ブックスタマ社長の自腹読書日記 -271ページ目

出版大崩壊

「出版大崩壊」

副題は「電子書籍の罠」です。


昨年は電子書籍元年と言われ、IT企業やメーカー、携帯キャリアなど
さまざまな企業が電子書籍市場に参入しましたが、
どうも、「電子書籍」が「本」にとってかわるのではなく、
別物としてそれぞれ存在していきそうな気がします。

この本の著者は大手出版社の光文社で編集を長年務めてきたベテランで、
自ら会社を辞めて電子書籍ビジネスの立ち上げに携わってきましたが、
電子書籍はビジネスとしてどうも難しい、という感触を持っているようです。

「ブルーオーシャン戦略」という言葉もありますが、前途洋洋とした
ブルーオーシャンはなかなかころがっていない世の中のようです。

書店をやっているので、出た途端衝動買いしたのですが、書店についての
記述が2、3ページだったのが、悲しかったですなぁ。


出版大崩壊 (文春新書)/山田 順
¥840



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ネットで生保を売ろう!

1976年生まれでハーバードでMBAを取得した岩瀬大輔さんが
ネット専業の生命保険会社、ライフネットを立ち上げるまでの
ドラマを描いた本。

日本生命を退職した保険業界の第一人者、出口さんとの出会い
に始まり、たった二人での会社の立ち上げから、徐々にすばらしい
仲間と出会い、ついにネット専業の生命保険会社として確たる地位を
築くにいたるまでが書かれています。

事実なんですが、小説よりもドラマティック。
閉塞的な時代の中で、勇気をもらえる本です。

ネットで生保を売ろう!/岩瀬 大輔
¥1,500



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その「数式」が信長を殺した

なかなか刺激的な題なので即購入。

著者は数学者ということで、客観的な視点から、信長を
はじめ、源頼朝や桓武天皇、足利尊氏などさまざまな
歴史上の人物の決断を分析します。

ただ、「数式」はそれほど出てきません。
もともと文系な私には読みやすかったですけど。

その「数式」が信長を殺した (ベスト新書)/柳谷 晃
¥820



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