お店オープンまで1 | ブラジル発 セクシー&キュートな洋服屋の生活裏話 (格安ネットショップもオープン ダンスファッション サルサ ナイトクラブに!)

お店オープンまで1

弟と財産を分けた後、彼とわたし、何の商売をして食べていこうかと話し合った。牧場で牛を放牧はしていたが、それだけでは到底生活できない。我が家の1階の一部は商業スペースとして確保してあったから、賃料はいらない。何かしら、食いっぱぐれしなさそうな商売を考えた。

最初に考え付いたのは「酒屋」。ブラジル人と炭酸飲料、ビールは切っても切れない間柄。まぁ、それなりにやっていけそうだった。けれど、今一つ「ピン」と来なかった。

次に考え付いたのは「郵便局」。当時、ブラジルは資本金約40万円で郵便局が開設できた。これは、なかなかいいと思い、さっそくゴイアニアの郵便局を管理する事務所へと出掛けた。ところが、残念なことに次年度から募集する郵便局は、郵便局と何かしらの商売が抱き合わせたものに限るとの事。というわけで、残念ながらこれも断念。

ブラジルに来てから、なんの収入もなく不安を覚えたわたしは、アメリカにいた時、ベビー服を日本のオークションで販売していた経験を生かして、ブラジルのドレスをダンス向けに販売していた。ここゴイアニアは、服飾産業が盛んでたくさんの洋服問屋が軒を並べている。ここに来た当初、そんなこととは知らなかったから、洋服屋があまりにたくさんあることに疑問を感じていた。

日本へのドレスの販売は好調で、毎日のように日本へ郵便を出していた。そういうこともあって「郵便局」をやろうかと考え付いたのだった。「郵便局」が駄目になった今、どうせやるのなら自分の好きなことで、できること。

わたしは、アメリカにいた時、「ネイル」と「エステティシャン」の資格を取っていた。日本では、これだけで食べていくことはかなり難しいだろうが、アメリカに住んでいたら最も食いっぱぐれしない職業だと思う。「ネイル」は、黒人女性にはなくてはならないお洒落だし、「フェイシャル」は、白人女性には不可欠のケアだった。

ブラジルにこれが当てはまるか否かは不明だったけれど、美容というものの必要ない国はないはず。という理由で、「サロン」をするという案が一気に浮上した。

我が家のネットショップです。
http://www.vk-brazil.com/jp