2004-12-18 21:53:57
テーマ:ブラジルの日系人
ブラジルに住む日系人
ブラジルに来た当初、たまたま行った八百屋さんが日系人のお店でそこのご主人と話をする機会があった。
おじさんは、赤ん坊の時に両親に連れられて沖縄から移民して来たとか。
3年ほど日本に出稼ぎに行って、つい最近この商売を始めたとおっしゃってました。
どうりで、ただの八百屋さんにしては大き目の店構え。で、多少の余裕というか無駄がある。普通のブラジル人が経営する八百屋は日本の寂れた商店街にあるような小さなものか、もしくは金持ちが経営する大規模八百屋が普通だから、中途半端な大きさ。日本で稼いできたお金がなければ到底ムリな店構えだとひと目でわかる。
おじさんは、赤ん坊の頃にブラジルに来たので、日本に行くまでは片言の日本語しかしゃべれなかったとか。今は、日本で働いて、結構流暢にしゃべるけれど、やっぱり日本生まれ日本育ちとはちょっと違う。
話してると、おじさんがひとつの疑問を投げかけてきた。
「僕は日本は両親の祖国だから楽しみに出掛けたんだけど、東京の駅の売店で静岡に行くにはどうしたらいいか訪ねたら、すごく冷たい扱いを受けたんだよ。当時、日本語がうまくしゃべれなかったからね。でも、日本人は親切だと聞いていたからショックだったよ。」
わたしは、どう説明していいか分からなかったが、かろうじて
「日本人は、日本人と同じ顔をした人が日本語をしゃべれないとびっくりするんですよ。最近中国人の犯罪も多くって、警戒するところもあるし。。。」
そう言いながら、心の中で「そうだろうか???」と問い掛ける自分がいた。
わたしの説明もひとつの理由ではあるけれど、最近のブラジル日系新聞のメルマガでそれに触れていて深層心理を目の当たりにした。
日本に住む日本人は、親類にブラジル移民がいて日本に出稼ぎに来ることを恥ずかしいと思っている。日本への出稼ぎ者が自宅を訪問することはあまり歓迎しない。しかし、ブラジルで地位のある職業に就いていて日本へ祖国として訪問する場合は、言葉の壁も超えて歓迎する。
おじさんが質問した時、わたしの中にもこれと同じ理由が密かに浮かんでいたが、故意にかき消した部分がある。なんせ、自分の夫も出稼ぎ者だったのだから。彼と出会わずに、ブラジルの出稼ぎ事情を知らなかったら、わたしも上記の人達と同じ気持ちだったに違いない。先進国の日本に住んでいると、後進国の実態をよく理解できない。
先にも書いたけれど、ブラジルでパイロットをしていた人達も出稼ぎでイエローキャブの運転手を取る国なのだ。この国で、かなりいい待遇の公務員でも月の給料は、R$5,000、ドルにするとわずか$1,800ほど。。。日本の大卒初任給より低い。
おじさんとの話の最後に、おじさんは、自分の子供たちがあんまり日本語がしゃべれないのを悔やみながらも、「子供達には自分が日本で受けたような目にあわせたくないから、絶対日本への出稼ぎにはやらないんだよ。」と笑いながら話した。
そして、うちの旦那さんとポルトガル語で少し話をしていた。
このおじさん、八百屋の経営が今ひとつで、現在またもや日本へ出稼ぎ中。こうやって、ブラジルでの商売の資本金を捻出するのがブラジル流。とてもとても普通にやってて資本なんかブラジルでは貯めれない。
ところで、その時おじさんと彼が特に何を話したのか気にも止めてなかったが、おじさんは、こう言ったのだとか。
「出稼ぎ者は、大金を持ってブラジルに帰って来てすぐは何もしない方がいいよ。のんびり一年様子を見て、事業はそれから始めないと詐欺に騙されたり大損をすることが多いんだ。」
と話したらしい。実は、このことはブラジルに帰って一年後に彼から聞いた。
そして、この一年を振り返ってみて納得した。
我が家のネットショップです!
