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2016-08-04 02:17:09

夏はカイダン話とコイのバカンス ~Bem Kame Show 2016.8~

テーマ:オールディーズ
今年は不倫のニュースが沢山ありましたが
僕が「禁断の愛」と呼ばれるもので一番心に響いたのは
南アフリカで目撃情報が多数寄せられている
オットセイとペンギンの交尾のニュースでした。

海外では環境学的な検知から普通の言葉でニュースを伝えているのに対し
我が国では「禁断の愛」と芸能ニュースの延長上のように語られました。

しかし動物社会は論理的な規制を持たないために
実際のところ、これは禁断ですらありません。

ザ・ピーナッツ“情熱の花”


8/3は練馬BE-bornでベムカメライブがありました。
王道中の王道“ダイアナ”からスタートでした。
最近のベムカメは“ダイアナ”から踊りだすお客様が多いんですよ。
もしや、それで一番目に…

  【1st.Stage】
 ♪ダイアナ/ポール・アンカ
 ♪恋の片道切符 ~One Way Tichet(To The Blues)~ /ニール・セダカ
 ♪ヘイ・ポーラ/ポールとポーラ
 ♪ハロー・メリー・ルー/リッキー・ネルソン
 ♪ルイジアナ・ママ/ジーン・ビットニー
 ♪愛しのラナ ~Lana~/ザ・ヴェルヴェッツ
 ♪サーフィンUSA/ザ・ビーチボーイズ
 ♪おもいでサマーナイト ~Lonely Summer Night~/ストレイ・キャッツ
 ♪ロック・アラウンド・ザ・クロック/ビル・ヘイリーと彼のコメッツ
 ♪グッド・ゴーリー・ミス・モーリー/リトル・リチャード

“ダイアナ”はジュリーの“危険なふたり”と通じるものがあります。


A-A-B-A形式を発展させた構成と循環コード。
年上の女性にお熱を上げて積極的にアプローチする歌詞。

実際ポール・アンカは、妹が赤ん坊だった時の
ベビーシッターに訪れた女性の事を歌ったらしく
ジュリーも後に結婚するザ・ピーナッツの伊藤エミさんが7つ年上ですし
架空設定のポップスの背景に垣間見るリアリズムも見逃せません。

今日最初にお聞き頂いている“情熱の花”はご存知のように
ベートーベンの“エリーゼのために”に歌詞を載せたカバーです。
♪ララララ~という“エリーゼ”の途中の部分から歌い始めて印象的です。

こういったクラッシックのポップスカバーは他に
Bバンブルとスティンガーズの“ナット・ロッカー”が
チャイコフスキーの“くるみ割り人形”。
ビリー・ジョエルの“今宵はフォーエバー”のサビがベートーベンの“悲愴”。
殿様キングスの“係長5時を過ぎれば”はモーツァルトの“トルコ行進曲”と
時々世に出ます。


この他アメリカ民謡の“赤い河の谷間”をロックンロールに演奏したインスト
ジョニー&ザ・ハリーケーンズの“レッドリバーロック”なんてのもありまして
これは僕が小4の時にラジオで突然流れてカッコイイ!って興奮しました。

“赤い河の谷間”は小学校低学年の音楽の時間に習いましたが
日本語の歌詞の意味を取り違えてました。ひらがな表記だったし
「ひるな・おくら・いもりよ」とメロディの譜割りが切れていたからてず。

僕は当然「オクラ」と「イモリ」を頭に描いてました。

「ひるな」はやはり生物のヒルの事だろうと思っていました。
ホラ、「なす」の事を「なすび」という事もあるじゃないですか。そういうのだと。
ミミズだってオケラだって…じゃないけど、谷間の情景と
これらがマッチしていたので、僕の解釈は完結していました。

つい最近、深夜放送でどこかの合唱団がこれを歌っていて
歌詞のテロップを見て本当の意味を知り、驚愕しました。

「昼、なお暗い森よ」 ええ!?

