会だと、子供だけで外で遊ばせることができないらしい。ゴイアニアでは、日本と同じような感じで子供達が外で遊んでいるから、まだそれほどでもないと思うが。
もう一つの、「深夜に子供達が働いていること」には、誘拐以上にショックを受けた。たいていは、バーやレストランのテーブルを回って、R$1くらいの安っぽいキーホルダーやお菓子を売っていた。小学生くらいの子供もいれば、幼稚園児くらいの子供もいた。子供達はグループで行動していて、親の姿は見えなかった。レストラン側も黙認しているようで、特に気にも止めていない。
最初の訪問で、夜な夜なバーに出掛けるたびにそんな子供達を見るのが辛かった。たまに食事の余ったのをあげると、貪るように食べる。その様子から、食事もしっかりしていないのが分かった。ブラジル人のお客達は、すっかり慣れているらしく、子供達に全く注意を払っていない。子供達は、一つずつ無言でテーブルを回っていくがお客達に無言で拒否される。子供達が夜遅くまで働いたところで、売上はたかが知れているのは一目瞭然だった。
現在は、義務教育制度が徹底して来て、子供が学校に行かないと親が罰せられるために以前よりたくさんの子供達が学校に通うようになったと思う。また、子供の就労も禁止されたので、以前のように深夜に働く子供達の姿は見掛けなくなった。けれど、ブラジルの経済が良くなったわけではないから、貧しい家の子供達にとっては大っぴらに働けなくなって迷惑な話なのかもしれない。ただ目の当たりにしなくなっただけで、見えないところでは相変わらず小銭のために働く子供達はたくさんいるのだと思う。
日本に住んでいた頃は、「ボランティア活動」や「寄付」などにはテンで無関心だった。全てが怪しいとは思わないが、必ずそうした機関が寄付金の大半を横取りしているイメージがあるからだ。けれど、ブラジルに来て貧富の差を目の当たりにするようになってからは、何か自分にできることがあれば弱小ながら手助けして行きたいと思うようになった。
そして、うちがサロンを経営しているということでたまたまインターネットを通して出会ったサロン経営者達やそれに関わる人達が日本から古着や寄付金を送ってくれたのだ。もしも、インターネットのない頃にわたしが一人ブラジルの田舎町で思いを巡らせても何もできなかったと思う。現在のこの環境があったからこそ実現したことで、大袈裟だが奇跡的だと思う。
この場を借りて今回の寄付に関わって頂いた方々にお礼を申し上げたいと思う。
以下、順不同でリンクを貼っています。どのサロンも人間味はもちろん腕の方にも定評のあるサロンです。現在新しいサロンをお探しの方にお勧め致します。
MAXIM(滋賀)
DOO BEE(宮崎)
髪工房 床松(埼玉)
美容室 WOOP(東京)
SALON ABA(東京)
この度は、本当にありがとうございました。ネットの可能性を感じる出来事でした。これからも、ネットを通してできる小さなボランティアを個人レベルで続けて行きたいと思っています。
我が家のネットショップです。
http://www.vk-brazil.com/jp
もっといろいろと読みたいなぁと思った方のために「もくじ」作りました。
http://brazil-fashion.ameblo.jp/entry-e0005d86539ead88838216049b9c389e.html
わたしが初めてブラジルを訪問したのは、2000年の終わり、かれこれ5年前になる。初めてのブラジル訪問でもっとも違和感を感じたのは、「近所でも一人で勝手に出歩けないこと」と「深夜に子供達が働いていること」だった。
まず、「近所でも一人で勝手に出歩けないこと」だが、わたしが外人でポルトガル語が話せないという事が一番の理由ではあったが、みんなが口を揃えて「誘拐されるから一人で出歩いたらだめだ」と言っていた。ブラジルに住むようになって分かったが、この国はほんとに誘拐が多い。金持ちの家族を誘拐して、誘拐したのが嘘でないのを伝えるために、被害者の耳を切り落として送りつけDNA鑑定をさせたりする。我が家の近所に人気歌手の弟が住んでいるのだが、彼も以前誘拐されて耳を切り落とされたと聞いている。
以前は大金持ちが標的だったようだが、最近では中流層も危ないらしくサンパウロなどの大都会だと、子供だけで外で遊ばせることができないらしい。ゴイアニアでは、日本と同じような感じで子供達が外で遊んでいるから、まだそれほどでもないと思うが。
もう一つの、「深夜に子供達が働いていること」には、誘拐以上にショックを受けた。たいていは、バーやレストランのテーブルを回って、R$1くらいの安っぽいキーホルダーやお菓子を売っていた。小学生くらいの子供もいれば、幼稚園児くらいの子供もいた。子供達はグループで行動していて、親の姿は見えなかった。レストラン側も黙認しているようで、特に気にも止めていない。
最初の訪問で、夜な夜なバーに出掛けるたびにそんな子供達を見るのが辛かった。たまに食事の余ったのをあげると、貪るように食べる。その様子から、食事もしっかりしていないのが分かった。ブラジル人のお客達は、すっかり慣れているらしく、子供達に全く注意を払っていない。子供達は、一つずつ無言でテーブルを回っていくがお客達に無言で拒否される。子供達が夜遅くまで働いたところで、売上はたかが知れているのは一目瞭然だった。
現在は、義務教育制度が徹底して来て、子供が学校に行かないと親が罰せられるために以前よりたくさんの子供達が学校に通うようになったと思う。また、子供の就労も禁止されたので、以前のように深夜に働く子供達の姿は見掛けなくなった。けれど、ブラジルの経済が良くなったわけではないから、貧しい家の子供達にとっては大っぴらに働けなくなって迷惑な話なのかもしれない。ただ目の当たりにしなくなっただけで、見えないところでは相変わらず小銭のために働く子供達はたくさんいるのだと思う。
日本に住んでいた頃は、「ボランティア活動」や「寄付」などにはテンで無関心だった。全てが怪しいとは思わないが、必ずそうした機関が寄付金の大半を横取りしているイメージがあるからだ。けれど、ブラジルに来て貧富の差を目の当たりにするようになってからは、何か自分にできることがあれば弱小ながら手助けして行きたいと思うようになった。
そして、うちがサロンを経営しているということでたまたまインターネットを通して出会ったサロン経営者達やそれに関わる人達が日本から古着や寄付金を送ってくれたのだ。もしも、インターネットのない頃にわたしが一人ブラジルの田舎町で思いを巡らせても何もできなかったと思う。現在のこの環境があったからこそ実現したことで、大袈裟だが奇跡的だと思う。
この場を借りて今回の寄付に関わって頂いた方々にお礼を申し上げたいと思う。
以下、順不同でリンクを貼っています。どのサロンも人間味はもちろん腕の方にも定評のあるサロンです。現在新しいサロンをお探しの方にお勧め致します。
MAXIM(滋賀)
DOO BEE(宮崎)
髪工房 床松(埼玉)
美容室 WOOP(東京)
SALON ABA(東京)
この度は、本当にありがとうございました。ネットの可能性を感じる出来事でした。これからも、ネットを通してできる小さなボランティアを個人レベルで続けて行きたいと思っています。
我が家のネットショップです。
http://www.vk-brazil.com/jp
もっといろいろと読みたいなぁと思った方のために「もくじ」作りました。
http://brazil-fashion.ameblo.jp/entry-e0005d86539ead88838216049b9c389e.html







