2006-03-25 05:00:32

今までの旅で経験した、数々のはちゃめちゃ、ドタバタ劇~極めつけはタヒチの暴動

テーマ:はちゃめちゃ旅行記

ここ3日間は、浦安から、東京ディズニーリゾート訪問記を書いてきました。メインストーリーが停滞していますが、脱線ついでに、僕の今までの旅行の中の、はちゃめちゃ、ドタバタ劇などをまとめて紹介しちゃいます。

  

僕は昔から、危ない、危険、行ってはいけないといわれるところは、余計に行きたくなる方で、治安の悪い国などでも平気で行ってしまうことが多かったんです。だから、今は治安の悪いネパールのボランティアなどしてるのかも知れません。

  

そんな性格のため、大学の卒業旅行は、ベルリンの壁が崩壊したばかりの激動の東ヨーロッパに行って、銃口を突きつけられたりもしました。(その記事はこちら 。)また、その半年後の医者になった研修医1年目には、天安門事件があった直後の中国に潜入し、中国人民になりすまして、長江を船で下ったりしました。(その記事はこちら 。)

  

でも、最近は昔ほどは無茶をしなくなったんですが、それでも、なんだかんだと騒動があるんです。今回のANAのストライキみたいな事がよくあって、大丈夫かな?って思わせるんですが、でもいつも何とかなるさ、って思ってると、何とかなってるって感じですね。

  

一つは、横浜のK先生とモルジブにダイビングに行ったときの事。帰りの飛行機が大幅に遅れたんです。飛ぶか飛ばないか、ぎりぎりのところ。二人とも次の日から仕事があったので、ひやひや。後の飛行機は飛ばなかったそうですが、何とか僕らの飛行機は飛んでくれました。

  

何があったかというと、フィリピンのピナツボ火山が爆発、噴火。噴煙をジェット機が吸い上げるとのことで、次の便から欠航となったそうです。でも、今から考えれば、飛行機、よく落ちなかったね。

  

また、ダイアナ妃が亡くなった前日、パリにいました。K先生と友人、3人でボルドーのシャトー巡りに行った後、今度はシャンパーニュへと向かうタクシーの中で、僕が財布を落として大騒ぎ。(よく財布落とすんですよ。でも結局、返って来たのでラッキー。)そのため、パリで警察回りをした時、前日にあのトンネルを通りました。(確かに、危険な感じのトンネルですね。)日本に帰ってきて、ダイアナ妃が亡くなったと聞き、びっくり。

  

極めつけは、タヒチのボラボラ島にダイビングに行った時のことでした。

  

まずはタヒチの本島にあるファアア空港で入国。中心の町、パペーテに一泊し、パペーテ市内を観光したときは何ともありませんでした。でも、まさかその後、この町と空港が、変わり果てた姿になろうとは、思いもよりませんでした。

  

その翌日、国内線で、ボラボラ島へ。大自然の中にいると、都会の喧騒など忘れ、ゆっくり時間が過ぎますねー。テレビなど無いから、何も気にせず、のんびり、のんびり。そんなゆったり気分で数日が経った時のことでした。

  

帰国する数日前のこと。タヒチからの飛行機がすべて欠航しているとの情報が。ホテルの人の情報によると、タヒチの本島、パペーテの町で、暴動が起きているらしい。フランスによる、タヒチ領ムルロア環礁での核実験に反対する勢力が暴動を起こし、一般市民も暴徒と化したらしい。スーパーマーケットや官庁が荒らされ、燃やされたとの事。空港も燃やされ、多数のけが人が出たらしい。

  

でも、ここは情報から隔離された、タヒチのボラボラ島。仕方なく、日本に電話して、タヒチで何があったの?」と聞く始末。日本のみんなは、「お前、大丈夫か?」と心配してくれましたが、ボラボラ島では、相変わらず、のんびり、のんびり。情報という意味では、近くにいても遠いタヒチ本島でした。

  

でも、その時も、「まあ、帰れなかったら仕方ないねー。」とのんびり構えてました。だめなものはだめ、ですものね。何とかなるでしょう!って。

  

そうしたら、僕らの国内線の飛行機から出発可能に。タヒチ本島のパペーテに帰ってきて町を見たら、町は暴動により燃やされて、大変な状態でしたねー。よくまあ、この中に居なかったものだと思いました。空港も銃弾の跡が多数あり、変わり果てた姿でした。

  

でも、僕らの飛行機から飛び始めて、予定通りの帰国。もうちょっとタヒチに居たかったのに、残念。

  

今までいろいろあったけど、結局は実害は無し。僕は運がいいのでしょうね。もしくは、悪運が強いんでしょうか。だから、いつも、ワクワク、ドキドキ。人生を楽しめてるなあって思います。また何かありそうな、そんな予感がする今日この頃です。

