吉祥寺 ワイン&レストラン ボナペティのブログ

常時300種以上のワインをそろえた、シニアソムリエがいるレストランです。

         吉祥寺にあるワイン&レストラン ボナペティです。



                  ホームページはこちら↓

               http://bon-appetit.la.coocan.jp/


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9月の月例ワイン会でテーマとしました「クロ・ルジャール」について、自然派ワインのインポーターとして信頼のおける野村ユニソンの資料を基に、ご紹介いたします。

Clos Rougeard / クロ ルジャール

350年以上の歴史を誇るロワール至高のワイナリー」

ロワール地方のブルグイユやシノンといった産地に隣接するソミュールに居を構えるクロ ルジャールは、350年(創業1664年)もの長きにわたってこの地でワイン造りをしてきた歴史ある生産者です。このクロ ルジャールの8代目としてワイナリーを切り盛りしていたのが、シャルリー、ナディのフコー兄弟でしたが、2015年にシャルリー フコーが急逝し、現在は、ナディ フコーが中心となり、ワイン造りにあたっています。

ロワール地方でクロ ルジャールといえば名実共にナンバーワンの生産者として知られ、彼らの長年の顧客である愛好家や専門家の訪問が絶えません。フランス国内においては、クロ ルジャールを賞賛する言葉は枚挙に暇がなく、フランスの権威あるワイン評価本「ル クラスマン」においては、「ロワール赤ワイン最高の造り手」として評価され、ミシュラン ガイドの3ツ星、2ツ星を誇るレストランをはじめ世界中の一流レストランの多くで欠かさずオンリストされています。また、他のワイン生産者からも多くの尊敬を集めており、カベルネ フランという品種を極限まで高品質に仕上げる生産者として知られています。

恵まれたテロワールと低い収穫量

クロ ルジャールはおよそ10haの畑を所有しており、その多くは南向きの日照に恵まれた丘陵地に広がっています。この広さは「丹念に作業をする限界の広さ」だと言い、除草剤や化学肥料などを用いずビオロジックのアプローチを採用して栽培されています。しかしながら彼らにとってこの栽培方法は目新しいものではなく、また流行に踊らされて採用したというわけでもありません。その根本には数百年というワイン造りの歴史と伝統があり、これらの経験から行き着いたのが自然と対話し、それを尊重する栽培方法だったのです。彼らにとっては「当たり前」の事を脈々と継承してきただけという自負があり、彼らのスタイルを称して「自然派」と呼ぶのは相応しいものでなく、むしろ本来の意味での「クラシック=古典派」と呼ぶべき稀有なスタイルだと言えます。

実際の栽培においては極限まで収穫量を抑えることが重要であるとし、平均収量30-40hl/haほどという一般的なこの地域の収穫量(約60hl/ha)を大幅に下回る水準を実践しています。またその収量の制限に関しても、成長途上の果房を夏季に取り除く手法ではなく、よりリスクの高い冬の剪定や春の芽かきによって行うという哲学を実践しています。収穫は手摘みによって行い、非常に厳しい選果を経た上で、醸造されます。

繊細かつ濃密なカベルネ フランの気品

収穫の際にすでに選果されたブドウは全て除梗され、選果台においてさらに厳しい選果を行います。上質の房・果粒のみを用いることによって、青っぽさを感じさせることの無いカベルネ フランの純粋な魅力が得られます。発酵は主にステンレスタンク及びセメント槽にて行われ、プレスワインを一切加えずにブドウに付着している自然酵母の力によってのみ発酵させます。マセラシオン(醸し)は3040日と長期に及び、果皮と種子から良質でバランスのよい旨み成分を慎重に抽出します。補糖・補酸といった人為的な調整は行わず、新樽およびシャトー ラトゥールをはじめとしたボルドーの著名シャトー使用の上質な1年使用樽などで、2年から3年という長期間熟成されます。その熟成に使われるセラーは、圧巻の地下洞窟。完璧な温度と湿度でワインを育ててくれます。

樹齢の高い恵まれた樹から収穫量を抑えたブドウで造るワインは、極めて表情が豊かです。既存のカベルネ フランの概念を打ち砕くようなエレガントさや華やかさを秘めながら、長期の熟成に向いた強固な骨格もあります。クロ ルジャールのワインは、古典的で優雅なまさに「長期熟成ワイン」で、この「古き良きフランスワイン」を愛するファンが多いのもうなずけます。クロ ルジャールのもうひとつの魅力は、その絶対的な安定感にあります。いわゆるオフ ヴィンテージとであっても、その品質は揺るぐことなく、例えば2003年といった酷暑のヴィンテージであっても、味わいがぼける事もアルコール感が高すぎて焼けたニュアンスを感じる事も皆無です。この他を寄せ付けない安定感と品質の高さは、クロ ルジャールだけが到達できるひとつの極みと言えるでしょう。

 

