母、犬に会う。

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昨日の続き


犬を連れて帰る承諾を得た私は車にのせることにした。

車のドアを開けると犬はしばらく車の中をじっと見ていたが私が軽く背中を押すとだまって乗った。


車を走らせると、しばらくはじっとしていたが、すぐに飽きたのか後部座席から器用に助手席にうつってきてチョコンと座った・・・・

横の窓や前の窓から外を眺めたり、たまに私のハンドルを持ってる手を舐めたりしていたが、おおむねおとなしかった。


後に車でこういうことすると大変危険だと教えられたのだが・・・・


おとなしい犬で良かった^^;

元気な犬だと運転邪魔をするんだとか・・・orz


程なく家につくと、母が玄関で待っていた。

幾分緊張してるのが傍目からでも見て取れた。

それはそうだろう・・・・

普段は犬に近づくことすらない人だ。


当然私も緊張した。

ここで彼が生きるか死ぬか決定する・・・

気に入らなければおしまい。


勝算はあった。

この犬はおとなしいし鳴かない。

一番最初に飼うとしたらこれ以上の条件は無い。


私は母の元に彼を連れて行った。


彼は何も言わずにひたすらじ~~~っと母を見ていた。

母もじ~~~~っと見ていた。


その間はかなり長かったように覚えている・・・・


母はこの時思ったそうだ。

息子がたたならぬ雰囲気で連れて帰った犬ならよっぽどかわいい犬なのだろう・・・・と。


しかし、連れてきたのは薄汚れたただの犬だった・・・・


?(´Д`;)

といった感じだったらしいが、連れてきたものはしょうがない。

庭につないでおくことにした。


そうすると外に出たがり段差から首吊り状態に!!Σ(゜д゜|||)


やはり野良らしく外にでたいらしかった(--;

しかたなく奥でつなぐことに。


そして母は事前に買っておいた犬の缶詰をやることにした。

これには彼は驚いたらしい。

今まで食べたことも無かったから・・・・

この後、彼は母が通る度に訴えるようにいつも見上げてたという(笑)


母がこの行為を後に後悔することになる・・・・

彼が普通の固いドッグフードをなかなか食べなくなったのはまた別の話。

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犬の話をしよう。

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今日は書くことが無いので犬の話をしようと思う。


私は犬を飼っている。

もう2年前のことになる。


彼との出会いはうちの会社にある人が


「この犬をなんとかしてください」


と言ったところから始まる。


うちの会社はたまに犬を取り扱うこともあるので、こういうことも珍しくないが、それはお門違いである。

それでもお客様なので仕方なく引き取ることが多い。


持ち主が現れることもある。

でも、それは多くは無い。

では見つからなかった動物たちはどうなるのか?


保健所にいくことになる・・・


他に飼い手が見つかることもあるが、そんな犬は血統書つきとか良い犬ばかりだ。

雑種などは見向きもされない。


日本には動物愛護法という法律がある。

でも愛護するための法律なんかじゃ決して無い。


犬や猫をゴミとして効率よく処分するための法律


保健所に行けば10日たてば(入った日によってそれは短くなる)処分される。


人間は勝手だ。

自分がちょっと気まぐれで飼って気まぐれで平気で捨てて平気で処分する。


網に繋がれたまま何日も繋がれていた犬がいた。

飼い主を待ってその犬はずっと鳴いていたらしい。

3日後保健所に連れて行かれた。


この犬もそんな中の一匹。


ただ初めて見たときほんと不思議な犬だった・・・


普通の犬はだいたい初めて見たときワンワン吼えるか、ひたすら「かまって!」とじゃれついてくるか。


その犬はただじっとしていた・・・・

そして上目遣いでずっとこっちを見ているのだ。


私はとりあえず、この犬をしばらく置いておくことにした。

飼い主が現れるかもしれないので。


その当時、うちの支店長は犬が大嫌いだった。

なので、こういった犬は1日で保健所に行くことになっていた。


なので私はほとんど自分しか来ない倉庫で犬を飼うことにした。

内緒で。


雑種なので飼い主が見つかる可能性は少ない。

首輪も無かった。

なので最初から飼い手を探すことにした。


それから3日たった。


飼い主は現れない。

飼い手も見つからなかった。


「ごめんね。ダックスフンドとかだったら大分いるんだけど・・・」


飼い手を見つけてくれる人は残念そうにそう言った。

他のルートも全部だめだった。


それは不思議な犬。

いつも倉庫でじっとしていた。

そして僕が来ると、静かに近づいてきて、座る。

ただそれだけ。

手を舐めることもあった。

コッソリ散歩に連れて行ってあげたりしてたが、その時は凄く嬉しそうだった。


でも、もう時間は無い。


私は何度か捨て犬を飼おうと思ったことがあった。

でも家には最大の問題があった。


母は犬が大嫌いなのだ。


子供の頃犬にかまれて、それ以来犬を見ると怖いそうだ。

小さい頃だったのでそれはしょうがないかもしれない。


何度かパピヨンとかシベリアンハスキー、ラブラドールとか言ってみたがダメだった。


多分今回もだめだろう・・・・


それは正直な感想。


でも、最後の賭けに出るつもりだった。

もう隠し通せるのも限界だろう。

というか多分もう課長気づいてる・・・・


「もしもし・・・僕だけど・・・」

「何?」

「犬を・・・・飼いたいんだけど・・・」


しばし無言・・・・・


「とりあえず連れてきてみなさい・・・・」


これは驚きだった。

今までそんなこと一度も無かったので。


その当時のことを母に聞いてみると。


正直な話、嫌だった。

でも、もう大分犬が酷い目に合わされる話を何度も聞かされてたし、なにより今回はあんた声がいつもと違った。

これは仕方が無いと思った。


という・・・

こうして、この犬は私のところに来ることになった。

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