盆栽鉢:鉢の作り方

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お祭りの喧騒の中、今日も残念ながら鉢をせっせと作っています。
あまり楽しくはありませんね、お仕事ですから。
(可哀そ~、、、)



私の成型方法は、親方の春松が教えてくれた方法ですが、
親方自身は大きな鉢が専門だったので、こんな小さな鉢は作ってなかったんですよ。
この作り方は、鉢に詳しい方はご存知でしょうが、
禄寿庵陶翆(親方の叔父)の成型方法と聞き及んでおります。
(ただし、教えてもらった当初からは、かなり我流に変わってきてはおりますが、、、)



鉢の成型方法なんて人それぞれですからね、どうやって作ってもいいんですが、
概ね、3通りぐらいでしょうか。
・粘土の塊をくり抜く
・タタラ板を組み立てる
・紐造り
あとはせいぜい、手びねりから削り出すぐらいでしょうか。
(ただし、石膏型を使って成型する場合は、別ですよ。)


私の方法は紐造りの変形ですね。
教えてもらった当初は粘土で紐を3本ほど作って、積み上げていたんですが、
粘土って繋げば繋ぐほど、接着面から切れ目が入ってしまう率が高くなってくるんです。
特に磁器土ではまず割れてしまいます。
それで今では一本の太い紐で作るようになりました。


さて私の場合、この段階ではかなり厚めですね。
厚めに作って削り出していく方法が自分には合っているようです。
そのほうが色んな形ができますから。
まあ、適当ってことかな。


ひっくり返して脚の部分を付ければ、鉢を作る土台は完成です。
削れるほどの硬さになるまで、この状態で2~3日ほど乾かします。
粘土の塊からくり抜くよりは早いと思いますし、
タタラ板を組み合わせるよりは、融通の効く作り方かと思います。

因みに、こんなことやってる人は、今ほとんどいなくなってしまいました。
やはり儲かりませんものね。


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