サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で、14日に日本と対戦するカメルーン代表を応援している人たちがいる。2002年日韓大会でキャンプ地として一躍有名になった大分県の中津江村(現・日田市中津江村)の住民たちだ。当時の村長、坂本休(やすむ)さん(79)は12日、「地球上に中津江という村があると知らしめてくれた。恩返ししたい」とカメルーン代表の応援のため現地に向けて出発した。

 人口約1千人。過疎が進む山奥の村では、今もあちこちに「カメルーン」の文字や国旗が目につく。

 日韓大会では、来日が5日も遅れたカメルーン代表を村民たちが待ち続けた末、ようやく到着した一行を温かく迎える様子が連日報道された。「中津江村」の名は一気に広まり、流行語大賞にも選ばれた。

 中津江の人たちには忘れられない思い出がある。当時、地元の子供たちが選手と交流会を予定していたが、監督が選手の参加を認めなかった。すると、村民らの思いを知った当時の主将が選手たちに参加を呼びかけ、監督の承諾がないまま会場に向かったという。

 「人なつっこくて、情に厚い人たちでした」。坂本さんはそう振り返る。

 日韓大会後も交流は続き、坂本さんは2度、カメルーンを訪ねて国賓レベルの歓待を受けた上、両国の友好に尽力したとして勲章も授けられた。

 14日の試合では、住民たちは地域のホールに集まり、巨大スクリーンで観戦する。坂本さんは現地へ行き日本側の応援席になるが、中津江の児童やお年寄りらが手作りしたカメルーンの応援旗を掲げる。

 坂本さんは「私たちは過疎の田舎者だが、カメルーンのおかげで誇りを持てた」と話している。

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