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2013年09月02日

さきちゃんたちの夜 / よしもとばなな

テーマ:国内小説・女性
よしもとばななさんの作品を、最近になっていくつか読み返していたところに新作。とはいっても、3月に出たものなので半年になりますが・・・。

6人のさきちゃんが出てくるお話です。(実際には5話ですが・・・)

失踪した友人を探す早紀。
亡くなった叔母の遺品を整理しに行った紗季。
祖父母秘伝の豆スープを配る咲。


なかなか厳しい世の中だけど、お話の中のさきちゃんたちはとても輝いていました。もちろん人生楽ばっかりではないし、大変なこともたくさん。毎日楽しくて仕方ない!という感じでもない。でも、読み終わった後にとても気持ちの良い感じが残ります。

この感覚って、ばななさんの作品にずっと一貫して通じている気がします。
人生ってつらいこともあるけど、でも、だからこそ楽しいよね!という感じ。
そこが好きだなぁと思う部分でもあります。





タイトル:さきちゃんたちの夜
著者:よしもとばなな



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2009年04月28日

まぼろしハワイ / よしもとばなな

テーマ:国内小説・女性

久しぶりによしもとばななさんの新作を読んでみました。新作とは言っても昨年のものなので、出遅れているかもしれませんが・・・。相変わらず「ばななさんらしい」という言葉がぴったりの本でした。


この本には「まぼろしハワイ」「姉さんと僕」「銀の月の下で」という3つの短編が入っているのですが、どれもハワイが絡んでくるお話です。ひとつひとつのあらすじは、書けないです。というか、書きたくても主人公たちの哀しみを私が書いたら薄っぺらくなってしまいそうだから。

もう先入観なしに、ばななの世界へどーんと飛び込んで欲しい感じです。そしたら、間違いなくばななさんの紡ぎだす言葉たちが、ふんわりと受け止めてくれるから。


生と死、人間関係の不思議さ、ハワイという土地の空気。そういったものがすべて絡み合って、とても穏やかなのになんともいえない雰囲気に仕上がっています。


生きるということ


死というもの


家族


人と人との不思議なつながり


そういったことをしみじみと考えさせられる作品でした。


ばななさんの作品って、どうも「死」が必ず大切な部分を担っているような気がします。できれば目をつぶっておきたい死という部分を、あえて掘り出している感じ。でも、嫌な気持ちになるわけではなく、登場人物たちの悲しみは必ず温かな気持ちとともに癒えていく。さわやかな気持ちで読み終えることができます。


タイトル:まぼろしハワイ

著者:よしもとばなな

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2009年04月27日

しゃばけ / 畠中恵

テーマ:国内小説・女性
しゃばけ は本好きの叔母に勧められて読みました。 難しくない上に、おもしろいので小学生の高学年くらいになったら十分楽しめる本なのではないかと思います。主人公の一太郎と妖たちの会話も、なんとなくほのぼのしていて妖怪とは思えないくらい。こんな妖怪たちなら周囲にいてくれてもよいかもしれないなと思うほど、とてもよい雰囲気のストーリーでした。

時代は江戸後期の文政の頃。主人公は回船・薬種問屋を営む大店の跡取り息子である若だんなの一太郎。体が弱くて床につくことが多い一太郎は小さなころから妖怪たちに守られて育っているため、見たり話したりすることができる不思議な力を持っている。このしゃばけ という本は一太郎と周りにいる妖たちの奇妙で温かなお話です。


一太郎は体の弱い自分が大店の跡取り息子だということが、周りに心配や迷惑をかけているのではないかととても気にしています。体の弱い息子を気遣って甘やかし放題の両親と、なぜか子どもの頃からそばにいる人間の姿をした妖の手代たちに見守られて暮らしているんです。そんな一太郎が両親や手代たちに内緒で外出した夜に、殺人の現場に遭遇してしまったから大変!それからというもの、一太郎自身が襲われたり、身の回りで不思議な事件が続くようになり騒動になっていきます。なぜ一太郎は両親や手代たちに内緒で外出をしたのか。身の回りで起きる不思議な事件はなぜ起こるのか・・・。


わくわくしながら、一気に読めてしまう面白さです。登場する妖たちも、妖怪なのに人間っぽいところがいっぱいなんです。おしゃべりが大好きで、すねたりする屏風のぞき、わらわらと周りに集まって来ては一太郎の膝に登ってきて甘える鳴家 (やなり)たち。想像するだけで楽しそうな世界です。ラストには驚いてしまう展開が待っています。続編が読みたくなる作品でした。


       


     


タイトル:しゃばけ

著者:畠中 恵

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2007年06月27日

クジラの彼 / 有川浩

テーマ:国内小説・女性
クジラって、あの海のクジラかな?って思っていた私。でも、全然違いました。この本はラブストーリーで、しかも恋するのはみんな自衛官。ちょっと特殊な恋愛事情かもしれませんが、どのストーリーも有川さんらしいドキドキ・ワクワクする女の子心をくすぐるような恋がいっぱい詰まっていました。 自衛官のイメージって固くて、真面目で・・・といった感じだったのですが、恋をしたらみんな同じ。様々なことで悩んだり、喜んだり、幸せになったりするんですよね。ちょっとシチュエーションが違うだけで・・・。
相変わらず、有川さんの恋の話は私の心をくすぐってくれました。

