仕事の面白さに目覚めたきっかけ。その3 | ムズカシイことぬき!

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■仕事の面白さに目覚めたきっかけ。その1

■仕事の面白さに目覚めたきっかけ。その2


人間の記憶ってのは面白いもんです。ちょうど今から20年くらい前の話をなんとなく思い出しながら2日間にわたって「仕事の面白さに目覚めたきっかけ」をBlog記事にしていたら、
 
 ・「そうそう、あんなこともこんなこともあった」
 ・「あー、○○さんってやっかいな人おったなー」
 ・「□□ちゃん、元気でやってるかなー、あん時はこうだったよなー」

とかホンマに急激に、普段はまったく忘れていたはずの出来事が、めっちゃたくさん連鎖的に思い出してきて、これには自分でもビックリです!・・・な訳で調子に乗って、その3です。前回はちょっとハショった(飛ばした)んですが、店長になる前の仕事のステップアップについてリクエストも頂いたので、もうちょっとお話しします。

ちょうど19歳から21歳くらいの話です。

毎週末にディスコ(今で言うクラブ)通いで、難波から歩いて帰れる大阪市西成区花園町に独り暮らしをしている時は、さすがにソフマップの平社員の給料ではいっぱいいっぱいでした。もうちょっと給料を上げたいけど、店長とかには絶対になりたくない。さあ、どうすればいいか?・・・そこで考えたのが、

 ■資格手当をもらう。
 ■皆勤手当(皆勤賞)をもらう。
 ■ボーナスを目一杯もらう。

ようするに、一般平社員でも会社からゲットできるお金(各種手当とボーナス)に目をつけました。

まずは、資格手当。これは当時色々とあったんですが、情報処理○級とか、マイコン検定とか、ややこしい専門的なのは無理やなーと思ってパス。そこで目をつけたのが「販売士」でした。たしか、

 ・販売士1級・・・2万円/月
 ・販売士2級・・・1万円/月
 ・販売士3級・・・3千円/月

こんな感じで、社内の多くの人が3級は勉強にもなるから取っておきやー、と進めてくれてました。でもどうせやったら月1万円の2級の方がおいしいやん、と思って3級を飛ばしていきなり2級を受けました。これが一発合格で超ラッキー。あんまり真剣に勉強した記憶は無いんですが、既にこの頃は販売士2級程度の商売に関する知識は、約30冊くらいの各種ビジネス本を読破するなど独学で勉強していたのが良かったみたいです。(たぶん)

次に皆勤賞。1年間無遅刻・無欠勤で、たしか3万円だったかな?これは楽勝でした。基本朝は1時間前には出勤するので、電車遅延や急な腹痛なんかでも遅刻することは無かったです。

で、最後に「ボーナスを目一杯もらう」ですが、この頃の社員のボーナスって5段階評価の実績連動型で支給されていました。

 ・評価「S」・・・150%
 ・評価「A」・・・120%
 ・評価「B」・・・100%
 ・評価「C」・・・ 80%
 ・評価「D」・・・ 50%

たしかこんな感じ(うろ覚え)で、普通は「B」で実績を出せば「A」、実績が飛び抜けて良ければ「S」でした。こんなん絶対に「S」を狙うでしょうよ、普通は。ところが始めてのボーナスの時にこの5段階制度のことをよく知らなくて、普通に「B」とかもらって「あれ?なんでオレ、B?」と思って店長に色々聞いて、後からようやく理解が出来たくらい。

なるほど!そういうことか、と。

つまり、プロ野球選手で言うなら、

 ・評価「S」・・・打率3割以上、本塁打30本以上、盗塁30以上
 ・評価「A」・・・打率2割9分以上、本塁打20本以上、盗塁20以上
 ・評価「B」・・・打率2割8分以上、本塁打10本以上、盗塁10以上
 ・評価「C」・・・打率2割6分以上、本塁打6本以上、盗塁6以上
 ・評価「D」・・・打率2割5分以下、本塁打5本以下、盗塁5以下

この成績やったらボーナス査定はハイこれねって言うあれだな、と。これで理解が出来たので、後は査定する人(店長)と話し合いというか、契約交渉みたいなもん。

店長「どないしたんや、大井」

大井「ボーナスでSを獲るには、具体的に何をどうやったら獲れるのか知りたいんです。」

店長「それはお前、一部署だけじゃなくて全社的に評価をされやんとアカンから、
   かなり目立つ実績を上げることがまず1つやな。
   そんでもっとこれをあーでこーでこーなって・・・(省略)」

大井「うーーーん。要するに平社員のオレが店長クラスの仕事をすればOKっスか?」
   (↑今から思えば、ずいぶんとイタイ感じだったんだろうな・・・若さって怖いw)

店長「お前、簡単に言うけど、お前が思ってるほど・・・(ry」

大井「OKってことですね。了解です。バッチリやりますんで、
   店長、何でもオレに仕事振ってください。オレを一番しごいてください!」

みたいな感じで仕事をやっていました。そしてこの後の2回目の冬のボーナスからSを6回連続でもらえることが出来ました。3年連続の評価Sは当時社内には数名しかいなかったみたいですね。(かなり後から人事部の人に教えてもらったんですけど)


うーーーん。


また長い話になっちゃったんで、


次回、その4に続きます。