“赤い河の谷間”の日本語の言葉の壊し方は
“レッドリバーロック”よりもロックだった。

Spirit “Taurus”


オットセイとペンギンの交尾が目撃された南アフリカで記憶に新しいのが
2010年FIFAワールドカップ。
あの時大量に売れたブブゼラを買った方は今どうしてらっしゃるんでしょうね。

あの大会では実にブブゼラに負けないくらい耳栓も売れていたそうです。
現在、耳栓は店頭で売られていても、ブブゼラはどこも取り扱っていません。


南アフリカといえば、もっと以前はアルパトヘイトとばれる分離制度により
差別問題で世界中から非難の声が上がっていました。
その制度は90年代に崩壊して白人以外の人も政治参加が出来るようになりました。

しかし以降の南アフリカは問題が解決したかといえば、そうでもありません。
元々あった教育格差、経済格差を一律にするのは何年もかかるし
中には「逆アルパトヘイト」と呼ばれる黒人からの報復のような行為もあったり、
遺恨だって根強く残っており、歴史はそう簡単に修復できないものがあります。

同じ南半球でもアルゼンチン、オーストラリア、チリ、ニュージーランドなどでは
オットセイとペンギンの交尾が目撃されておらず、なぜか南アフリカだけ。

そう考えると、もしかしたらこれはオットセイ達の
メッセージなのではないかと思わされてしまいます。

「俺たちは種類が違ってもこんなに仲良くやっているんだぜ。
 それに引き換えお前たちは人間同士なんだろ?」って。

でも、これはもはや南アフリカだけの問題ではありませんけどね。

イチローの記録が面白くない米国人を非難している我々日本人も
モンゴル人の強い大相撲が面白くないと言ったり排外的になりやすい。

オリンピックの友好ムードの昨今でも
人種による暴動やテロは各地で起こっています。

動物のアンテナって人間の負のエネルギーなど簡単にキャッチしてますからね。

もし本当に動物達が我々人間にメッセージを届けていたとしても
僕ら人間は耳栓したままなので気づいていないかもしれませんね。

ひょっとしたは僕ら人間は自然界から「ポケットヒューマンGO」の
キャラクターとしてもて遊ばれてるかもしれません。

「人間とは、四角い板を持って下を向いたまま特定の場所に集まる習性の動物」と。



「レッド・ツェッペリン盗作問題」というニュース見出しを見た時
ついにB’zの“Bad Communication”がツェッペリンの
“トランプルド・アンダーフット”と似てるのがバレたかと思いました。
しかし蓋を開けてみたら、訴える立場が逆でして
取るに足らないささやかもので拍子抜けしました。

“トーラス”という曲を演奏している「スピリット」というバンドが
先日レッド・ツェッペリンを相手取り盗作で訴えたようです。

確かに“トーラス”は“天国への階段”のイントロに似てなくものないのですが
アルペジオによるコード進行で似ていると言われたら
世の中収拾つかないほど類似品であふれる事になります。

その一方でツェッペリンは他の曲で、多くの先人たちの作品から
遊び心的に意図的な引用してるのも事実であります。
例えば“ロックンロール”という曲のイントロはリトル・リチャード。

Little Richard “Keep A Knockin'”


音楽の同一性とは何か、その判決結果が将来雛型として活用できるのか。
訴えた者勝ちなのか、勝った者は幸せなのか、そしてなぜ45年後に…。
僕は色んな思いで見守っていました。

結局、訴えたスピリット側が敗訴しました。ツェッペリンの勝訴。

それは僕の疑問の答えではなく、ただ結果として届いたニュースでした。

一説によるとイーグルスが重要参考人として出廷して
「スピリットは1969年に終わった」と意味深な言葉で核心に迫ったとか。

その後スピリットは結果を不服として上訴したようです。
「ジミーペイジは理不尽(リフ人)だ」と言ったとか。

でもひとつだけ言えることはポピュラー音楽には
民族音楽などと違って大きなお金がかかっている事です。

誰かよりも利益を出そうとするから、評価されたいと思うから
そこに愛憎が生まれるんですよね。
ポピュラー音楽って自己顕示欲がチラチラ見え隠れしますからね。
そこがまた急速に拡大した部分でもあるのですが。

ベムカメの2ndステージはバンドメンバー1人ずつ主演交替。

  【2nd.Stage】
 ♪スモーク・オン・ザ・ウォーター/ディープ・パープル
 ♪ジュリアに傷心/チェッカーズ
 ♪かっこいいツイスト/弘田三枝子
 ♪ワイプアウト/ザ・サファリーズ
 ♪もしかしてI Love You/シャネルズ+1
 ♪哀愁のヨーロッパ/サンタナ
 ♪夢芝居/梅沢富美男