  

今日の写真、「フランス領タヒチ、ボラボラ島」

タヒチボラボラ島

  

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2005-11-23 00:02:42

天安門事件直後の中国へ潜入!(後編)~悠久の長江を船で下って

テーマ:はちゃめちゃ旅行記

武漢 は長江流域にあり、漢陽・漢口・武昌の三つの町で武漢という。


漢口(はんかお)は、以前から一度訪ねてみたい場所だった。さだまさしがグレープ時代につくった、フレディもしくは三教街~ロシア租界にて」 という漢口が舞台の歌があり、こどもの頃から大好きな歌だったので、漢口がどんな場所か見てみたかった。でも、さださんも空想の世界での詩だったようで、三教街という場所には行き着けなかったが、ロシア租界 には行くことができた。


そして、武漢から船に乗り込んで上海まで行こう思って、波止場についた。しかし、ここでも切符がいる。地球の歩き方には、外国人用の事しか載ってない。うーん。


こまった顔をして立っていると、一人の人民軍の服装をした人が声をかけてきた。まずい。


でも、人はよさそうだ。筆談で、上海まで船で行きたいという意味のことを書いてみた。すると、僕の代わりに船の切符をとってくれた。お礼をしようと思ったら、笑顔を残して去っていった。ありがとう、ありがとう!ほんと、いい人だった。


そして、いざ悠久の長江へ。長江は海みたいに広かった。今まで見た中でも一番大きな河だった。長江に沈みゆく夕日の風景が眼に焼き付いている。


船の上で、どんぶりみたいな食べ物が売っていたので食べてみたら、結構美味しかった。これは何かと筆談で尋ねたら、とのこと。まあ、美味しかったらいいか。


何カ所か途中停泊しながら、上海へと着いた。当時の上海は、まだ発展途上で建設ラッシュだったので、まだごちゃごちゃしていた。それで、学生2人と友達になり、杭州の西湖 を訪ねた。中国十大名勝の一つとあって、ほんとに絵になる風景だった。


上海に帰り学生たちとカラオケに行って、尾形大作の無錫旅情(しぶい?)と、谷村新司の昴を歌ったら、一緒に歌って盛り上がった。盛り上がったところで、天安門事件 のことを聞いてみたが、思想統制されていて、話せないんだって言っていた。自由に何でも話せる日本のことをうらやましがっていた。


そして、中国東方航空 という、これまた国際便とは思えない飛行機で日本に帰ってきた。無事で良かった。


しかし、今回の旅では、いい人にもたくさん出会ったが、ふっかけられたり、騙されたりと結構良い経験をさせてもらった。うちの親父が、こどもの頃から「騙すぐらいだったら、騙される人になりなさい」と言っていたとおり、僕は騙されやすい人のようだ。でも、そんな自分を別に嫌いでもないのが僕の幸せなところかも知れない。


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2005-11-22 00:06:16

天安門事件直後の中国へ潜入!(前編)~やむを得ず人民になりすまし

テーマ:はちゃめちゃ旅行記

(リクエストにお答えして、久々はちゃめちゃ旅行記、激動の中国編)


医師になってからも、無茶な旅をする癖はしばらく抜けなかった。


医師として神戸大学附属病院の研修医となった1年目の夏。研修医にも2週間の夏休みというものがあった。


しかし、貧乏学生上がりで、さらに研修医の薄給では、大した旅はできない。と思いきや、また例の無茶な貧乏はちゃめちゃ旅行を計画した。


今度ねらいをつけたのは、前年に天安門事件 が起きたばかりの中国だった。歴史の転換点を見ておかなくては。それと、高校生の頃、さだまさし制作の映画「長江」(1981年) で見た、あの長江を船で下ってみたい


それで例のごとく、返還前の香港inで上海outの航空券格安航空券のみ用意した。ホテルもチケットもとらず、11日間の期間のみ決まっていて、他はすべて真っ白の旅程表。お得意のパターン。中国の査証はとる時間がなかったので、香港の領事館で取り、汽車(火車)で香港から広州に入った。


行きの飛行機の中で、中国の地球の歩き方を初めて見たが、読めば読むほど、当時の中国を何の計画もなく外国人が移動するのは難しいことがわかった。


なぜなら当時の中国では、まず、中国人用の紙幣と、外国人用の紙幣は別の紙幣で、外国人向けと中国人向けとは値段が3倍違う。それのみか、外国人が広州で汽車のチケットを買おうとすると、3日前に申込みをして3日後に手に入れられると書いてある。そんな馬鹿な。


それでは、あと10日間で上海にたどり着くことは不可能に近い。(直接上海を目指すぐらいしかないが、それではつまらないし、船で長江を下るという目的が達せない。)どうするか・・・・。


苦肉の策を考えた。


外国人として旅行することは不可能だ。だったら、中国人民になりすまそう!


