そもそも管理コストを下げるには。 | ムズカシイことぬき!

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そもそも論。

管理をしないといけない客数が増えに増え、その管理量が多すぎてアップアップしていませんか?

 <業務改善の基本原則>

  1.廃止の原則 ・・・何のためにこれをしているのか
  2.削減の原則 ・・・もっとシンプルなやり方はないのか
  3.容易化の原則 ・・・もっと簡単にできるやり方はないのか
  4.標準化の原則 ・・・やり方を決めることはできないか
  5.計画化の原則 ・・・もっと準備/計画化することはできないか
  6.分担検討の原則 ・・・他の人がやったほうが良くないか
  7.同期化の原則 ・・・タイミングを合わすことはできないか
  8.機械化の原則 ・・・機械に置き換えることはできないか


管理は、常に社内のインプット・アウトプットを最大に早めることで、絶対的な管理量が減ります。
管理コストを下げるには、そもそも管理をしなきゃいいんですよね。

<例>
 (A)顧客注文受付 (1日目)
 (B)社内処理① (2日目)
 (C)社内処理② (3日目)
 (D)社外依頼 (4日目)
 (E)社外返却受取 (6日目)
 (F)社内処理③ (7日目)
 (G)顧客にお渡し (8日目)

ステータス管理をする上で、中間管理コストやぜい肉がどうしても出来ちゃうんですね。出来る出来ないは別として、まずは1日で完結できないか?そこからのスタートなんです。

<例>
 (A)顧客注文受付 (1日目)
 (B)社内処理① (1日目)
 (C)社内処理② (1日目)
 (D)社外依頼 (1日目)
 (E)社外返却受取 (1日目)
 (F)社内処理③ (1日目)
 (G)顧客にお渡し (1日目)

どうやったら1日で出来るか?何が出来ないか?何が無理なのか?どうして無理なのか?を考えながら仕方が無い点だけを妥協していきます。

<例>
 (A)顧客注文受付 (1日目)
 (B)社内処理① (1日目)
 (C)社内処理② (1日目)
 (D)社外依頼 (1日目)
 (E)社外返却受取 (2日目)
 (F)社内処理③ (2日目)
 (G)顧客にお渡し (2日目)

これで実現できるなら、8日管理分はたったの2日管理分で済みます。例えば常に1日100件の注文があった場合には、

 ・常時顧客管理数・・・800件(8日分全体の量)
 ・常時顧客管理数・・・200件(2日分全体の量)

常時管理量(管理在庫数)が増えれば増えるほど「管理コスト」が上がります。顧客からのお問い合わせの量も4倍以上違いがありますし、物理的な保管スペースや作業スペースもとらないといけません。インプットからアウトプットが遅いとこの中間管理コストにやられてしまいます。

マネジメント能力がちょいと低い人がこの部署のトップにいると、

 ・800件をいかに漏れなくスムーズに管理/対応するかがポイントだ!
 ・1日の注文数が100件→125件になることを想定し、1,000件対応出来る体制にしなければ!

とか考えちゃうんです。なぜなら「そもそも論」から入って考えないから。

<そもそも論>
 ・なんで常時800人も管理しないといけないのさ?もっと減らせないの?
 ・インプットからアウトプットまでの工程と日数は?


うーーーん。


ようするに、ザ・ゴール的な考え方ですね。とにかく全体的な最適化を目指すんだー!

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