カメ→B→Key→Dr→Sax(+1)→G→ベム。

僕が今回のセットを見て一番胸躍ったのが“もしかしてI Love You”。
鈴木雅之さんのお姉さまの鈴木聖美さんとの姉弟デュエットです。

最初はアルバム『ソウル・シャドウズ』の1曲で特に注釈もなかったので
「シャネルズ」名義。アルバムリリース直後にリカットシングルで発売された時は
聖美さんはデビュー前でしたので「シャネルズ+1」と表記。
数年後に鈴木聖美さんがデビューしてから、シングル“ロンリーチャップリン”の
B面に収録された時は「鈴木聖美 with RATS & STAR」と
同じ曲なのに毎回名義が異なります。「もしかして」パート1~3みたいに。
僕の中で「デュエット」で「もしかして」と言われたらこれを想像します。


一方A面の“ロンリーチャップリン”は、鈴木雅之さんのソロシングル
“Liberty”のB面として初めて世に出まして、後に鈴木聖美さんのアルバム
『WOMAN』に収録。さらにそのあとに『WOMAN』からのリカットシングルとして
3度目にA面として世に出ました。このインターバルが実に2ヶ月置きなんですよ。


おまけの話ですが、この時期の鈴木雅之さんのシングルが“リバティー”、
鈴木聖美さんのシングルが“シンデレラ・リバティー”と妙にコンセプチュアル。

それにしても2ndステージで驚いたのは
“スモーク・オン・ザ・ウォーター”ですよ。

もし僕が「ベムカメでディープパープルが演奏された」と聞かされたら
まさかハードロックをやるはずないと頭ごなしに決めつけるので
ビングクロスビーの“ディープパープル”という曲だろうと思うでしょう。


ディープパープルのリッチー・ブラックモアの祖母が
クロスビーの歌うこの“ディープパープル”が好きだったという理由で
バンド名が「ディープパープル」に決まったので
あながち無縁じゃないんですけどね。



レッド・ツェッペリンの“天国への階段”は言うまでもなくロック史屈指の名曲。
リアルタイムな世代ではありませんが、
僕も高校時代ラジオで流れてきた時、感動で震えてしまいました。

原題は「Stairway To Heaven」。

この英語の曲名。ツェッペリンより何年も前に
別の人による同名のヒット曲があったのをご存知でしょうか。

あれだけ感動で震えたのに、僕は今ではどちらかというと
ツェッペリンよりもそっちの方が好きです。

なぜならドリーミングで、メルヘンチックなニールセダカの歌だからです。

Neil Sedaka“Stairway To Heaven ~星へのきざはし~”


こんな感じで音楽ルーツを辿ってゆくと面白いですが、ルーツで思い出すのは
優勝への階段を駆け上がっている広島東洋カープが今年は熱いんですよ。

昭和25年。原爆投下にあった地で、市民の希望と復興の象徴のためにと
戦後からわずか5年で発足した球団です。

しかし巨人のような大きなチームではないため
発足当初から広島はずっと低迷と財政難が続きます。
当時は試合結果により球団の取り分が7:3と決まっており
勝てない広島は何度も球団の存続が危ぶまれました。

まるで楽天が始まった頃みたいですが、楽天も9年で日本一になりました。
広島はリーグ優勝まで実に25年もかかったんですよ。

1975年。広島は優勝をかけてある決断をします。


コーチをしていたジョー・ルーツ氏を監督に任命。
何がすごいかと言うと原爆投下した国の出身者を指揮官にした事です。
しかしこの時広島市民は「よろしくお願いします」と彼に託します。
極々当たり前の話ですが、彼個人には何の罪もありませんからね。

残念ながらジョー・ルーツ監督はシーズンたった15日ばかりで退任。
一任されていたチームの事に上層部の人が介入した事がきっかけでした。

ところがこの短い時間にも彼はカープならびに野球界に大きな礎を築きます。

広島には選手のコンバートで適材適所の配置にした事。
今でも親しまれている「赤ヘル」というイメージカラーを定着させた事。
野球界全体ではベンチのドリンク持ち込みや、
作戦としてのリリーフ投手の起用など、今では当たり前になったもの。
後任の古葉監督はルーツ監督のスタイルをそのまま引き継ぎました。

もう一つ追い風になったのが、この年岡山止まりだった東海道/山陽新幹線が
博多まで伸びて、移動による選手の負担が小さくなった点です。


そんな1975年の秋、広島はついに悲願のリーグ初優勝を果たします。

広島の復興のために作られたチームを初優勝に導いたのがアメリカ人だったなんて
発足の時には想像しなかったことでしょう。
ジョー・ルーツ氏は帰国していましたが、日本に祝福に駆け付けたようです。

