不便を楽しむ | ブルガダ症候群ICD夫とIgA腎症妻のバイク好き生活

ブルガダ症候群ICD夫とIgA腎症妻のバイク好き生活

突然の心室細動、ブルガダ症候群の診断。ICD植込み手術。
健康、家族、仕事、そしてバイク……病気と生活のバランスに悩みながら、良い感じに落ち着いてきました。
……と思ったら、今度は妻のIgA腎症が発覚。
まだまだ悩みは尽きません。

大雨の後のシルバーウィークは穏やかな天気で、過ごしやすかったですね。
残念ながら家族の予定が合わなくて、自宅で家事をしながらみんなの帰りを待つ毎日でした。
それでも、体と心のお休み期間としてとてもいい時間を過ごせました。

春からICD作動後の免停状態が続いていますので、一人で無計画にフラフラ出かけるという楽しみ方ができないですからね(^_^;)

田舎とはいえ、自宅から自転車で行ける範囲には、駅、スーパー、ホームセンター、ドラッグストア、コンビニ、役所関係、警察、個人病院等々があり、割と恵まれていますので、車が無いから引きこもっているという訳ではありません。
電車に乗れば、大学病院や、仙台などの大きな町にでることも比較的容易です。
大抵のことは、妻の送迎に頼ることなく、自力でなんとかできます。

とはいえ困ることもままありますが…
問題は、車で来ることを前提に郊外に作られている施設になります。
例えば、大型ショッピングモール、家電量販店、総合病院、運転免許センター、観光施設等々が該当します。
また、企業も駅前のオフィスビルではなく、丘の上の工業団地とかにあったりするので、人によっては通勤も課題になります。
路線バスは壊滅状態か、あっても朝夕の通勤通学時間帯に偏ったダイヤになっています。
最近は、不便な地方のバスであえて旅するテレビ番組がたくさんありますよね。
便利だったらあんなスタイルの番組作りはされません。

話がそれました・・・
それでも移動手段の選択肢は、いくつかあるので都度悩まされます。
1.思い切ってタクシー
2.待ち時間が数時間でも電車とバスを乗り継ぐ
3.待つより早いのでひたすら徒歩
4.誰かに送迎をお願いする
5.近くの施設ではなく、遠くでも公共交通機関で行ける施設にする

最近、通いなれた総合病院に行くのを諦めました。
健康診断で毎年通っていた病院でしたが、過去運転できない時期があった時は、3の手段で頑張ったのですが、5の方が実は楽という事に気付いたので。
距離的には4倍ほど遠くなるのですが、かかる時間は同等以下で、歩く距離は1/10以下で済んでしまいます。
車の時には単純に距離が近い方が早いと判断しがちですが、そうでない場合は、ちゃんと移動時間を考えないとダメなのですね。
こういった形で少しづつ生活圏も車のない生活に合わせて変化しています。

Door to Door移動・プライベート空間が確保されている車と違って、電車と徒歩の場合はダイヤ以外にも、天気予報をみて服と靴選びに悩んだり、電車に揺られている間の時間の過ごし方を考えたりと、考えを巡らせることが多くなります。
車だと考えなしに鍵と財布をもって家を飛び出していただけだったので、脳の劣化防止に役立っているかもしれません(笑)
こんな感じで不便は不便で「考えて対応する」という事を楽しみながら、病気と付き合っていっています。