本が・好き! -3ページ目

春の帰路




入力の 右腕痛む 帰り道 香り癒され じんちょうげさま






バレンタインデーと言う名の憂鬱  【2】

言い訳です。仕事が立て込み、明日と言いながら更新が遅れてしまいました。


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電話は一瞬のうちに切れた。
「う、う・・」とくぐもったシューズの一声。やっと聞き取れるぐらいの大きさ。聞こえたかと思うと、あっという間に切れた。果たして会話としてきちんと成立したのだろうか。
迷ったが、軽く聞いてみた。

「Aちゃん、何だって?」
「いや、よくわからない」
「は・・・?」

なんで、わからない?
・・・ま、いっか。あまり話したくないのかもしれないと思い、そのまま深く問うことはやめた。

次の日、シューズの部屋を掃除してごみ箱を空けると、中からAちゃんからいただいたカードが出てきた。
いくらバレンタインに無頓着でも、ちょっとこれはひどいんじゃないか!?
Happy Varentine とだけ書かれたいかにも女の子らしいカード。

それとも、あの電話で何かあったのだろうか?
そういえばあの電話の後、シューズの言っていた言葉を思い出した。
「もうお返しとかしないでくれる」

考えてみれば、私たち親の付き合いで始まったバレンタインに、シューズが物申したのは、
昨日に限ったことではなかった。
スケジュール的に、まだAちゃんの家までクッキーを届けに行く事が出来ていた頃だから、小四ぐらいだったろうか。実は、小学生になってからと言うもの、いつ届けに行ってもAちゃんは不在だった。それは、遊びに出かけていたりお稽古事で忙しかったりと、その時々でいろいろだったけれども、その都度、お母さんに渡したり玄関先に置いてきたりしてきた。もともと自分の意志で始まったことではないし、しかも実際に本人に会わないのにいちいち自分がかり出されることに空しさやバカバカしさを感じ、不満を言うようになったのだ。

「こんなこと意味ないじゃん。いつ行ってもいないしさ。」

物心つく前の幼い頃なら、親の主導で始まったお付き合いでも、表面上は子供が堂々と主役だった。
「シューズ君、よかったわねえ。」
「Aちゃん、良かったわねえ」
盛り上げようとする大人たちの声に、2人もまんざらではなさそうだった。
けれども、いつしか子供は大人に成長し気がついていく。

一月後逡巡の末、性懲りもなく私はシューズに内緒で、Aちゃんの家のポストにクッキーを届けに行ってきた。

今年、シューズにチョコレートは届かなかった。


子供に良かれと始めたことが子供を傷つける、そんな典型的な1例になってしまったかもしれない。
愚かな母を許して欲しい。

まあ、心配するほど本人気にしちゃいないとは思うけれど。

さあ、これからは自力で頑張れ!!
男子校で良かった、ってか?言い訳出来るもんね。

バレンタインデーと言う名の憂鬱

明日はいわずと知れたバレンタイン。
シューズのことでちょこっと、悩ませられる日である。
いえ、大したことじゃないのだが。
それでもここ数年毎年、この日がもうすぐ来ると思うと憂鬱になるのである。

そもそもの始まりは、幼稚園の年少組のころ。
幼稚園バスで通っていた。
同じバス停の女の子。
女の子3、男の子3ときれいに揃ったバス停の人員配分。
和気藹々のバス停だった。
集団生活にもなれ、バス停のメンバーは親も子もすっかり仲良くなっていたちょうどその頃、シューズは迎えた。初めてのバレンタイン。
バス停の女の子のお母さんはそれぞれ、男の子全員分のチョコを用意してくれていた。
当然、ホワイトデーはその逆パターンとなる。
どちらかというと、子供の行事を口実にした、親が楽しむ親のためのイベントになっていたような気がする。今一すっきりはしないが、まあ、それはそれでいいとも思った。深くは考えないこととしよう。卒園までのわずかな期間、楽しく過ごすための言わば潤滑油の一種だと思えば良い。

無事卒園した子供たちは、同じ小学校に通う子もいれば、違う小学校に通う子もいた。
日本の平均的な園児がどれほどバレンタインデーやホワイトデーを意識しているか知らないが、シューズはもともとバレンタインにも女の子にも全く興味を持たない子供だった。・・・と、親の目からはそんな風に思えた。
小学生になって初めてのバレンタイン。その日の夕方、思いがけない訪問者が家に訪ねて来られ驚いた。
幼稚園のバス停で一緒だった女の子とお母様。女の子がお母様を伴って来たというよりも、お母様が女の子を連れてきたといったほうがいいみたいだ。二人は、わざわざチョコレートを持ってきてくださったのだ。
仮にAちゃんと呼ぶ。Aちゃんとは最後にクラスも同じになり、親子で仲良くさせていただいていた。Aちゃんは、賢くてお行儀もよく模範生タイプ。シューズにはもったいないほど。どう考えても、お母様が気を使って丁寧にあいさつ代わりに来て下さったものと思われた。お互いに違う小学校に通うため、久々に会えた私たち親同士はおしゃべりに夢中になった。一方、子供同士はシューズが「ありがとう」と言ったきり、ひたすら沈黙。側から見て、互いに嬉しいのか嬉しくないのか伺うことは出来なかったが、あまり楽しそうな印象はなかった。
釈然としないまま、翌月のホワイトデーにはお返しをした。今度は、私がシューズを連れてAちゃんの家にクッキーを届けに行く番だ。ここでもまたもや親同士はおしゃべりに花を咲かせ、その横で子供はだんまりを続けるというパターン。
そんなことが懲りもせずに延々と毎年繰り返された。小学校も5,6年にもなると塾で忙しくなったため、ほとんどが子供たちの与り知らぬ間に親同士で事がなされた。一体いつまで続くのだろう。どちらかが止めればそれで自然消滅となるのだろうが・・・。こうなると完璧に、親のお中元、お歳暮感覚だ。家もすぐ近所というわけではないので、こんなことでもなければなかなかお会いする機会もないから良いのかもしれない。ただ、子供たちもそろそろ年頃。いつまでも子供の気持ちを無視して、こんなことをしていていいものかどうかも疑問に思い始めてきた。
多分、シューズは不愉快だったんだろうな。態度にも出ていた。
「2月14日って、まじでウザイんだけど」と言った。親のつきあいに子供をだしに使うなと言いたいところだろう。
そんなことを思い始めて数年が過ぎた去年のこと。
その年いただいたチョコレートには、初めてAちゃんから手書きのカードが添えられ、その後シューズ宛に電話がかかってきた。