http://www.vk-brazil.com/jp
おじさんは、赤ん坊の時に両親に連れられて沖縄から移民して来たとか。
3年ほど日本に出稼ぎに行って、つい最近この商売を始めたとおっしゃってました。
どうりで、ただの八百屋さんにしては大き目の店構え。で、多少の余裕というか無駄がある。普通のブラジル人が経営する八百屋は日本の寂れた商店街にあるような小さなものか、もしくは金持ちが経営する大規模八百屋が普通だから、中途半端な大きさ。日本で稼いできたお金がなければ到底ムリな店構えだとひと目でわかる。
おじさんは、赤ん坊の頃にブラジルに来たので、日本に行くまでは片言の日本語しかしゃべれなかったとか。今は、日本で働いて、結構流暢にしゃべるけれど、やっぱり日本生まれ日本育ちとはちょっと違う。
話してると、おじさんがひとつの疑問を投げかけてきた。
「僕は日本は両親の祖国だから楽しみに出掛けたんだけど、東京の駅の売店で静岡に行くにはどうしたらいいか訪ねたら、すごく冷たい扱いを受けたんだよ。当時、日本語がうまくしゃべれなかったからね。でも、日本人は親切だと聞いていたからショックだったよ。」
わたしは、どう説明していいか分からなかったが、かろうじて
「日本人は、日本人と同じ顔をした人が日本語をしゃべれないとびっくりするんですよ。最近中国人の犯罪も多くって、警戒するところもあるし。。。」
そう言いながら、心の中で「そうだろうか???」と問い掛ける自分がいた。
わたしの説明もひとつの理由ではあるけれど、最近のブラジル日系新聞のメルマガでそれに触れていて深層心理を目の当たりにした。
日本に住む日本人は、親類にブラジル移民がいて日本に出稼ぎに来ることを恥ずかしいと思っている。日本への出稼ぎ者が自宅を訪問することはあまり歓迎しない。しかし、ブラジルで地位のある職業に就いていて日本へ祖国として訪問する場合は、言葉の壁も超えて歓迎する。
おじさんが質問した時、わたしの中にもこれと同じ理由が密かに浮かんでいたが、故意にかき消した部分がある。なんせ、自分の夫も出稼ぎ者だったのだから。彼と出会わずに、ブラジルの出稼ぎ事情を知らなかったら、わたしも上記の人達と同じ気持ちだったに違いない。先進国の日本に住んでいると、後進国の実態をよく理解できない。
先にも書いたけれど、ブラジルでパイロットをしていた人達も出稼ぎでイエローキャブの運転手を取る国なのだ。この国で、かなりいい待遇の公務員でも月の給料は、R$5,000、ドルにするとわずか$1,800ほど。。。日本の大卒初任給より低い。
おじさんとの話の最後に、おじさんは、自分の子供たちがあんまり日本語がしゃべれないのを悔やみながらも、「子供達には自分が日本で受けたような目にあわせたくないから、絶対日本への出稼ぎにはやらないんだよ。」と笑いながら話した。
そして、うちの旦那さんとポルトガル語で少し話をしていた。
このおじさん、八百屋の経営が今ひとつで、現在またもや日本へ出稼ぎ中。こうやって、ブラジルでの商売の資本金を捻出するのがブラジル流。とてもとても普通にやってて資本なんかブラジルでは貯めれない。
ところで、その時おじさんと彼が特に何を話したのか気にも止めてなかったが、おじさんは、こう言ったのだとか。
「出稼ぎ者は、大金を持ってブラジルに帰って来てすぐは何もしない方がいいよ。のんびり一年様子を見て、事業はそれから始めないと詐欺に騙されたり大損をすることが多いんだ。」
と話したらしい。実は、このことはブラジルに帰って一年後に彼から聞いた。
そして、この一年を振り返ってみて納得した。
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