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9月の月例ワイン会でテーマとしました「ダグノー」について、自然派ワインのインポーターとして信頼のおける野村ユニソンの資料を基に、ご紹介いたします。

Dagueneau / ダグノー

突然の訃報、大いなる遺産

ピュイ フュメのトップワイナリーであり、ロワール最上の生産者の一人にも数えられるディディエ ダグノー氏が急逝したのは2008年の9月。あまりに突然の訃報に多くの悲嘆と混乱の声を耳にしました。あの痛ましい事故の後も、ワイナリーとしてのディディエ ダグノーは、歩みを止めることなく挑戦を続けています。

現在は、ディディエの子息であるルイ=ベンジャマン ダグノーが多くのスタッフと共にワイン造りにあたっています。偉大なる父を持ったプレッシャーは計り知れないものですが、父の哲学でもあった「挑戦」と「不屈の闘志」を心に秘め、素晴らしいワインを生み出しています。

しかし、偉大なる父が残したのは、哲学や精神といったものだけではありませんでした。長年にわたって細部まで手入れをされてきた畑は、コンディションが非常に良く、ピュアなテロワールの表現を可能としています。その畑を管理しているのは、長年一緒に働いてきた経験豊富なスタッフ達で、その人数も通常のロワールのワイナリーでは抱えきれないのではと思うほどに豊富です。ひとつひとつの区画に専門のスタッフを配し、さらにはトラクターなどの農機具も区画ごとに多数・多種用意されています。畑のケアという観点においては、ここまで恵まれた環境自体が稀です。醸造所においてもプレス機や醸造槽、熟成用の樽など、ありとあらゆる設備・資材が最上のもので準備されています。

確かにディディエ ダグノーはロワールで最も成功した生産者です。一代でこれほどまでの名声を勝ち得た生産者は他に類を見ません。しかし、名声や成功に甘んじることなくワイン造りに打ち込んでいたことは、栽培や醸造をめぐる環境を見れば明らかです。彼はワイン造りで得た多くの財を再びワイン造りに投資していたのです。完璧とも言える設備や環境はそのままワインの品質を支え、ディディエ ダグノーのワインを更なる高みへと昇華させました。

「恐れることは何も無い、ただ魂をワインに込めるのみ。」

異端児とも言われる氏ですが、ただ実直にワイン造りに打ち込みたかっただけなのかもしれません。

父、ディディエ ダグノーが残した大いなる遺産は、残された者に希望と勇気を与えました。子息のルイ=ベンジャマン ダグノー氏が、ワインの熟成を見守ったヴィンテージや醸造を担ったヴィンテージをテイスティングすると、揺らぐことの無いディディエ ダグノーの味わいがそこにあります。ここまで軸がぶれないものなのかと驚きを隠せませんが、畑やワインに注がれた愛情の深さを知れば納得の仕上がりであるとも言えます。父から受け継いだ大いなる遺産は、素晴らしいワインを生み出すために必要なありとあらゆる哲学、環境、設備です。しっかりと大地に根ざしたディデエ ダグノーのワインは、揺らぐことなく感動を与えてくれます。

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7月の月例ワイン会でテーマとしました「フィリップ・パカレ」について、自然派ワインのインポーターとして信頼のおける野村ユニソンの資料を基に、3回に分けてご紹介しております。最終回は、主に醸造についてです。

 

自然と生命に最大限の敬意を抱くリアリスト

Philippe Pacalet / フィリップ パカレ

自然や生命から得られた恵みをフィリップ パカレは非常にシンプルな方法で醸造していきます。木製開放発酵槽にてブドウの果皮に付着する自然酵母による発酵を行い、伝統的なブルゴーニュの小樽にて熟成させます。セラーの中で最も重要な仕事としてフィリップ パカレがあげるのが、酸化と還元の波を繰り返す熟成中のワインと対話し、その状態にあわせて適切なタイミングで最小限の処置をすること。酸化を防ぎつつも澱とワインを撹拌させるために樽ごと転がす作業もそのひとつ。一見すると奇妙なこのような作業も、緻密で多彩な科学的知識とこれまでの数多くの経験を背景にロジカルに組み立てられており、ゆるぎのないフィリップ パカレらしいワインを生み出す重要なプロセスの一部となります。

彼の師であるジュール ショヴェも

「ただの非科学的な理論のように思えるだろうが、科学的なことを十分に理解した上でなくてはこのようなことには取り組むことができない。この理論は、自然科学に基づくものである。」

と語ったと言います。

常に考えることをやめないフィリップ パカレ。他のだれでもない彼だからこそ到達できる理想のブルゴーニュワインを求め、日々歩みを進めています。(インポーター:野村ユニソン資料より)

来る719日(水)開催の「ボナペティ主催月例ワイン会」で、マリアージュを考えたコース料理と共にお楽しみ頂けます。ご予約お待ちしております!

 

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