広島カープは以降「赤ヘル打線」と恐れられ全盛期を迎えます。
当時セリーグでは巨人の次に強いチームでした。

しかしFA制度の影響などあり、広島は90年代頃から少しずつ低迷して
近年は横浜と共にリーグ最弱のチームに成り下がってしまいました。

広島最後の優勝は1991年。今年はあれから25年になります。
そうなんですよ!
戦後の復興から初優勝までのインターバルと同じ月日です。

不思議なもので今年はオバマ大統領が米国の現職大統領として初の広島訪問をして
またしても広島市民が温かく受け入れ、新幹線はついに北海道から鹿児島まで
開通するというデジャヴのような出来事も起こりました。

そして今広島カープは2位と大差で単独1位なんですよ。

今年は絶対優勝して欲しいです。例え阪神ファンだとしても思う。

広島は貧困チームとして乗り切った最初の25年が大変な印象がありますが
球団再編成の大きな波を乗り切ったこの25年だって大変でした。

大洋は横浜になり、やがてDeNAに。ダイエーはソフトバンクになり、
近鉄はオリックスに吸収され、新たに楽天が誕生。
ロッテは千葉に、日ハムは北海道に移転するなど各球団は姿を変えながら
それぞれに優勝したり一定の成功を収めます。

その間、広島は優勝出来ない苦しい台所事情を抱えつつも
周りの改革による成功の誘惑の声には耳栓をして
本拠地も球団名も「広島」であり続けました。


発足した時の象徴を忘れてないのなら心中するつもりでしょうね。
なにしろ資本は「心」ひとつでしたから。
その意味では本当に大切にしなければならないチームであるんですよ。

あのジョー・ルーツ監督は、2008年に亡くなりました。
奇しくもマツダスタジアムの移行に伴い、
広島市民球場でのカープ最後の試合が行われてから1ヶ月も経たない頃でした。
本当に広島とは縁の深い人ですね。最後まで鯉とバカンスしてくれていたんです。
彼もきっと今、天国で見守っているでしょう。

The Venus “キッスは目にして”


そして先ごろザ・ピーナッツ伊藤ユミさんが亡くなられました。
ザ・ピーナッツはお二人とも天国に行かれた事になります。

日本での人気はもとより、エド・サリバンショーにも出演した数少ない歌手です。
でも本当の偉大さは、現在でも彼女たちの歌が親しまれ、歌い継がれている
事でしょう。“恋のバカンス”を始めとするヒット曲は、ポップスとして
無駄なく綺麗に完結していると思います。聞いて楽し、歌って楽し。

“恋のバカンス”は最初からハモるのではなく、一旦ユニゾンで歌っておいて
2回目からハモるという花開く感じの効果は
あみん“待つわ”にも通じるものがありますしね。

“恋のフーガ”の歌詞の中にフーガである意味があるとすれば
愛する人の跡を辿って追いかけるという部分かもしれませんが
2人の歌の形式やティンパニーを入れる辺りで
「ポケットシンフォニー」のように固めているのが面白いです。
あの印象的なツカミは後にピンクレディーの“モンスター”に引き継がれ
「ポケットシンフォニー」から「ポケットモンスター」に発展しました。

以降、ラッツ&スターの“マドンナはお前だけ”から
おニャン子クラブの“おっとCHIKAN!”までツカミとして展開されています。
もはや共有財産。


ちなみに“マドンナはお前だけ”はコテコテの歌謡路線ですが
歌詞の中には「紫の雨が降る」という言葉が出ていて
当時チャートを賑わせているマドンナとプリンスが登場しています。

ご存知のように“キッスは目にして”はベートーベンの“エリーゼのために”の
カバーであると同時に“情熱の花”と同じアプローチで製作されたという
前例のある引用でもあります。ロックンロールに仕上げたヴィーナス版は
ネオロカ時代であり、“情熱の花”が流行ってた頃の洋楽のサウンドでもある点も
見逃せません。引用の入れ子状態。

世間の多くの人には“情熱の花”はまだ記憶に残っている時でした。
何しろわずか22年しか経っていません。広島カープですら25年優勝しなかったのに。
つまり気づかせるように作られているというわけです。

とはいえ、カネボウのCMですし、キャッチコピー的な曲名と
KISS KISS FALLIN' LOVEというコマーシャルな言葉の散りばめられ方は
どこまでも80's特有のものでもあります。