◆クジラの彼

合コンで出会った潜水艦乗りに恋してしまった聡子。付き合い始めたはいいが、潜水艦の航海スケジュールは家族にも言えない防衛機密。だから、気がついたら連絡が取れなくなっていて1ヶ月も2ヶ月も音沙汰なしなことが当たり前というきつい状態。

◆ロールアウト

航空設計士の絵里は航空自衛隊の次世代機開発チームに入ることになり、トイレを巡る彼女の戦いが始まった。

◆国防レンアイ

生意気で居丈高なくせに、ふと気を緩ませるとめちゃくちゃ可愛い彼女は女性自衛官。同期の腐れ縁で8年も彼女を見つめ続けていた伸下。パシリ扱いも気にせず、ひたすら彼女を待ち続ける。

◆有能な彼女

彼女は有能で魅力的な年下の防衛技官。かたや、自分にいまいち自信がもてない潜水艦乗りの夏木。下艦するといつも「彼女はまだ待っていてくれているのか」と不安な気持ちで電話すらかけにくい。ましてや結婚なんて・・・。

◆脱柵エレジー

陸自に入隊してから、高校の時から付き合っている彼女となかなか会えなくなった。彼女が電話ぐちで会いたいと泣いている。あのフェンスを超えれば彼女に会えるはず!脱走するか・・・。

◆ファイターパイロットの君

春名高巳の奥さんは日本でもまだ存在が珍しい空自の女性ファイターパイロット。強くてきれいでかわいい君を、僕はどうやって守ってあげたらいいんだろうか。

どれもすごくいい!と私は思います。私はクジラの彼に出てくる冬原さんが好みのタイプです。あー、でもファイターパイロットの君に出てくる高巳も捨てがたいなぁ・・・。どの男性も優しくてたくましくて、いいんです。たぶんこんなタイプが近くにいたらドキドキして、恋しちゃいます。
ただ、クジラの彼、有能な彼女、ファイターパイロットの君の3編は、別作品に出てくる主人公たちなんだそうです。クジラの彼と有能な彼女は「海の底」に出てくる2名、そしてファイターパイロットの君は「空の中」に出てくるんです。私はまだどちらの作品も読んでいなかったので、先にそちらを読んでからにすればよかったかなぁと思いました。まだどの作品も未読でしたら、先にこの2作品を読んでからこの本を読むことをオススメします。

タイトル:クジラの彼
著者:有川 浩
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2007年04月09日

図書館危機 / 有川浩

テーマ:国内小説・女性

図書館戦争シリーズ第3弾です。図書館戦争図書館内乱 ときて、次は図書館危機。危機ってくらいなので、もちろんお馴染みの図書館が危機に陥ります。郁が成長して、ますますおもしろくなっていました。郁ってばかわいいなぁ~と思ったり、あまりの幼さにこっちまで照れちゃう事もあります。 相変わらず恋愛がメインではありますが、今回はかなり考えさせられる部分もありました。


前作で自分の王子様が、実は上官の堂上だったと知らされた郁。衝撃を受けつつも、自分が堂上に恋心を抱きつつあるのに気がつきます。当然、動揺する郁。そんな郁の乙女心とは別に、やっぱり図書館にはトラブル発生。昇任試験で郁や手塚がピンチになったり、メディア良化委員会によって規制されている言葉でもめたり、郁の実家がある茨城県立図書館へ派遣されて図書館を守る戦いをしたり・・・。 ラストは驚きの展開です。図書館大丈夫なのか??

ということで、基本的には前作2つと同じくラブコメがメインです。郁が堂上に恋していることに気がついちゃったとか、堂上もかなり優しい感じだし、手塚と柴崎もかなり気になる状態になってきたし・・・と、恋愛も気になるところ。


私が今回一番気になったのは第3章の「ねじれた言葉」です。世相社の折口が取材したインタビュー記事で自分のおじいちゃんの話をするのに「床屋」という言葉が使われていたんですけど、これが検閲対象なので「理容師」という言葉に置き換えていたんです。でも、これが問題になります。そりゃそうですよね。インタビューされた側は日常に使っている言葉だから、それが造反語だなんて思ってない。でも、実際にはメディア良化委員によって造反語と認定されてしまっているので検閲にひっかかるために使えない。差別だからと擁護されているはずの側が、実はその言葉が差別用語だということすら知らなかったという話。


こういう言葉って実際にいくつかあるのは知っていました。放送禁止用語 ですよね。床屋という言葉がなぜいけないのかという部分にはちゃんと理由があるんですけど、実際の床屋さん本人が問題ないと思っていても、周りで「この言葉は差別用語だ」って言うのって本当におかしいと思います。もちろん中には本当に使ってはいけない言葉だってあるとは思うのですが、どうも敏感になりすぎてません?って思う部分もあると思うのです。本人が差別されていると感じていると感じているわけでもないのに、勝手に周りが差別だからって認知してしまうのってどうなんでしょう。私は逆にそういう意識の方が差別なんじゃないかなぁなんて思ったりもします。← 私は出版禁止になっていたちびくろさんぼ の本を思い出しましたよ。


図書館シリーズもあと1冊で終わりの予定。

このメンバーがどんな終わりを迎えるのかものすごく楽しみな反面、もっと続けて欲しいなぁという気持ちもあります。どんな風になるのか楽しみです♪

タイトル:図書館危機
著者:有川 浩
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