過去ー未来ー現在

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お取引先のA社長と会食した。創業者のお父様の後を継ぎ、立派に会社を切り盛りされている。たまたま社長とは同い年だし、父親が中小企業の経営者だったという点も私と同じだから、今の環境や立場の違いを見ると、どこが違っていたのか、ついつい考えてしまう。私も一度は父の経営する会社に入ったが、A社長のように後継者にはなれず、父の会社を辞めているからだ。

最初は忍耐力の差かなと考えた。父の会社で全く違う仕事を始めたが、それまでに経験してきた仕事や、仕事を通して得ていた興奮や自信を過去のものにできなかった。そこで我慢すれば、新たな興奮や自信が得られたのかも知れないが、私はそれまでの仕事を続けることを選択し、父の会社を辞めてしまった。A社長にも同様のご経験があったかも知れないが、A社長はきっとそこで我慢されたのだろう。だから、私に足りなかったのは忍耐力だと思ったのだ。

しかし、先日、浄土真宗のお坊様から聞かされたお話を思い出すと、私に足りなかったのは忍耐力ではなく別のものだと思えてくる。お坊様はこうおっしゃったのだ。

「皆さんは、過去、現在、未来と時間がつながっているように思って居られるでしょう。私は違うと思います。過去を振り返って反省し、その反省からどんな未来にしたいかを考える。そして、その未来にするために、今、何をすべきかを考え、行動に移すのです。そうです、時間は過去、未来、現在とつながっているのです。」

お坊様のおっしゃる通りだとすれば、私に足りなかったものは、未来を描く力、すなわちビジョンだろう。そういうビジョンや明確な未来像があれば、現在を生きるときに我慢もできるし、耐え忍ぶこともできるということだろう。

さて、今の私に明確な未来像はあるか。それがあれば、もっと今を力強く生きられるに違いない。

東京53会

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同志社を昭和53年に卒業した同級生の会が一年ぶりに開かれた。卒業してちょうど40年、還暦を迎えたオジサン・オバサンばかりだが、予想以上に楽しくて元気になった。その理由を考えた。

① 未来を語れた。

参加者は体育会系、文化系、怪しげなサークル系、きちんと勉強した系とさまざまで、学生時代から親しかったという人がほとんどいない。結果として共通の昔話がないから、近況報告が終わると将来の話に盛り上がる場面が結構あった。過去を大袈裟に話すと「嘘つき」だが、未来を大袈裟に話す分には「夢」で済む。私も夢を語らせて頂きました(笑)

②ライバルを得た。

外資系で活躍し、早めに仕事を切り上げた人もいるが、ほとんどが経営者、顧問、相談役、契約社員などの形で働き続けている。だから、話に躍動感があって面白かった。と同時に、元々は同じ大学で学んだ同級生なんだから、「負けてられるかい!」という気持ちにさせられた。現役でいるからオンになるスイッチがあるのだろう。

③役に立てると思えた。

この会のために、私にできることがあるかも知れないと思えた。やってみないと分からないが、私にできることがあり、それが他の会員からも喜んでもらえることなら相思相愛の関係になる。人との関わりも、組織との関わりも、相思相愛こそ満足感やエネルギーを与えてくれるものなのかも。

毎回集まるのが十数名という会だが、これを目標三十名にしていろいろ工夫し、試して見ようかと思う。

神田須田町「けむり」

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丸紅ラグビー部 同志社OB会のO先輩が晩ご飯に誘って下さった。


O先輩が予約下さったのは神田須田町にある「けむり」というお店で、スモークした食材が売りのお店らしい。なるほど、だから「けむり」なんだ。


最初に出てきたのはスモークチーズだ。スモークされた香りが漂い、匂いにつられてひと口食べてみたが、これが濃厚で微かに苦味や甘味が感じられ、「ウマイ」と思わず声が出た。

その後、スモークされた鴨肉、ベーコン、チャーシュー、サーモン、ホタテ、鯛、蛸などを頂いたが、いずれも苦味、渋味、甘味が入り交じり、大変味わい深かったように思う。


この神田須田町辺りは戦災をまぬがれ、古い家が多く焼け残ったとのこと。「けむり」のお店も階段が急で天井が低かったから、ひょっとすると戦前の建物だったのかも。トイレの手水までレトロで、お店の雰囲気も渋さ満点だったように思う。

そう言えば、派手さはないが実力があってイザというとき頼りになる人のことを「燻し銀」という。O先輩はまさにそういう方なのだろうが、言いたいことついつい言ってしまう私の場合は、煙たがられない人を目指すのがやっとかも(笑)  O先輩、ご馳走さまでした!