8.7 今日の後楽園ホール | ボクシング・ジーンのブログ

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DANGAN B級トーナメント決勝
8月7日(水) 後楽園ホール 17時50分開始
主催:reason



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DANGAN B級グランプリ優勝者たち MVPに選ばれたのは、スーパーバンタム級で引き分け優勝の久我勇作(右端)



<第11試合 スーパーバンタム級B級トーナメント5回戦>
上林巨人(竹原慎二&畑山隆則)△[判定0-1]△久我勇作(ワタナベ)

47-48 47-47(上林)、47-47(久我)


元トップアマの上林に対して、積極的に仕掛けていく久我。上林は攻め急がず様子をうかがいながら、左ボディブロー、右クロスを狙っていました。2回にはさらにプレッシャーを強め、左ボディブローを再三ヒット。しかし久我は相手をよく見て、パンチに耐え、左フックを合わせるタイミングを測っていました。そして3回、久我のラウンドが来ます。上下に左をヒットし、そしてラウンド序盤のうちに右ストレートをジャストミートして元トップアマ上林をノックダウンしてみせます。4回、ダメージを負っているはずの上林が勝負に出てきました。そして強い右ストレートをいくつもヒットしてラウンドを獲り返します。そして、迎えた最終回。上林は右ストレート、久我は左フックで激しいパンチの交換に。白熱の接戦は、ドローとなりましたが、新人王と同じく優勢点をつけ、優勢点の差で、久我がトーナメント優勝者となりました。久我は8戦6勝4KO1敗1分です。


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<第10試合 フライ級B級トーナメント5回戦>
及川太郎(八王子中屋)●[判定1-2]○松尾雄太(国際)

48-47 47-48 47-48


元アマ同士の再戦。プロデビュー戦でこの松尾にKO負けを喫した及川は、左ジャブで慎重に探りを入れていきますが動きは硬く、2回になるとそんな及川に松尾の左フック、右ストレートがヒットしていきました。しかし3回から、及川の動きがよくなります。テンポを上げて上下を打ち分け、3ラウンドを制すると、4回も左ジャブから右ストレートでペースをとりました。最終回、及川は脚を使い、松尾は左フック、右ストレートをヒット。ここで僅差の勝負はつきました。接戦ながら及川を返り討ちにした松尾は、5戦5勝3KO。無敗を守っています。


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<第9試合 スーパーフライ級B級トーナメント5回戦>
喜久里正平(帝拳)○[TKO3R1'41'']●井出羊一(ワタナベ)


元アマのサウスポー同士の決勝戦。プレッシャーをかけていくのは井出ですが、初回終盤、慎重に構えていた喜久里が、左ストレートからの連打で井出をダウン寸前に追い込みます。ラウンド終了間際には井出のひざがキャンバスにつきましたが、裁定は「スリップ」。続く2回は、井出がラウンド終盤に左一撃で喜久里をノックダウン。しかしそこから試合は動きました。ビハインドを負った喜久里が3回、攻撃ペースを上げます。左ストレートをクリーンヒットし、井出の意識を飛ばして右をフォロー。井出ダウン。立ち上がったもののダメージが明らかな井出に、再開後、再び喜久里の左ストレートがきれいにきまったところで、レフェリーがようやくストップをかけました。喜久里は10戦9勝4KO1敗。


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<第8試合 ライト級B級トーナメント5回戦>
宮崎辰也(マナベ)[     ]三浦数浩(ドリーム)

※中止 宮崎が棄権



<第7試合 フェザー級B級トーナメント5回戦>
坂晃典(仲里)○[判定3-0]●佐藤克哉(ドリーム)

49-47 49-46 50-46


元新人王西軍代表の坂が積極的にプレッシャーをかけ、上下への左フック、右ストレートなどで佐藤を攻め立てます。佐藤は準決勝で末吉大(帝拳)に敗れていますが、末吉が棄権したために敗者復活での決勝登場。粘り強さが身上ですが、坂のクリーンヒットの前に劣勢は否めません。3回には坂の左ボディブローが何度も決め、最終回にも坂がパンチをまとめてみせますが、タフな佐藤を詰め切ることはできませんでした。坂は9戦8勝5KO1敗です。


