初めてのAMDAネパールこども病院 大分待たされた分、感慨もひとしおだったように思う。


こども病院には大勢の人が訪れていた。外来を受診する人、こどもを連れたお母さん、入院患者を見舞う人などなど。病院に対する期待の大きさを実感した。

大勢の人でにぎわう病院2


ネパールタイムに慣れてきた僕であったが、時間は限られている。短い滞在の時間を有効に使うために、punctualな日本人気質を取り戻して、急いで院内を視察した。


まず、玄関は緩やかなスロープとなっている。車いすでも入れるようにするためだ。スロープを上り中に入ると、外来患者様の待合室。10メートル四方ぐらいあるだろうか。大勢の人が待っていた。やはり、女性とこどもの姿が多い。

こども病院待合室風景2


受付の風景。やはり、大勢の人が受付に殺到していた。

こども病院受付風景2


受付の奥、病院に入って左側が、外来診察室。5つの診察室があり、5人の医師が、総合小児科、小児外科、婦人科、産科などに分かれて診察していた。

ネパール女性医師の診察


医師は8人。小児科医4人、産婦人科医3人、一般医1人。


病院に入って右側は、検査室レントゲン室検査技師は5人、レントゲン技師は2人。一生懸命顕微鏡をのぞき込んでいた。

こども病院検査室


病院は2階建てで、入り口入って左方向の受付の横には階段長い折り返しのスロープがある。エレベーターなど無いから、車いす、ストレッチャーなどを2階にあげるときはスロープを使う。

こども病院スロープ2


スロープの途中には、阪神淡路大震災の様子とともに、この病院が出来た経緯、被災者の思いをまとめた記事が、英語とネパール語で書かれていた。


2階に上がり、左方向の奥には、集中治療室手術室がある。集中治療室には、3台のインキュベーターが置いてあり、こどもが低体温にならないよう配慮がなされていた。

ICUとインキュベーター2


2階の右側は、産婦人科病棟で、その奥が分娩待機室分娩室。多くの女性が分娩待機していたが、当時はクーラーが無かったため、暑い中を待っていたのを覚えている。(後に、ダ・カーポ の榊原まさとしさん、ひろこさんの支援により、分娩待機室と分娩室にクーラーが設置され、快適に出産できるようになりました。ありがとうございます。また、後に詳しく書いてみます。)

婦人科病棟入院風景2


一階におりて、外来の奥には、薬局小児病棟。薬局には大勢の人が薬を求めて並んでいた。薬剤師は6人。

こども病院薬局2


小児病棟と婦人科病棟、あわせてベッド数は75床。でも、こども二人が一緒のベッドに寝ていたりしてたので、人数は不特定。そこは日本と違うところ。看護師は、総婦長1名、看護師10名、助看護師10名の21名。写真はミーティング風景。(右側後ろを向いているのが、総婦長のスルチ婦長さん。)

看護婦さんのミーティング2


小児病棟では、酸素を投与していたこどももいた。でも、酸素ボンベからの投与で、何回も取り替えが必要だ。中央配管などないから、酸素はボンベか、酸素濃縮器が使われるが、当時酸素濃縮器は未だなかった。訪問の目的の一つだった、AMDA兵庫からの酸素濃縮器の寄付が必要なことが現場を見るとよくわかる。

モニターと酸素投与


外来、入院患者の多さから、この病院が地域に無くてはならない病院であることが身をもって体感できた最初の視察だった。

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