パラグアイでブラジルビザ、幸運にも即日GET!
テーマ:パラグアイ♪マテ茶はぬる目のお湯がいい~
肴はあぶったチョリパンでいい~
(※マテ茶…アルゼンチンの代表的飲み物。チョリパン…同じくソーセージをはさんだサンドイッチ)
(八代亜紀の『舟歌』の節で)
…夫と妻と、そしてその他たくさんの、ポルテーニョ(アルゼンチン人)とパラグアイ人を乗せたバスは、夕方6時にブエノスのターミナルを出発、一路、パラグアイへと向かったのでありました…。
パラグアイ行きの目的はただ一つ!
国境のまち、エンカルナシオンのブラジル領事館でのブラジルビザの取得です!
リオでのホテルは激戦のなか、なんとか押さえた!
(普段の3倍!高い!)
そして、なんと、なんと、インターネットで業者を通さず、直接カーニバルの鑑賞席も押さえた!
そしてそして、よく考えたら世界一周航空券中16分の2を占めるブラジル出入国、往復の航空券…
…ここでもし、ブラジルビザが入手できなかったら、それらはすべてムダ・ムダ・ムダのダム建設、水のアワ、海の藻屑となって、人魚姫と共に消えてしまうことになる運命です…
最後の最後の手段としてボリビアでの入手の可能性が残されていますが、もしそこで駄目だった場合、もうあとがありません。危険すぎます。
このあと、イースター島、ペルーのマチュピチュ、ボリビア・ウユニへ、そしてリオのカーニバルへ旅を続ける我々にとって、とブラジルビザの取得は目下の最優先課題なのでした…。(ウエットティシュの購入よりも、マテ茶セットさがしよりも…)
ブエノスの日本人旅館で知りえた情報によると、一番簡単に、早く、取れる場所はいまのところ、ブエノスから夜行バスで16時間の、パラグアイのエンカルナシオン…
…というわけでのバス車内。
パラグアイ・国境のまちエンカルナシオンは、アルゼンチンに比べて物価が安いため、お買い物ツアーにでかけるポルテーニョが多いようです。バスのなかは家族旅行など、完全にルンルンの行楽ムードです…。
けっこうイケてる晩御飯が出て…、そのあとすぐに消灯。朝ごはん…
朝8時30分、国境に到着。
…ところが、ここがクセ者。長蛇の列でバスがまったく前に進みません。
アルゼンチン出国では全員バスを降りて、出国検査。
川を渡って、パラグアイ側では行きも帰りも車内に乗り込んできた係官がパスポートを預かり(南米の人は身分証明書のようなもので行き来できるようです)、処理。
その間、バスの運転手に袖の下を渡した業者が次々と乗り込んできました。まずはカンビオ(両替屋)、プリぺード携帯売り、サングラス売り、パン屋にしぼりたてのジュース売り、スカーフに何故か下着…
みんな気ままにひやかしたり、思いつくまま買ってみたり、すでにお買いものツアーモードです。
…国境を通過するのに合計3時間はかかりました。
エンカルナシオンに着いたのは11時45分。
ブラジル領事館は8時から2時までです。
バスで一緒になった日本人の彼もビザ取得が目的でバスのなかで両替をしたらしく、一足先に領事館へ急ぎます。
我々は最初ATMを捜したのですが、見つからず、両替屋を3件あたって、率のよかったところで現地通貨を入手。
ブラジル領事館はバスターミナルのほぼ前にあります。
エンカルナシオンのブラジル領事館でのブラジルビザ申請に必要なものは、
・パスポート
・4㎝×4㎝の顔写真
・本人名義のクレジットカード
・現地通過125000G(約2500円)
…以上です。
12時10分、領事館につくとさっきの彼がパソコンの前で申請書類を入力中でした。
領事館はビザ申請者で一杯と聞いていたが、彼以外誰もいない。
声をかけると「今日中に発行してもらえるよ」と返事され、喜び勇んでカウンターで「ビザがほしい」と手続き開始。
12時45分、夫に次いで、妻がフォーム入力が終わると、さっきの彼のビザが早々と出来上がってきました。
待ち時間約30分です。早い!3人ハイタッチで喜び合いました。
12時50分、係員が我々を呼び、最後の書類確認とサインをし、あとはできあがるのを待つだけ。
♪♪♪
椅子に座って待とうと戻ると、係官がカウンターで何やら言って我々を呼んでいます。
「★※○…マニャーナ!」
…
???
マニャーナ?!?
こっちに来てから、ウンポコ(少しは)覚えたスペイン語によるとマニャーナの意味は…
明日…!!!
どうやら「今日の業務時間は終わりなので、発行は明日になる。明日、また来い」、と言っているようです(「おととい来やがれ、すっとこどっこい」とは言わない)。そういえばさっきから何組か来ていたのですが、何か言われてすごすご帰っていました。本日の受付は12時10分、先の彼とあまりにも親しげで同行者のように見えたので、同じように受付てもらえたようですが、関係がないとわかると厳密にルールを主張します。
ええええええええ!!!!
むりむりむりむり!
ダメダメダメダメ!!
ここで一日とられたら、深夜バス移動3日連続の綱渡り、バスのタイムスケジュールが定かでないなか、危険度が高すぎます!
2人とも必死!
何故、今日発行できなないのか。彼の続きに申請したのではないか…。
そんな中、たぶん我々のことを心配しながら、彼は一足先にブラジルへと旅立ちました。
2人の必死のお願いが続きます。
日本語で時計を指さしたり地図を指さしたりして訴え、
最後はもう、土下座しそうな勢いで
「そこをなんとか、パル・ファボール!」
(パル・ファボール…お願いします)
我々と係官以外誰もいない事務所で、やり取りが続く。
ついに、あきれた係官、なかで相談し、
「…OK、そこでもうちょっと待て」と。
1時過ぎ、係官が集まってきて話をする。
1時40分。ビザが発行される30分を過ぎても呼ばれる気配なし。
「何か書類上で不備が見つかったのか」「もしそうなら確認のサインを求めないはず」と話合った。
2時になった。呼ばれる気配なし。
「係員はここで待てと言ったよな?」「親指を立てたから発行してもらえると思う」
2時15分、係員が笑顔でパスポートを手渡してくれた。
ビザを入手するまでの1時間15分、トイレを貸してもらうことも、コーヒー(無料サービス)をもう一杯飲もうと思っていたことも忘れて、両手を合わせて拝むのみ…
二人分のビザが貼られたパスポートが戻ってきたときの喜びよう!
むっちゃグラシアスの連呼と共にブラジル領事館を後にしました…
【教訓】
・即日発効を望むなら領事館へはゼッタイに12時までに入ること(2時ではない)
・最後は「パル・ファボール」で人情に訴える。
バスターミナルで乗客にガムを売る少年
アルゼンチンからパラグアイは、ちょうど、タイからラオスに行ったときのような田舎感でした…
(我々が乗ったのは国際線なのでもっといいバスです…)
【幸運】
国境越えに3時間かかった。これより、もっと時間がかかると入手できなかった。
同じバスに乗っていた彼が、多分、12時直前に手続きに入ることができ、彼の同行者と思われたこと。
たまたま、申請者が少なく、直ぐに手続きに入れたことと、無理をお願いしているときに、申請者がいなかった。(ビザができるまで待っている間に6名が申請に来てすごすご帰って行った。申請書を書いている最中にも4名来た。)
帰りのバスのなか…夕日の向こうにブラジルが見えてきました!
よっしゃー!!
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