この続きは明日・・

はーるよ、こい♪



池の坊でも、小原でも、草月でもなく、renren流の斬新な生け方。
てか、ただ単に入れただけ。
適当な花器がなく、シューズが小学校の図工で創った花瓶に入れた。





結構枝が太くて全部は入りきれないので、
年に2回、お友達が自宅で開く手作りの小物ショップで買い求めた作品も使ってみた。




ちなみに、これもそのお友達の作品。

叩いても・・・

今朝の朝刊に掲載された新刊の広告を見て思ったこと。

本のタイトルは
「ウソが9割 健康TV」
「テレビじゃ絶対放送できない『食』の裏側」
「食べるな。危ない添加物」

言いたくないけれど、もううんざり。
なんで、こんなに節操がないのだろう。
一度事が起きるとすぐに便乗商法。
ウソが9割って、わかってるんだったら、もっと最初っから発刊してればいいのに、何をこの機に乗じようとするのか、その根性が浅ましい。
商魂逞しいといえばまだましだが、やり方が姑息としか思えない。
文筆を生業とするものの矜持が感じられない。
そんな綺麗ごとは言っていられないのかもしれない。
生き馬の目を抜くすさまじい業界の競争があるのかもしれない。
それでも、このモヤモヤした気持ちをどうしよう。
視聴者をばかにするテレビがあるかと思えば、かたや読者をバカにしている出版社がいる。
叩かれてもただでは死なないとはこのことか。

一足早い春の訪れ



北海道の知人から、山形県産啓翁桜の枝が、宅急便で送られてきた。



まだ硬い小さな蕾がびっしりと



よく見ると色づいた蕾もある。
あと2,3週間もすれば一足早いお花見が楽しめるらしい。

久々の公園で

リボンとリボンのお友達と3人で冬の公園を散歩した。
家から徒歩5分の距離だというのに、今年になって初訪問とは出不精過ぎる。
池の中のかもが、えさを探しているのか水面にくちばしをつけてしきりに動かしていた。
先日の花びらではないが、かもたちも冬は食べ物に困っているのだろうか。



早速、家から持ってきたパンをあげ始めた2人。



すると・・・
凄い凄い!どこからともなくわーっと池中のかもが集まってきた。
喧嘩しないで、いっぱい持ってきたからね。








リボンがどちらなのかと言うお尋ねがあったので、去年の夏に行ったデイズニーシーで撮ったヒントの写真を一枚。どちらにも映っているのはリボンだけ。さあ、わかるかな?

「町長選挙」  奥田英朗  ★★☆☆☆

うーん、残念。
これも去年からリクエストしていて、やっと届いた待望の期待満々の作品だった。
でも、結果ちょっと退屈してしまった。
期待しすぎたのかもしれない。
思えば「イン・ザ・プール」は面白かったなあ、と遠い目になる。
その後の「空中ブランコ」、これも物凄く期待した。読者って、勝手なのかな。「イン・ザ・プール」以上のものを当然期待しちゃう。面白くないとは言わないが、素直に面白かったのは「義父のズラ」ぐらいだったかな。
なんだか、奥田さんが気の毒に思えてきた。
きっと、出版社から「又書いてくださいよ、衣良部医師。読者は待ってますから」とか何とか言われたんだろうな。で、本人あまりその気じゃないのに、無理やり書かされたというか勢いで書いちゃったんだろうか。
以前、奥田さんじゃないけれど、乙一があとがきに書いた文章にこんなのがあった。
「出版社から言われて金に目が眩んで書いた」
勿論彼特有のジョークだろうけれど、まったくあり得ない話なら逆につまらないジョークだ。案外、作家の間ではよくある話なんじゃないのかな。
作家稼業も大変だ。編集者の力もそれなりに左右するんだろうな。作家稼業、生かすも殺すも編集者の腕次第、って言うし。いや、今自分が勝手に思いついた言葉。

負けるな!!奥田さん!これからも応援してます。



奥田 英朗
町長選挙

マニュアル本



植芝 守央
合気道上達BOOK―技を極める!

サッカーの練習スケジュールが去年末あたりから緩々になってきたせいか、最近シューズの日常もどこかゆるゆる。本人がそれを意識してるかどうかはわからないが、広報で見つけた合気道講習を今年から受け始めた。定期的に昇級試験もあるようで、こんな本を買って毎日の通学のお供にしている。通学リュックの中身は、お弁当とこの本のみ。
教科書、ノートは・・・・???
マニュアル本と言えば、1,2年の頃は専らこの本を熱心に読みふけっていた。


「おばけ。ネス湖へいく」 「スーパー仮面が強いのだ」



ジャック デュケノワ, Jacque Duquennoy, おおさわ あきら
おばけ、ネス湖へいく



武田 美穂
スーパー仮面はつよいのだ

相変わらずおばけシリーズが続きます。
「スーパー仮面はつよいのだ」は、中が漫画のようにコマに分かれています。
好きな本を自由に読めばよいでしょう。