能登の海は今日も静かなようです。
私のシマダイが誰にも釣り上げられずにスクスク育つことを願っています。
「家内安全」
「油断大敵」
私のかわいいシマダイちゃんは、目の前のエサをすぐに拾い食いする癖があるので心配でなりません。
気をつけろ。
対小杉戦6ラック目です。
このゲームは9ラックで終わりましたが、このラックは所要時間が7分35秒で9ラック中一番長くなりました。
ほんのちょっとのズレでビリヤードはむずかしくなるんですね。
まずはブレイク直後の配置です。
14-1を始めたばかりの人によく質問されるのが、この場面で何をどうすればいいのかわからん、というものです。
うむ。
何をどうすればいいんでしょうね。
まず、入れのある球は9番しかありませんので、ここからスタート。
次は左上の6番だと思いますが、7番が5番の進路妨害をしているので、ついでに7番を動かしておきたいところです。
「行きがけの駄賃」ですね。
6番から8番に強く当てたのがわかりにくい所で、これは8番の下側に当てない限り悪い形にならないという判断でしょう。
3番から8番に出したのが、ちょっと強かったかも知れません。
たぶん手球をこのあたりに止めて、8番でかたまりを壊す予定だったと思います。
14番を入れて7番に当てましたが、手球が5番の裏を抜けてしまいました。
7番に当たれば5番にも当たりそうなものなんですけどねえ・・・普通は。
四つ球の5点当たりの形ですね。
これで5番の裏を抜けるのは不運で、小杉選手はチョークで台をポンと叩いていますけど、前に書いたようにこれは失敗した時の彼の癖です。
5-7コンビの後、続いて5番を入れる予定だったと思いますが、7番へ少し薄く当たったので5番が前に出てしまいました。
「もうちょっと弱く撞けばいいのに。」という意見もあるでしょうが、あまり弱く撞くと球が曲がるんですよ、この台。
むずかしいところです。
いよいよ私の出番。
13番を入れたのは組立てを考えたわけではなくて、13番以外は入れる自信がなかったからです。
で、こうなったんですけど、みなさんはここからどうされますか?
これがむずかしいんですよ。
ブレイクボールは10番か15番でしょうね。
次に入れるのは3番ですが、その先がわからん。
この記事を書くにあたっていろいろ考えたんですけどよくわかりませんので、いいプランがあったらぜひ教えてください。
まあ何か書かなきゃいけませんので、実戦を追ってみることにします。
3番から横に振ってみました。
次に1番か10番かフリを見て決めよう、どうせそんな事を考えていたんでしょうね、私の事ですから。
1番を入れて10番を動かしてみました。
苦肉の策です。
12番から引いて10番に出し、
10番から2番に出しました。
結果的にはなんとかなりましたが、この順番が正しいとはとても思えない。
これ、どの順番がいいんでしょうね。
『ただいまの途中経過』
小杉 49ー34BOSS
さて、今年の9月にインドネシアで国体があったそうです。
10日間の日程で、日本でいえば「全日本選手権」に該当する試合のようですが、そこで小杉選手は準優勝とのこと。
因みに準優勝の賞金は約300万円だそうで、物価が違うのでインドネシアの300万は日本の2000万くらいの価値があります。
一体どうなってるんですかねえ。
だって彼、61才ですよ。
というわけで、先日インドネシアに行った折に14-1の80点ゲームを1回だけやりました。
映像がありませんので、結果だけお知らせしておきます。
BOSS 3ーW 小杉
「あの日本人は誰ですか?」
小杉選手はファンから私のことを質問されて、
「昔、日本で一緒にやっていた友達だ。」
そう答えたそうなんです。
人の噂がいい加減なのは世界共通らしく、たったこれだけの話が「コスギのライバルらしい」になり、遂に「日本の名人らしい」になったようなのです。
みっともないったらありゃしない。