まず、人民服に似た服を買った。そして、闇の両替で、中国人用人民元を手に入れた。


それで、広州駅で中国人民用のチケットを求める長蛇の列にならび、中国語で広州ー武漢、硬座(4等席)一張(枚)と書いた紙を持って、窓口に。窓口の女性に中国語で書いた紙を見せた。何か話しかけられた。ばれたか?聞こえない、とジェスチャーしたら、切符をくれた。どうやら、作戦は成功したようだ。


武漢行きの4等席「硬座」は、その名のとおり、硬い椅子。その上、中国人民でごった返し、椅子の手すりにも人が座る状態。戦争後の買出し列車って、こんな感じだったのだろうか。また、中国人民は、食べかすをすべて廊下や外にほかす、ほかす。ごみの山が、車内にも、線路の脇にも。これは、衛生教育が必要だ。こんな中で、22時間も耐えられるだろうか。でも、こんな経験はもう2度とないだろうと思って、前向きにいろいろ観察してみた。


でも、人は悪くはなかった。日本人とそのうち気づかれたが、大学のときの奇術同好会での手品を皆に披露したら、結構受けた。こんなところでも誰とでも仲良くなってしまうのは、僕の悪い癖だ。


そんなこんなで、武漢に入った時には、お尻と腰が大そう痛かったことを覚えている。(つづく)


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2005-11-11 03:52:58

研究のライバル?は大の親友~一緒にワールドカップサッカーへ

テーマ:はちゃめちゃ旅行記

僕の博士論文ネタは脊髄の内視鏡でしたが、当時はまだ日本では二人しか専門的にやっている人がいなくって、結構マイナーな研究でした。でも、その二人は今でも大の仲良し。もう一人のその人はY先生、僕より少し年上で東京の病院にお勤めです。


普通、同じ研究をしてたら、ライバルってことになるから、結構仲悪かったり、競争相手だったりが多いようです。だから、論文の内容を教えなかったり、新しいネタを包み隠してたりするらしいです。


ところが、二人は最初の神経内視鏡学会の会場で会ったときから意気投合。学会で会う度に一緒に食事をしたり、飲みに行ったり。二人ともオープンで明るい性格で、「いっしょに脊髄内視鏡、広めような!」、「論文一緒に書こうか!」とか。「次はこんな事を考えてるけど、どう思う?」と、お互いの研究も包み隠さずに、教え合い。


ある時は、フィアンセをつれて神戸に遊びに来られて、一緒に食事をしたことも。それぐらい、仲良しでした。


そして、97年の脳外科学会総会で会った時のこと。Y先生が、「フランスワールドカップサッカー 、見に行きたいなあ。一緒に行こうか!」と。ノリのいい僕も、よっしゃ、行きましょう!」と。でもそう言ったものの、なかなか病院休んで行くことは普通では無理。じゃあ、どうする?


それでその場で二人で策を練って、脊髄内視鏡のネタで、国際学会で発表しよう!」と。学会出張なら、すこし寄り道は許されますから。そいでもって、その場で手当たり次第にヨーロッパの国際学会を探してみました。


すると、あるではないですか!Congress of Minimary Invasive Neurosurgery(侵襲の少ない脳外科の研究会)という学会。患者様に負担の少ない神経内視鏡にぴったりの学会が!場所はドイツフランクフルト。日時は98年6月12日。学会発表が終わってからフランスツールーズに移動すれば、6月14日の日本ーアルゼンチン戦が見られる!でも、まあ学会発表が選ばれればの話ですが。


それで、二人で投稿したところ、脊髄内視鏡のネタで二人とも無事選ばれました。それも、英語での口述発表。できたらポスターがよかったのに!なぜなら、僕は英語が大の苦手。でも、まあ何とかなるか!


それで、Y先生とフィアンセ(現在の奥様)、それと僕の3人でドイツ、フランスの旅へ。


まず、フランクフルトでの学会発表。英語でしどろもどろながら、発表しました。質問した人が、これまたエジプト人の脳外科医で、なまってる英語がわかりにくい、わかりにくい。でも何とか答えましたが。


それで学会発表が終わってすぐ、パリでトランジットし、ツールーズへ。ワールドカップ の日本ーアルゼンチン戦を観戦し、南仏のワインとフランス料理を堪能して帰ってきました。

それから数年たった今でも、お互いこども連れの夫婦同士で家族付き合いしています僕は本当に人に恵まれてるなあ。


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