2011年02月09日(水)
牡蠣フライとして考える
テーマ:マネジメント
30歳が近くなってきたころから「あれ」を使うことがものすごく多くなります。社員とミーティングをしながら、「ほら、この前のあれなんだっけ?」「あ、あれはあれですね。えーっと」という会話が幾度となく繰り広げられ、お互い言いたいことはわかっているのに肝心の単語が出てこない。
これは、情報が氾濫する現代社会において、膨大なインフォメーションのなかから重要なこと以外を「あれ」でまとめる新体系であり、コミュニケーションのエボリューションなのである。といってみたところで、単なる老化です。
テクノロジー企業なので、エンジニアに期待するところも大きいし、会社として求めるものも大きいので、マーケティングのことやマネジメントのことなど、頭がパンクするくらい伝えているのですが、記憶というものは不正確なものです。伝えることが多ければ多いほど、無意識のうち「あれ」の箱に入ってしまうかもしれません。
とくに人数が増えてくると、僕もだれに「あれ」を言ったか分からなくなってくるので、「あれ」というのは怖いものです。
結局なにが言いたいかというと、こうやってブログなんかに書いておくといつでも読めるし、すくなくとも「あれ」防止に役立つのでいいですね、ということです。
エンジニアだろうがコンサルタントだろうが、どんな会社のどんな職業でも、ビジネスパーソンとして高い能力をもたなければ未来はないよねという話をよくするのですが、いまの時代の会社というのは「集まる場所」に過ぎないので、そこでの個人の能力が将来の成否を分けることになります。その高い能力とはなにかということになりますが、まあ、これは色々な要素があります。
スタートラインは、牡蠣フライだと思ってもらえればいいかと思います。
寒い日の夕方、少しひなびた定食屋に入って牡蠣フライ定食をたのむ。しばらくして、厨房の奥でじゅーっと揚げる音がした後に、まだ衣がじゅうじゅういっている牡蠣フライ5つに、しゃきっとしたキャベツとその脇にレモン、味噌汁、ご飯、ソースが目の前に置かれる。
これが、牡蠣フライのある平和な一日が成立した瞬間です。
大切なことは、牡蠣フライだけではそうそう成立しないということで、キャベツやご飯があってはじめて牡蠣フライが最高の状態になるわけです。逆に、いくら牡蠣フライが美味しいからといって、隣のキャベツが干からびていていいわけがないし、ご飯が固いなんてことがあれば、誰も美味しい牡蠣フライの店だとは認めないでしょう。
牡蠣フライをプロとして提供するのであれば、キャベツや味噌汁と牡蠣フライの関係について一度は真剣に考える必要があるし、欲を言えば、人はなぜ牡蠣フライをたのむのか、他店の牡蠣フライはどうなっているのか、牡蠣フライ定食のライバルはとんかつ定食なのか、そもそも人類にとって牡蠣フライユニバースとはなんなのか、まで考えて生きていってほしい。
それが牡蠣フライの価値です。
これがたとえば、WEBシステム、ATM、スマートフォン端末などの最新技術であったとしても、もっと美味しい牡蠣フライにするために知るべきこと、考えるべきことはいくらでもあるんじゃないかと、僕は思います。食べる人のことを考えると、けっこう色々と思いつくものです。
もし牡蠣フライを揚げることだけで人生を終えようとするなら、それはあくまでも定食屋の厨房の奥での揚げ物係で、ずっと誰かに使われる身です。牡蠣フライ市場のリセッションが起こったときには、手にパン粉をつけたまま呆然とするしかないわけです。
逆に、牡蠣フライユニバースについて知っていると、とんかつ定食での成功や、天丼だってとても美味しくつくれるようになるものです。
これは、情報が氾濫する現代社会において、膨大なインフォメーションのなかから重要なこと以外を「あれ」でまとめる新体系であり、コミュニケーションのエボリューションなのである。といってみたところで、単なる老化です。
テクノロジー企業なので、エンジニアに期待するところも大きいし、会社として求めるものも大きいので、マーケティングのことやマネジメントのことなど、頭がパンクするくらい伝えているのですが、記憶というものは不正確なものです。伝えることが多ければ多いほど、無意識のうち「あれ」の箱に入ってしまうかもしれません。
とくに人数が増えてくると、僕もだれに「あれ」を言ったか分からなくなってくるので、「あれ」というのは怖いものです。
結局なにが言いたいかというと、こうやってブログなんかに書いておくといつでも読めるし、すくなくとも「あれ」防止に役立つのでいいですね、ということです。
エンジニアだろうがコンサルタントだろうが、どんな会社のどんな職業でも、ビジネスパーソンとして高い能力をもたなければ未来はないよねという話をよくするのですが、いまの時代の会社というのは「集まる場所」に過ぎないので、そこでの個人の能力が将来の成否を分けることになります。その高い能力とはなにかということになりますが、まあ、これは色々な要素があります。
スタートラインは、牡蠣フライだと思ってもらえればいいかと思います。
寒い日の夕方、少しひなびた定食屋に入って牡蠣フライ定食をたのむ。しばらくして、厨房の奥でじゅーっと揚げる音がした後に、まだ衣がじゅうじゅういっている牡蠣フライ5つに、しゃきっとしたキャベツとその脇にレモン、味噌汁、ご飯、ソースが目の前に置かれる。
これが、牡蠣フライのある平和な一日が成立した瞬間です。
大切なことは、牡蠣フライだけではそうそう成立しないということで、キャベツやご飯があってはじめて牡蠣フライが最高の状態になるわけです。逆に、いくら牡蠣フライが美味しいからといって、隣のキャベツが干からびていていいわけがないし、ご飯が固いなんてことがあれば、誰も美味しい牡蠣フライの店だとは認めないでしょう。
牡蠣フライをプロとして提供するのであれば、キャベツや味噌汁と牡蠣フライの関係について一度は真剣に考える必要があるし、欲を言えば、人はなぜ牡蠣フライをたのむのか、他店の牡蠣フライはどうなっているのか、牡蠣フライ定食のライバルはとんかつ定食なのか、そもそも人類にとって牡蠣フライユニバースとはなんなのか、まで考えて生きていってほしい。
それが牡蠣フライの価値です。
これがたとえば、WEBシステム、ATM、スマートフォン端末などの最新技術であったとしても、もっと美味しい牡蠣フライにするために知るべきこと、考えるべきことはいくらでもあるんじゃないかと、僕は思います。食べる人のことを考えると、けっこう色々と思いつくものです。
もし牡蠣フライを揚げることだけで人生を終えようとするなら、それはあくまでも定食屋の厨房の奥での揚げ物係で、ずっと誰かに使われる身です。牡蠣フライ市場のリセッションが起こったときには、手にパン粉をつけたまま呆然とするしかないわけです。
逆に、牡蠣フライユニバースについて知っていると、とんかつ定食での成功や、天丼だってとても美味しくつくれるようになるものです。