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<第6試合 ミニマム級B級トーナメント5回戦>
中村一弘(伴流)○[KO5R2'18'']●松川真也(T&T)


細身のサウスポー松川が右ジャブを軸にサークリングし、右フックをひっかけて中村からダウンを奪いました。が、ダメージの感じられない中村は、ほどなく、右フックからの連打で松川を吹っ飛ばし、ダウンを奪い返します。ダウン応酬の初回を経て、2回からは両者見合う時間が長くなりました。が、時折松川が思い切って中に入ると中村がカウンターを合わせていき、最終回に中村が左フックでダウンを奪うと松川陣営からタオルが投入されました。中村は12戦8勝3KO4敗。


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<第5試合 スーパーフェザー級B級トーナメント5回戦>
菊地希望(石橋)●[判定0-3]○高畑里望(ドリーム)

46-49×2 45-50


変則サウスポーの菊地と、長身の正統派・高畑。低い体勢の菊地に、高畑は右打ちおろし、右アッパーで仕掛けます。乱戦に持ち込もうとする菊地に、高畑は右アッパーでアゴを跳ね上げ、右クロスもクリーンヒット。しかし粘り強く手数を出してくる菊地を、高畑も倒し切ることができず、フルラウンドを消化しました。高畑は13戦9勝2KO3敗1分。


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<第4試合 バンタム級B級トーナメント5回戦>
宮坂航(角海老宝石)●[判定0-2]○佐藤鋼太(協栄)

47-47 48-47×2


今年3月以来の再戦カード。前回僅差で勝っているのは、攻撃力で優る短躯のファイター宮坂です。雪辱に燃える長身の技巧派・佐藤はスタートから左ジャブを散らしてアウトボクシングを展開。佐藤のジャブが冴え、佐藤ペースで試合は進むかと思われた矢先、初回終盤に宮坂が右ロングストレート一閃、ダウンを奪います。その後は宮坂がショートレンジで左のフック、アッパーで優位に。佐藤も2回終盤になってヒット&ランで立て直し、3回終盤にはきれいなワンツーを決めてみせます。終盤戦、宮坂の回転力は落ちませんでしたが、佐藤も挽回を期して左ボディブロー、右ストレートなど手数をよく出し、佐藤が僅差2-0の判定をもぎとりました。佐藤はこれで14戦9勝4KO4敗1分。


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<第3試合 スーパーバンタム級東日本新人王予選4回戦>
中嶋竜太(RK蒲田)○[判定2-0]●嶋崎俊(輪島功一スポーツ)

38-38 39-37×2


今年の新人王予選の中でも屈指の好ファイトに。サウスポーの強打者・中嶋に対して、技巧派・嶋崎は左ジャブを多用し、すばらしい角度の左ボディブローを当てていきます。しかし中嶋の動きは落ちません。そして嶋崎の打ち終わりを狙って強い左ストレートを当てていきました。新人王トーナメント準決勝進出を決めた中嶋は、これで7戦5勝4KO1敗1分。


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<第2試合 スーパーバンタム級4回戦>
木村太一(協栄山神)○[TKO2R0'27'']●三村亮仁(吉祥寺鉄拳8)


かなり小柄な18歳の三村に対し、木村が上下への左、右の打ちおろしでプレッシャーをかけていきます。防戦一方になってしまった三村に、2回、木村の右ストレートがクリーンヒット。キャンバスに大の字になった三村を見て、レフェリーが試合を止めています。



<第1試合 スーパーフェザー級4回戦>
竹内省悟(M.T)●[TKO1R1'27'']○阿久津光生(協栄)


初回1分すぎ、阿久津の右ストレート一発で竹内が深く腰を落として手をつくダウン。その後の阿久津の猛攻に、防御一辺倒の竹内をみて、レフェリーが試合を止めました。






<Photo by Hiroaki Yamaguchi 山口裕朗


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