ベムカメ最後のステージこちらです。
中村詠子さんによる“キッスは目にして”も登場しました。

  【3rd.Stage】
 ♪朝日のあたる家 ~House Of The Rising Sun~/アニマルズ
 ♪リトル・ダーリン/ザ・ダイヤモンズ
 ♪ラストダンスは私に~Save the Last Dance for Me~/ザ・ドリフターズ
 ♪オンリー・ユー/ザ・プラターズ
 ♪煙が目にしみる~Smoke Gets In Your Eyes~/ザ・プラターズ
 ♪本命はおまえだ~Stuck on You~/エルヴィス・プレスリー
 ♪心の届かぬラブレター~Return To Sender~/エルヴィス・プレスリー
 ♪16本のろうそく~Sixteen Candeles~/ザ・クレスツ
 ♪オー!プリティー・ウーマン/ロイ・オービソン
 ♪サマー・タイム・ブルース/エディー・コクラン
 ♪ジョニー・B・グッド/チャック・ベリー
 ♪レッツ・ツイスト・アゲイン/チャビー・チェッカー

  【アンコール】
 ♪サウンド・オブ・サイレンス/サイモンとガーファンクル
 ♪キッスは目にして/ザ・ヴィーナス
 ♪ハウンド・ドッグ/エルヴィス・プレスリー

ザ・ピーナッツ “ふりむかないで”


ザ・ピーナッツで僕の一番好きな歌は“ふりむかないで”。

“情熱の花”が“キッスは目にして”だとすれば、“ふりむかないで”は
ザ・ヴィーナスで言うところの“Peppermint Love”かもしれません。

♪ロマンスをゥ ウォウ ウォ~ウ…というサビへの導入は、ヴィーナスの
♪ためらわないでイ イェイ イェ~イ…って所でシンクロするし。


僕は熱狂的なザ・ヴィーナスのファンですが“キッスは目にして”の
レコードは持ってなくて、その前後の“ヒットパレード”と
“ペパーミント・ラブ”を買いました。

先日僕は昭和歌謡ナイトに出演して“大磯ロングビーチ・パーティー”という歌を
やりましたが、オープニングの呼び込みは“ヴィーナスのヒットパレード”の
パロディーだったんですね。いいものが出来たら呼び込みを加えようと思ってて。
やっぱ引用するにしても簡単なコピーではなくて
自分なりの思いを込めたかったんですよね。


“ふりむかないで”の作曲は宮川泰さん、作詞は岩谷時子さん。
岩谷さんの歌詞は大好きです。

この歌は、靴下を直したいから、スカートを直すから、振り向かないでという
「恥ずかしいから向こうを向いてて」という恥じらう乙女の歌であります。

ブライアン・ハイランドの“ビキニスタイルのお嬢さん”に通じるものがあります。

“ビキニスタイル~”の歌詞はこんなのです。
彼女が恥ずかしがってなかなかロッカー(更衣室)から出てこない。
それは人生で初めてのビキニを着ているから。
2番ではブランケットを体に巻いて砂浜にうずくまっている彼女。
3番では海の中に顔を出して浜辺に戻ろうとしない…と続いてゆきます。

歌の最後ではバックコーラスのお姉さんがダイジェストでおさらいをします。
「♪ロッカーからブランケットへ、ブランケットから海へ~」と。
最後にリードボーカルのブライアン・ハイランド(彼氏役?)が
「もう逃げ道はないよ」と締めくくるとっておきのエンディング。

僕は人から「好きな歌詞は?」って聞かれると
大体こういうタイプのものを選ぶんですよ。
バカにされるんですけどね。過小評価されがちなんですよね。

誰か有名な人のフレーズをハンコで押したような、
思いを伝えようとか、夢は叶うとか、君を守りたいとか、君一人じゃないとか
…そういう美しいのはどうも響かなくて耳栓をしてしまうんですよね。
あまりにも同じものがあふれていて冷凍食品を温めた感じなんですよね。
フレーズやテーマそのものの直接的な意味で共感を求めるよりは、
作り手の誠実さ工夫や努力自体がメッセージですからね。
そんな正論で行こうとか、共感されようと思わなくていいのにねって。

世の中、言葉を届けようとしているものがなかなか届きにくくて
届けようとしてないものに何かを感じる事はありますね。

街頭演説をしている近くの「都政」よりも
交尾してる遠くの「オットセイ」の方が響いてるように。

ではみなさん楽しい夏をお過ごしください。

Brian Hyland
“Itsy Bitsy Teenie Weenie Yellow Polka-Dot Bikini
 ~ビキニスタイルのお嬢さん~”

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