2010-07-23
森見登美彦「ペンギン・ハイウェイ」
テーマ: シルバー![]() | ペンギン・ハイウェイ 森見 登美彦 角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-05-29 Amazonで詳しく見る |
理屈っぽい小学生男子の“ぼく”は、突如街に現れたペンギンの群れについて調べ始める…。
うわ、モリミーぽくないぞコレ。と思いつつ読んだのだが、清々しい女の子とめめしい男の子、主人公の“おっぱい”へのあくなき探求心など、やはりモリミーはモリミーだった、と言うべきか。
“お姉さん”の力があまりにトッピゆえに、なかなか作中世界に入り込めなかったが、半ばからは小学生たちのキャラも立ってきてずんずん面白くなり、クライマックスなどは切ないラブストーリーの感さえあるのだった。
夏の終わりと恋の終わり、少年期の終わりをトリプル重ねしてくるところなんざ、ほんと巧いよね。
p.s.淡い恋愛が一途でせつなくてすてきなので、前半コーラ缶が変身したからって本を投げ出さずに騙されたと思ってラストまで読んでみて。
なにげにヒロインが、サバサバしていて、よくある「ナニナニだわ」とか「ナニナニのよ」みたいなメメしい言葉遣いじゃないのもポイント高い!






